浜松・イタリアン「ビストランテ ウニコ」完全個室!一日三組限定のプライベートレストラン

浜松は鴨江にある完全個室のレストラン「Bistorante Unico(ビストランテ ウニコ)」にて気軽なランチコース。こちらの場所は鴨江と言っても、根上り松近くの住宅街に隠れ家のようにひっそりと佇むイタリアンレストランとなります。

元々スナックであった場所なため、手を掛けていない外観は昭和の雰囲気漂う小さなレストランですが、店内はシンプルながらにモダンにリノベーションされており、モノトーンの色調で落ち着いた空間となります。席数は6名様まで利用可能となる、一室のみの完全個室で、貸切のプライベートレストランとなります。昼は二部制で、①11:00〜13:00、②13:30〜15:30となり、夜は17:30〜の一部制で、一日三組限定となります。前回、ladeでご紹介した際には「ケータリング出張シェフ」として、我が家で利用させてもらったレストランです。

Bistorante Unico(ビストランテ ウニコ)オーナーシェフ
Lucas Tanaka(ルカス 田中)

浜松出身で東海調理製菓専門学校2年卒業後、東京丸の内ビルの「ANTICA OSTERIA DEL PONTE(アンティカ オステリア デル ポンテ)」にてウェイターとして1年修行し、赤坂の「La scogliera(ラ スコリエーラ)」では、ウェイターと料理人として3年半ほど在籍。一旦、浜松に帰省し、渡伊の準備期間の為に飲食店などで1年間アルバイトを経験。コロナの影響でイタリアへ行けなくなったことを機に、2020年10月に1年間限定でケータリングを主とした「Bistorante Unico(ビストランテ ウニコ)」を開業。しかしながら、その1年でコロナの終息が見えない事から、同店を改装し、1テーブルのみの完全個室レストランとケータリングの店に変更させ現在に至る。

リニューアルした際に、店内のモノトーンの質感にマッチするように友人にオーダーされたインクアート。抽象的で雰囲気のあるインクアートは、背景に溶け込みやすくモダンな雰囲気を醸し出しています。

モノトーンで仕上げられた海のパネルアートも白い壁に良く映え、店内の雰囲気にマッチング。

ランチメニューは、5皿コース¥5,500、6皿コース¥8,800、8皿コース¥13,200の3コースを用意。この日は気軽にいただける「前菜/パスタ/パスタ2/メイン/デザート(5皿)」¥5,500をそれぞれにオーダー。完全個室ということもあり、周囲を気にせず会話や食事が楽しめるのが良いところですね♪

最初に用意されるのは、天然アロマオイルが配合された「アロマプレミアム」の抗菌・抗ウイルスの使い捨てのおしぼり。私たちがお世話になっている「Porsche Center Hamamatsu(ポルシェセンター浜松)」でも採用されているセンスの良いおしぼりです。左からラベンダー、ペパーミント、シトラルの3種類が用意され、好みの香りを選べます。芳しい香りに癒されながらの食事がスタートします。

「ザクロスパークリングジュース」¥600(税込)

完全なるワンオペレーションとなるため、調理からサービスまでを全て一人で行われるLucasシェフ。コンパクトサイズの店内は厨房も狭小ではありますが、その分、無駄な動きが無く、提供時間の間隔も申し分ない状態で提供され、手際の良さが伺えます。

「長崎県産/クエ 北海道産/甘海老」

正直、¥5,500のランチコースにクエが出てくることは考えにくいのですが、経営を御一人でやられている分、食材にコストを掛けられるということ、また、高級食材を取り扱うための勉強代として色々な食材にチャレンジされているとのこと。まだ若いシェフなだけに伸び代のある彼の先が楽しみでもあります。

クエとしては熟成がまだ3日目と浅めなものだと仰っていましたが、クエらしい弾力が楽しめつつも甘みも感じられ、さらに、強い甘みを感じる甘海老を甘海老で取った出汁を用いてタルタルにし、シチリア産ケッパーとフレッシュトマト、赤玉葱を使った旨味あるソースに仕上げ、アクセントとして食感や香りを足すために、ローストした松の実や三ツ葉の新芽を加えられており、印象の濃い一皿に仕上がっています。

一皿目の前菜から、胃袋を掴まれる満足度の高いコースの始まりです!

