「池照御夫妻をお招きし出張シェフのフルコースを堪能するクリスマスパーティー」

本格的な寒さがやって来た12月のとある日の夜。我が家に友人御夫妻をお招きし、出張シェフに腕を振舞ってもらいながら、イタリアンのフルコースディナーを堪能する一足早いクリスマスパーティーを開催!

ダイニングのアンティークライティングビューローの上には、今年、やっとの想いで手に入れた念願の「Shimoo Design」のとんがりサンタ(コッパー)と、松ぼっくりツリーを飾り、さり気なくクリスマスを演出。

この日のテーブルコーディネートは、ウェルカムプレートはドイツの「Rosenthal(ローゼンタール)」。松ぼっくりのリースに西洋南瓜とウッドスタンドのキャンドルをあしらい、ブラウンを基調にセッティング!

この日、鎌倉より足を運んでくれた池照直樹さんと佳代さん御夫妻とは、縁あって「鎌倉古今」のオーナー支配人:松宮大輔さんより御紹介いただいたことをキッカケにお付き合いさせていただいております♪

池照直樹
群馬県生まれ。92年、上智大学理工学部卒業。
日本コカ・コーラ、日本オラクル、ミスミを経て、2006年に起業。
さらに米国マイクロソフト、エノテカ執行役員、ゆこゆこホールディングス代表取締役社長・執行役員を務め、
2016年より顧問としてカインズのデジタル戦略を推進。
2019年7月より、同社デジタル戦略本部の本部長を務める。
(プロフィール:となりのカインズさん より)

池照佳代
高校卒業後に米国でTESL(Teaching English as a Second Language)を学び、帰国。
英会話学校での講師・学校運営を経験したのち、1992年マスターフーズ(現マースジャパン)に人事職で入社。
その後、フォードジャパン、アディダスジャパン、ファイザー、日本ポールにて一貫して人事を担当。
2006年、法政大学経営大学院にて経営学修士(MBA)取得。
同年、子育てと仕事の両立を目指し株式会社アイズプラスを設立。
組織向けにコンサルティングを提供する中でEQ(感情知性)の重要性に気づき、
以降、制度設計、人材・組織開発、キャリアデザインなどにEQを取り入れたプログラムを独自に構築し提供している。
著書に『感情マネジメント−自分とチームの「気持ち」を知り最高の成果を生みだす』(ダイヤモンド社)。
(プロフィール:株式会社インタラクションプロ より)

今回のテーブルコーディネートの中には、ところどころに「カインズ(CAINZ)」の商品を織り交ぜてコーディーネートしたことをお伝えすると、池照さんの奥様:佳代さんが「あ!これカインズに売ってる!」と素早く反応してくださいました(笑)キャンドルを添えたウッドスタンドは、インテリア工作に使える「焼桐円柱」を高さ違いで購入し代用!まるで最初からキャンドルスタンドであったかのようなナチュラルさで、違和感知らず(笑)

カトラリーレストに使用したのは、室内壁の装飾用のDIYに使える「かるかるブリック(軽量レンガ)」を代用!「Cutipol(クチポール)」のカトラリーのブラウンに合わせて、濃い色合いをチョイスしましたが、軽くて、洗える軽量レンガのため、とても使いやすかったです!カインズ商品を本来の用途とは違う使い方もできるというアイディアを面白がってくださり、一発目のサプライズは大成功です!

Champagne「Jacques Lassaigne × Kisui Nakazawa

Champagne「Jacques Lassaigne × Kisui Nakazawa」にて乾杯!モングーのモンラッシェと呼ばれる「ジャック・ラセーニュ」が収穫年の個性を最高の形で表現した究極のシャンパーニュ「レゼルヴ・エクストラ・ブリュット」。樹齢50年の畑を含む2015年をベースに2010年からのリザーヴワインを使用。モングーのシャルドネらしいピュアな酸と豊かなミネラル感、熟度の高いエキゾチックなフルーツのアロマ、シルクのような泡立ちが特徴的なブラン・ド・ブラン。ステンレスタンクにて発酵熟成し、ドザージュゼロの繊細さが和にも洋にも合う厳かなシャンパーニュです!

今回の出張シェフは、付き合いが長く信頼のおけるイタリアンシェフ山田芳国(Yoshikuni Yamada)。県内の有名なイタリアンレストランやフレンチレストランでの修行を活かし、自由なスタイルで活動をしているため、この日の提案も快く受けてくれました!

