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「aru」此処でしか味わえない繊細なフレンチは個性的な日本ワインと共に

2019/04/03

愛知県豊橋市の雑居ビル2階に2017年12月27日にオープンされて以来、早くも頭角を現し、東三河エリアを代表する人気店へと成長されるフランス料理店「aru(アル)」へ!

場所はJR豊橋駅から徒歩5分圏内となり、オリーブの木と裸電球が灯す柔らかな光の下に掲げられたシンプルな真鍮のサインが目印で、この日はミモザとアザミも出迎えてくださいました!

ゆったりとしたアプローチの先には、このお店のテーマカラーとなるスモーキーブルーの木製扉が優しく出迎えてくれます!

店内のデザイン設計は、豊川を中心に活躍される一級建築士の「HAAG DESIGN + Haag Cafe ハーグデザイン+ハーグカフェ」がシェフのこだわりを取り入れ手掛けられており、シンプルさの中に柔らかな空気が流れる居心地の良い空間を醸し出しています。フロアの様子が伺えるキッチンを右手に配し、ゆったりと14席~18席ほどの席数を用意!

 

 

こちらは、料理の基礎を大阪のビストロ「アヴォロンテ(’Avolonte)」の川田祐志シェフから学び、さらに、パリの3つ星「アストランス(l’Astrance)」で修行後に独立され最短でミシュラン1つ星を獲得した人気店「Sola」の吉武 広樹 (Hiroki Yoshitake)シェフと、同じく「アストランス(Astrance)」出身でミシュラン1つ星となる仙台の「ナクレ(nacrée)」の緒方稔シェフの御2人から素材の活かし方を多く学ばれ、大阪の「レストランエテルニテ(Eternite)」ではサービス兼Sommelierとして経験を積まれた鈴木 琢 (Takumi Suzuki)シェフが32歳という若さで、Sommelierの奥様である鈴木 彩 (Aya Suzuki)さんと二人三脚で独立したお店です!

 

20代後半にパリでの修行時代に見つけたお気入りのレストランのような雰囲気を出したくて、古材を用いた円卓は外せないアイテムだったと話す鈴木シェフ。そんなシェフの想いを叶えたのは、愛知県設楽町の工房「木と革 aoyama」の職人である青山 和志 (Kazushi Aoyama)さんの手仕事で、敢えて古材を繋ぎ合わせ造り上げた味のある円卓には「肩肘張らずに食事を楽しんでいただきたい」というシェフの温かい想いが詰まっており、気取らずに会話を弾ませながら心から食の楽しさを知ることができるのです!

こちらではランチ、ディナー共におまかせとなり、ランチで6皿前後の3,400円と8皿前後の6,800円となり、ディナーで8皿前後の6,800円と10皿前後の8,800円とそれぞれに2つずつのコースを用意されており、シェフ自らの目で信頼を置く生産者たちの顔が見える食材を活かして、此処でしか味わえない東三河ならではの料理を提供されています!

先日、我が家で開催している陶芸展に遥々足を運んでくれた御2人。その時に「実際に器を使ってみたいです!」と嬉しいお言葉を頂き、この日はLade Gourmet & Hotel Web Magazine企画の『器と旅するシリーズ』として、企画第一弾で登場した陶芸家の「釋永 岳 (Gaku Shakunaga)」の無駄を削ぎ落としたシンプルなデザインを誇るシャープな器と、企画第二弾で参加して頂いた下尾 和彦 (Kazuhiko Shimoo)さん&下尾 さおり (Saori Shimoo)さん御夫婦のユニット作家「Shimoo Design」の「日本の美」を象徴し、合理的且つ美しさを忘れない木製器を持参し「aru」とのコラボを特別にして頂きます!

店内のウォークインセラーには、日本ワインを中心におよそ700本ものワインが置かれ、今まで御2人で少しずつ収集してきた秘蔵っ子たちが並びます。近年注目を浴びる日本ワインを料理に合わせて楽しむことができるのも、このお店ならでは!

ホールを担当されるSommelierの彩さんにコースに合わせたワインのペアリングをおまかせすると良いでしょう!

先ずは、Champagneの「テタンジェ ブリュット レゼルヴ(Taittinger Brut Reserve)」にて乾杯!

1皿目「トマトとローズマリーと自家製リコッタチーズのタルト」×「Shimoo Design 浮様 リム皿 280」

玄米の上に添えたフィンガーフードからスタート!一口で頬張れば、フレッシュで糖度の高い豊川のミニトマトのジューシィーな甘味が広がり、そこに滑らかで口溶け良く優しい味わいの自家製リコッタチーズ、彩りに春菊の花、そして風味豊かなローズマリーのパウダーを纏い、薄く仕上げたタルトとのサクサクとした軽さが相まり、思わず笑みが溢れてしまう一口!

