浜松「おうちで花見パーティー!イタリアンの出張シェフでおもてなし料理」

毎年開花を楽しみにしている佐鳴湖の桜。今年は例年より少し早い開花の知らせがあり、3月末の今がまさに満開を迎え、湖畔に訪れる多くの花見客を楽しませている今日この頃。

そんな折、大阪より来客があったため、またまた出張シェフ・山田芳国くんを呼んでおもてなしディナーと参りましょう。我が家でも春の訪れを少しでも感じていただこうと家中の生花を入れ替え、テーブルには桜やピンク色のガーベラをアレンジしてお花見コーディネート!

フランス・シャンパーニュ
「ヴーヴ・オリヴィエ・エ・フィス カルト・ドール・ブリュット
(Veuve Olivier & Fils Carte d’Or Brut)」

白桃・蜜たっぷりの林檎・様々な柑橘類が香るアロマに、砂糖漬けのジンジャーを想わせる香りのアクセント。最初のタッチで酸がフレッシュに立ち上がり、ジューシィで柔らかくしなやかな飲み心地がゆったりと展開し、癒し系の和らぎシャンパーニュとな理、おもてなしの乾杯に最適!

今回も担当してくれる出張シェフの山田芳国くんには、「大阪と浜松を繋ぎぐおもてなし料理」とコンセプトをお伝えし、浜松の食材を用いながらも、大阪のスピリットをプラスして嗜好を凝らしていただきました!

「静岡牛ミスジのタタキとローストした地野菜のサラダ仕立て」

浜松に来たら連れていきたいレストランNo.1と謳われる「炭焼きさわやか」のハンバーグをオマージュし、静岡牛のミスジの部分をタタキに仕上げ、軽くソテーし食感を楽しめる地野菜と共に爽やかなオニオンソースと合わせていただくサラダ仕立て。香ばしく仕上げたレア気味のミスジとオニオンのソース、旨味豊かな新鮮な野菜たちの香りと食感で、食欲を湧き立てる一皿です!

南アフリカ「ブシャール・フィンレーソン サン・バリック シャルドネ 2018
Bouchard Finlayson Sans Barrique Chardonnay」

「ブシャール」とはその名の通り、ブルゴーニュで著名なブシャール・エイネ。当主のポール・ブシャール氏と南ア屈指の醸造家ピーター・フィンレーソン氏と のジョイントベンチャーとして、1989年にその活動を開始。現在でも常に技術的な情報交換を行っており、比較的肉付きのよい印象の南アにしては珍 しくブルゴーニュに似た上品な酸味を伴う洗練された味わいに仕上がっており、その品質の高さから「ブシャール・フィンレーソン」は南ア最高クラスの優良ワイナリーとして広く知られています。この「サン・バリック シャルドネ」は、シャルドネを使用したキュヴェは、通常フレンチオークの樽で熟成させますが、このキュヴェは、樽を使わないことで、キレの良い、クリーンなワインに仕上がっており、レモンの質感でフレッシュなスタイル。鮮やかな洋ナシ、キンシュ、オレンジの花のテイストです。口に含むと、クリーミーな質感が全体に広がって素晴らしい調和を示すシャルドネです!

お次は、浜松ならではのB級グルメ「遠州焼き」をオマージュした一皿!

遠州焼きとは、遠州地方、主に浜松市近郊で焼かれる昔ながらのお好み焼きを「遠州焼き」と呼んでおり、浜松で親しまれるB級グルメ。その大きな特徴としては「たくあん」が入っていることが一番で、形状も他のお好み焼きとは違い長方形であるものが多いという。今回はその「遠州焼き」をワインに合うように洋風にアレンジしてもらいました!粉もん王国として本場の大阪の方に「遠州焼き」を知ってもらいましょう!

「福田産しらすの遠州焼きで巻いた生ハムとホワイトアスパラ、由比産桜海老のソース」

福田産しらすをたっぷりと用いた遠州焼きに、スパイン産生ハムとホワイトアスパラガスを巻いて中に忍ばせ、由比産桜海老を用いた香り良いソースでいただきます!生地はお好み焼き感が強いですが、生ハムの塩気やソースの香ばしさで見事に洋風にアレンジされており「遠州焼き」とは思えない仕上がり!