この日は、池照さん御夫妻の御子息:池照貫吾くんがプロのウインドサーフィンをされており、一般社団法人日本ウインドサーフィン協会(JWA)が主催する「TSUKASA浜名湖フリースタイル選手権2022(JWA JAPAN TOUR 2022-23 FREESTYLE 第4戦)」に出場されていたため、審査&応援に来浜。

この日のために用意してもらったメニュー構成は、サプライズを含む全8種のフルコースでオーダー!

「バーニャカウダ」

色とりどりに添えられた野菜は、浜松の「ファーマーズマーケット」や袋井の「とれたて倶楽部」と地場の旬野菜を用いた「バーニャカウダ」からスタート!少しソテーした香ばしい温野菜の甘みや、シャキシャキとフレッシュ感のある生野菜を用意し、それぞれがソースと合わせた時にメリハリを感じるバーニャカウダに。クラシカルでシンプルなソースにすることで、野菜本来の旨味をより引き立てるように工夫されています。

一品一品を作り盛り込みながら、サーヴまでもしてくれるという、贅沢な時間。コロナ禍で出張シェフの需要が高まったようですが、我が家も愛犬のショコラを飼い始めてからは夜の外食がめっきり無くなり、出張シェフの存在はとても助かります!

「玉ねぎのフォカッチャとチャバッタ」
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器「Shimoo Design 浮様 パン皿

私のリクエストで数年ぶりに焼いてくれたという芳国くんのフォカッチャが登場です!パンはイタリア産と北海道産の小麦粉を使い「玉ねぎのフォカッチャとチャバッタ」の2種を提供。フワッと厚みのあるフォカッチャはソテーした玉ねぎの香りと甘みが広がります!

お次の一皿は、真っ赤なクリスマスカラーの器を用いて、白子の登場です!

「北海道産真鱈白子のムニエル」

ジャガイモのガレットとワサビ菜のサラダを添えた「北海道産真鱈白子のムニエル」。ソースは、柚子のブールブランとなり、ジャガイモとバター、白子と濃厚な組み合わせを柚子の爽やかな香りと酸味で引き立て、ワサビ菜のピリッとした辛味が全体を引き締めてくれています!クリスマスカラーを散りばめた華やかな一皿です!

「シャトー・ムクラニ レゼルヴ・ロワイヤル・ホワイト 2013
(Chateau Mukhrani Reserve Royale White)」

8000年の歴史を持つワイン発祥の国、ヨーロピアンスタイルのジョージアワインの白を用意。ジョージア原産の白ブドウ品種:ゴルリ・ムツヴァネ。ジョージアの主要品種として知られる「ムツヴァネ・カフリ」とは異なる中央部カルトゥリ地方原産の希少品種「ゴルリ(都市名)・ムツヴァネ(緑の)」。フローラルなアロマの中にライムや蜂蜜のニュアンスが感じられ、洋梨や樽熟成による香り、樽のニュアンスが溶け込んだしなやかでリッチな味わいが楽しめます!

「天使の海老と自家製リコッタチーズを詰めたラビオリ」
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器「釋永岳 MARS HIMAWARI

御前崎産伊勢海老のミキュイを添えた「天使の海老のラビオリ」。優しい味わいの天使の海老のアメリケーヌソースに生姜風味のムースがアクセントに。天使の海老で作るアメリケーヌは、オマールのような力強さはありませんが、甘海老の様な甘味が楽しめ、丸みのある柔らかなソースに仕上がります。しつこくなり過ぎないないように生姜風味のミルク泡が良いお仕事をしており、中の餡に感じるディルのおかげで後味も爽やかに!

2種目のパスタは「The surprise!!」

料理が趣味で、18歳から作っているという「ボンゴレビアンコ」が得意料理とされる池照さんへ贈る「ボンゴレビアンコ」!お二人の喜びに満ちた満面の笑みが最高の証です!

「御前崎産ハマグリと菜の花で作るボンゴレ」
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器「釋永岳 gen 平鉢

池照さんへ捧ぐ「ボンゴレ」は、小さな浅利よりも豪快に蛤で!パスタを茹でる湯は昆布で出汁を引き、昆布の旨味を存分にパスタへ移し、より蛤の旨味が引き立つように仕上げられています。菜の花のほろ苦さも、出汁の利いた蛤に見事マッチング!