「ギー・アリオン ドメーヌ・デュ・オー・ペロン トゥーレーヌ・シュノンソー ブラン(Guy Allion Dom. du Haut Perron Touraine Chenonceaux Blanc)」
フランスのロワール渓谷の畔にあるワイナリーが造り出すソーヴィニヨン・ブランは、香り豊かなフルーツ香やハーブ香が広がり、凝縮されたミネラル感を楽しめる味わいは華やかさがあります!
春を感じるフレッシュなアスパラガスに合わせて!

2皿目「グリーンアスパラガスとスナップエンドウ」×「釋永岳 áge 新作 Φ30」、「釋永岳 大工カット Φ30」

春の新緑を感じさせる色目鮮やかなグリーン × グリーンの仕上がり!
生でも食べられる無農薬のグリーンアスパラガスは大変希少で、10秒ほど茹でるだけに留め食感を大切にし、朝採れのスナップエンドウのソースは作りたてで、泡立ち良くきめ細やくな軽いソースに仕上がっていますが、スナップエンドウの濃さと甘味をダイレクトに味わえます!

アクセントとして三州豚のベーコンと自家製リコッタチーズを添えて!
ベーコンの塩気が入ることでスナップエンドウの甘味がよりふくよかに感じられる一皿!

仲村わいん工房 手造りわいん さちこ(SACHIKO)」
「がんこおやじの手造りわいん」で名を馳せる「仲村わいん工房」が生み出す大阪のワイン!
奥様である佐知子さんの名前を冠したワインの品種は、甲州、デラウェア、リースリングのブレンドで、口当たり爽やかで瑞々しく、穏やかで柔らかくフルーティーなトロピカルニュアンスが楽しめる一杯!

3皿目「炭焼きグリーンアスパラガスと平貝」×「Shimoo Design 浮様 丸皿 280」、「釋永岳 gen 台皿 Φ30」

炭焼きのパワーで甘味を凝縮させたグリーンアスパラガスには、美しいボリジの花やハーブを添えて!
先程のボイルしたグリーンアスパラガスとはまた違った生産者のもので、さらに極太と立派な顔立ち!
産地が異なり、調理法が変わることで同じアスパラガスでも楽しみ方が幾通りもあると教えていただけます!
炭火上で転がしながら炙られたアスパラガスは、香ばしさと瑞々しさが溢れんばかりの味わいで、粒状に添えたレモンのジュレソースの爽やかな口当たりと見事なマッチング!
オープン当初から炭火用の器具は用意していたものの、全てを独りで調理することの大変さに導入を悩まれていた鈴木シェフ。しかし、やはり炭火の力に勝るものはありません!
目の離せない炭火を導入することで今まで以上に手は掛かるでしょうが、料理の幅は確実に広がることでしょう!
バターの香りを纏った平貝のコクのある甘味と食感が癖になり、セルバチコとディルの香りが余韻を楽しませてくれます!
シンプルな料理ほど奥が深く、そのシェフの腕を存分に堪能できます!

いつもは真っ白な器でこの料理を提供されているようですが「Shimoo Design」の木目が浮き立つ浮様シリーズとの自然が織りなす優しい風合いがとても魅力的で古材を用いたテーブルともマッチング!

また、鈴木シェフとしてはあまり馴染みのない黒い器とのことでしたが「釋永岳」の他に類を見ない漆黒に盛り付けることで、いつもの一皿が生まれ変わり、その印象の違いを大いに楽しんでいただけたようです!

城戸ワイナリー オータムカラーズ コンコード 2017」
長野の「城戸ワイナリー」。ベリー系の優しい甘みとプラムの甘酸っぱさ楽しめ、濃厚且つフレッシュなグレープジュースのような味わいを冷やして提供!お次のフォアグラと共に楽しみます!

4皿目「とちおとめとフォアグラ」×「釋永岳 mars himawari Φ25」×「釋永岳 リバーシブルシャーレ Φ25」

朝採れのフレッシュなとちおとめの酸味とフランス産フォアグラのとろける甘さに、甘酸っぱい苺の自家製ヴィネガーを合わせた一品は、愛らしい金魚草の彩りを添えて!フォアグラは苦手と言う方にも是非お勧めしたい一皿です!

鈴木シェフの料理は、フレンチの技法を用いてはおりますが、中年層~年配層が好む旨味のある優しい味わい、言うなれば和食のような馴染みやすさと食べやすさがあり、わたし達の食の好みにピッタリです!

「バゲット」
パンは、豊橋の「ブーランジュリーヨシオカ」のバゲットを我が家も大好きな豊橋の陶芸家「鈴木 史子 (Fumiko Suzuki)」さんの作品に添えて!