「小メロンのピクルス」

袋井出身のシェフらしい一品。袋井といえば「クラウンメロン」。そのクラウンメロンで摘果した小メロンをタイムを効かせた酸味が爽やかなピクルスに!箸休めにピッタリです!

「浜名湖産青海苔と帆立の明石焼き、浜名湖産浅利のスープ仕立て」

「たこ焼きを洋風にアレンジしてほしい」という無茶振りを見事に再現してくれました!明石焼きをオマージュし、浜名湖産青海苔を生地にたっぷりと混ぜ合わせ、中にはタコではなく帆立を忍ばせた出汁たっぷりのたこ焼きを焼き、浜名湖産浅利の出汁からとったスープでいただく明石焼き。青海苔の磯の香りが立ち込め、帆立の旨味と浅利の出汁が調和した明石焼きはパプリカや菜の花で色味も美しく春の装いに!

南アフリカ「グラハムベック ブリュット(Graham Beck Brut)」

赤ワインへ到達するには少し早いペースでシャンパーニュと白ワインが空いてしまったので、チェイサー代わりに南アフリカのスパークリングワインをさしましょう。こちら「グラハムベック」はオバマ大統領、マンデラ大統領が大統領就任時に飲んだ究極のスパークリングワインで評判良くワインとしての評価も高い人気のスパークリングワインです!

「浜名湖産牡蠣とわらびのスパゲッティ」

浜名湖産牡蠣と春の芽吹きを感じさせるわらびのスパゲッティ。牡蠣のぷりぷり食感とクリーミィーさにミネラル感がたっぷりと楽しめるのも浜名湖の恵みあってこそ!

「シリタ カベルネソーヴィニヨン 2004
(Sirita Cabernet Sauvignon Napa Valley)」

熟成香溢れる希少なナパヴァレーのバックヴィンテージ。力強い果実味と熟成による落ち着きが見られ、ブラックベリーやダークチェリー、カカオにタバコの葉やマッシュルームなどが加わり魅惑的なアロマ。口に含むとタンニンはビロードのように滑らかで凝縮した果実に旨味、程良いオークのニュアンスが加わり複雑な風味が広がります。果実味と熟成感のバランス良い至高の逸品となり、メイン料理の鰻と子羊との相性も抜群です!

「浜名湖産鰻とタラの芽の焼きチーズリゾット
赤ワインとバルサミコのソース、ゴボウとタラの芽のフリット」

浜松といえば「鰻」も名産品の一つ。今回は、チーズリゾットの濃厚な香りに合わせて、赤ワインとバルサミコ酢のふくよかなソースと一緒に絡めた鰻をいただきます。ゴボウとタラの芽のフリットを添えて!

「NZ産仔羊のお茶のパン粉焼、舞茸とほうれん草のソテー
安納芋、赤ワインとマスタードのソース」

静岡らしく「緑茶」を使ったメイン料理は、ニュージランド産仔羊を緑茶の茶葉とパン粉を煎って香ばしく仕上げて纏わせ仕上げる一品。仔羊の芳醇な香りと緑茶の爽やかな香りが相まって、香り豊かな舞茸と味の濃いほうれん草、甘味と滑らかな舌触りが堪らない安納芋も仔羊に良く合います。赤ワインのマスタードの深みのあるソースで楽しみます!

「低糖質ティラミス」
まめやかふぇ「ゴールデンマンデリン(インドネシア産)」

神楽坂にて低糖質料理を専門にされている石渡洋平さんから、以前差し入れていただいた「低糖質ティラミス」をコースの最後に提供。罪悪感ゼロの“低糖質スイーツ”ということで、砂糖不使用で「ラカント」を使用した「低糖質ティラミス」となります。「ラカント」とは羅漢果という植物から作る人工甘味料で、糖質制限のスイーツ作りに砂糖の代わりによく使用されており、血糖値を上げることがないヘルシーな甘味料です。甘み優しいティラミスはあっさりとしており、フルコースを食べた後でもペロリと平らげることができました。ティラミスに合わせて袋井の自家焙煎珈琲豆屋「まめやかふぇ」の熟成でふくよかな上品さが味わえるインドネシア産の「完熟珈琲ゴールデンマンデリン」と共に。我が家で美味しいワインと料理を囲みながら、ゆったりと過ごしていただく時間をお気に召して頂けたようで何よりです!次回は、大阪うまいもん巡りに是非お付き合いくださいませ♪

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