「浜名湖産牡蠣と御前崎産カサゴのソテーのクラムチャウダー」
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器「釋永岳 áge鉄鉢

浜名湖産の浅利とカサゴのアラでフュメをとり、玉ねぎ、セロリ、じゃがいも、下仁田ネギの緑の部分、にんにくをソテーし香り付けにタイム、生クリームと合わせて仕上げたスープは心地良い爽やかさを感じるクラムチャウダー!牡蠣とカサゴをソテーする事で香ばしさを加えて単調になりがちなスープにメリハリをプラスし、シェフ自家製ジェノヴェーゼオイルを回し掛け、アクセントに!実は、池照さんの得意料理の中には、シアトルで覚えたクラムチャウダーがあったことから、一癖も二癖も感じるスペシャルなクラムチャウダーに仕上げていただきました!

SUBRINA ACT2 2016(サブリナ)

水深15mの南伊豆の海底で熟成させるワインとして贈り物に喜ばれる「SUBRINA(サブリナ)」。海に精通する池照さん御夫妻にぴったりな贈り物!南アフリカの美しい自然に育まれ生まれた「サブリナ」は、紺碧の雄大な伊豆の海底で波に揺られながら穏やかに熟成させた南アのシラー。海底熟成効果でフレッシュながら丸みのある味わいが特徴のエレガントな赤ワイン!

メインディッシュは、冬に楽しむジビエ祭り!

「宮城県登米産天然真鴨のロースト」
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器「Shimoo Design 浮様 丸皿

価格は高騰していたものの天然真鴨が入荷でき、砂肝はコンフィで、ハツとレバーはソテーに仕上げ、その鴨ガラでフォンをとり、蕪と下仁田ネギを煮、ゆり根もフォンで伸ばしてピューレに。ソースはフォンを煮詰めて栄醤油と袋井産の麹で作ったシェフ自家製の醤油麹を合わせて、最後に山椒をガリガリッと振り仕上げています。真鴨の肉力が強いため、全体的シンプルに油分は控えめにし和のテイストでまとめ、次のメインとなる鹿の皿とは対比的な仕上げを目論んでいると伺いました!

「北海道白糖産天然蝦夷鹿のフィレのロースト」
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器「釋永岳 áge 大皿

この日のために6kgにも渡る骨を仕入れてフォンをとり、イタリア産の甘口のマルサラワインで作った甘めのソースを主体に仕上げた「天然蝦夷鹿フィレのロースト」!付け合わせには、安納芋を厚めのシェフ自家製の干し芋にすることで、ねっとりと濃厚に仕上げ、甘味のあるビーツのピューレで鹿に寄り添うようにまとめてています。小振りながらに存在感を露わにするほどの味の濃い無農薬人参とほうれん草に、味・香り共に濃厚な浜松産の舞茸を添え、土の香りや野生の力強さを表現されており、噛み締める毎に滋味深く奥行きのある味わいが楽しめます!

「御前崎産産の伊勢海老の味噌汁」
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器「釋永岳 gen 小鉢

昆布と香ばしく焼いた伊勢海老の殻で出汁をとり、シェフ自家製の味噌を合わせた味噌汁で、〆に海の幸でほっこりとしていただこうと考案してくれた一皿は、身体の芯から温まり、胃に染み渡る優しさを感じます!

mimosa chocolaterie(ミモザ・ショコラトリー)ボンボンショコラ
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まめやかふぇ(ボンジャルジン農園)

大人気のチョコレート専門店「ミモザショコラトリー(mimosa chocolaterie)」の「ボンボンショコラ」は、「トレビューラム」、三ヶ日みかんをホワイトチョコと合わせてマダガスカルバニラの香りを添えた「みかんとバニラ」、「ブランデーシナモン」、ビターなチョコレート「サンタンデール」、「アルトビター」、ミルクチョコにラム酒の香りを忍ばせた「マロングラッセ」の6種類。そちらに、袋井の自家焙煎珈琲豆専門店「まめやかふぇ」の提携ブラジルの農園で、世界的にも評価を得ている「ボンジャルジン農園」のナッツやハチミツのフレーバーが感じられるマイルドなコーヒーを合わせて!

世界中を巡り、様々な体験のもとに生まれる自由な発想と大いなる好奇心を持たれ、自身に正直に自由に生きる池照御夫妻。奥様の佳代さんが私たちも縁のある台湾御出身ということもあり、ひょんなことから出逢えたご縁には不思議な力が働くほどに繋がりを広げた夜。芳国シェフが誘う至極のフルコースディナーから始まり、家具やデザインの話、人間力についてなど、奥の深い話は尽きず瞬く間に過ぎていき、とても学びの多いひとときを過ごすことが出来ました!池照さん、佳代さん、楽しい時間を有難う御座いました!

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