ココ・ファーム・ワイナリー Coco Farm & Winery 甲州F.O.S」
可能な限り葡萄から香りと成分を抽出し、赤ワインをつくるように皮と共に発酵させたオレンジワインは、深みのある琥珀色と複雑味を帯びた味わいで、他にないテイストを楽しませてくれます!
白ワインでありながら白ワインには醸し出せない深みのあるオレンジワインとサクラマスを合わせて!

5皿目「サクラマス 白菜菜花 新玉葱のコンソメスープ」×「釋永岳 mars himawari Φ25」、「釋永岳 mars 平皿 Φ25」

桜の開花時期に楽しめるまさに今が旬の北海道のサクラマスは強火でサッと火入れし、湯がいた白菜菜花を合わせ、白菜菜花と聖護院菜花の大小異なる黄花を浮かべ、新玉葱が美味しいこの時期限定の澄んだコンソメスープと共に!
上質な脂があっさりと堪能できるサクラマスの美味しさはもちろんのこと、菜花の染み入るような旨味が際立ち心を奪われます!もはや野菜もメイン食材のよう!豊かな大地に広がる菜花畑のようで、春の風を心地良く感じる一皿!

そして「釋永岳」の火星をイメージしたmarsとの相性も良く、鈴木シェフが一番最初に「お気に入り」認定してくれた器でもあるので、今回コラボしていただけて本当に良かったです!

ファンキーシャトー ピノノワール(Funky Château Pinot Noir)」
長野の子檀嶺岳の山懐に佇む「ファンキーシャトー」のピノ・ノワールは、ベリー系の果実味とスパイシーな野性味の妖艶な味わいが楽しめ、パワフルで癖の強さが面白いワインを肉料理の花悠豚と合わせて!

6皿目「春野菜 花悠豚のロースト」×「釋永岳 áge Φ33」、「釋永岳 gen シャーレ Φ28」

桜色に染まり、きめ細やかな千葉県産ブランドの麦豚となる花悠豚(KASHU)は高温のオーブンで3時間ほどじっくりと手間暇を掛けて出し入れを幾度も繰り返すことで、中はしっとりもっちりと仕上がり、最後に炭火で炙ることで香ばしさを増し、コクのある旨味と共に脂までもあっさりといただる一品!

一見、淡い桜色をした火入れ状態を見ると「低温調理」と錯覚しやすいのですが、この「高温ロースト」は鈴木シェフならではのこだわりの火入れ!炭火で炙ったスイスチャードやスティックセニョール、フレッシュアスパラガス、スナップエンドウ、ラディッシュにエシャレットのピクルス、イタリアンパセリの新芽やアリッサムとディルの花を添えて!

何度もladeの記事や雑誌等で見掛けたという「釋永岳」のágeですが、実際に手にし用いることで想像以上の出会いと喜んでくださり嬉しい限りです!

7皿目「苺」×「釋永岳 mars bowl Φ10」、「釋永岳 gen bowl Φ11」

バニラアイスに冷たいミルクパウダーをたっぷりと纏わせ、とちおとめのフレッシュな苺と発酵苺、さらに発酵苺のスープ、ブランマンジェを忍ばせて楽しむ春のデザートは撫子の花を添えて!
小粒サイズのフレッシュなとちおとめが好きで、敢えてこのサイズ感のものを仕入れているとのこと。フレッシュな食感と発酵させた凝縮感のある両者の味の違いを楽しめるのも嬉しいです!

「エスプレッソコーヒー」と「サブレ」
豊橋の「Apollo Coffee Works(アポロコーヒーワークス)」の香り高いエスプレッソと小菓子のサクサクサブレを楽しみながら、手の空いた鈴木シェフと彩さんと一緒に緩やかな午後のひとときを感じながらの歓談タイム!

「地のものを大切にしたい」と願う鈴木シェフは、用いる食材や器は極力近郊の生産者を採用されているのですが、今回は特別にわたし達が応援している富山作家を用いてくださり、今までにあまり用いたことのない黒の器や木の器と実際にコラボしてみると新たな境地が切り開けたようで、とても刺激をいただきました!と嬉しそうに話してくださいました!

春の陽だまりの暖かさのようなほのぼのとした鈴木夫妻が営む「aru」は、わたし達のお気に入りのお店となります!皆様も是非足を運んでみてください!

Restaurant aru(アル)
住所:愛知県豊橋市広小路2-28 吉田ビル2F
TEL:0532-54-5518
営業時間:ランチ12:00~13:00(L.O)、ディナー18:00~20:00(L.O)
定休日:日曜日、不定休
http://aru-restaurant.jp/


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