「蛤とバジルソースの卵麺」

浜北で作られているコーチンの卵の水分だけで練り上げた自家製卵麺を使用。蛤と卵麺の優しい旨味を活かして、主張し過ぎないバジルソースには、自家製のリコッタチーズにカシューナッツや炒り胡麻、ニンニクを使用し、ハード系のチーズは加えずに、蛤の風味を損なわない優しい味わいに仕上げられています。何処か懐かしい味わいを思わせる卵麺に、プリップリの弾力が楽しめる新鮮な蛤の食感が良いアクセントになっています。

「自家製りんご酵母の自家製フォカッチャ」

「岐阜県飛騨/龍の瞳 トマトリゾット」

国産米で旨味を良く吸うお米を探し求められ、岐阜県飛騨で栽培される最上級のブランド米「龍の瞳」を使用。見事なまでに大粒な米は、自然農法にこだわった栽培で、減農薬、農薬不使用、有機JAS米となる高級米。前菜で使った甘海老の頭の出汁を用いて9割まで炊き上げたところに、出汁にトマトソースとバターを加えて乳化させ、カイエンペッパーを利かせた濃厚なリゾット。上には削ったピスタチオの香りを纏わせ、下にはアクセントにミニトマトのコンフィを忍ばせて。一粒ひとつぶに旨味が凝縮された食べ飽きないリゾットです。

肉料理に使用するステーキナイフは、十色のカラーバリエーションの中から選ぶフランス製の「Jean Dubost Laguiole(ジャン デュボ ライヨール / ラギオール)」。好きなカラーを選べる楽しさにそれぞれが個性を発揮します。今回は、主人はライトブルーを、私はお隣のボルドーをチョイス。

「イタリア産/仔牛のロース ロースト 奥三河産/天狗ナスのソテー ゲランドの塩」

歯切れ良く、臭みやクセのないイタリア産チルドの仔牛のロースをじっくりと1時間ほどかけて、「BALMUDA The Toaster」にてローストし、シンプル且つジューシーに。ソースは油分の少ない仔牛なため、牛すじとクリームを用いてコクをプラス。果肉が柔らかく、水分をたっぷりと含んでおり、加熱することでとろける食感となる奥三河の天狗ナス、マイクロハーブの春菊とアマランサスの新芽を添えて。厚めにカットされ、ソテーされた天狗ナスのとろけ具合が絶品。素材の持ち味を最大限に引き出した絶妙な火入れで焼き上げた仔牛の旨みは、肉厚ながらに繊維のきめ細やかさに驚き、そのジューシィーさは箸も止まらぬ美味しさです。

「浜北コーチンの卵アイス 無花果 洋梨のアールグレイ仕立て」

浜北コーチンの卵を用いた滋味深いバニラアイスに、完熟の洋梨にアールグレイの香りを立たせエスプーマに仕上げ軽やかなタッチにし、熟した無花果のフレッシュな旨みを添えて。コースの締めは、出来立てのアイスと甘さ控えめの軽いソース、さらに、旬のフルーツを用いることで軽めのデザートに仕上げられています。

「コーヒー」

現在、Lucasシェフは、今後のレストラン拡張を念頭に移転を視野に入れられており、物件を探されています。私たちも応援させていただき、移転後に体験できる新生「Unico(唯一無二)」の誕生を今から楽しみにしています!

Bistorante Unico(ビストランテ ウニコ)
住所:静岡県浜松市中区鴨江2-53-12
完全予約制:予約はLINE又はDMで対応
営業時間:
昼2部制:ランチ1部 11:00〜13:00 (2時間まで)、ランチ2部 13:30〜15:30(2時間まで)
夜1組:ディナー17:30以降
出張シェフ:ケータリングの予約はお早めに!
完全個室の貸切レストラン(※最大6名様まで・お子様OK)
定休日:予約可能日をご確認下さい
駐車場:5台
https://www.instagram.com/bistorante_unico/

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