「かねりん鰻店」土用の丑の日!香ばしい鰻のスタミナで夏バテ解消しよう!

土用の丑の日は、浜松市西区入野町の雄踏街道沿いにある創業68年の「かねりん鰻店」へ!

土用の丑の日に”鰻”を食べるのは江戸時代から続く習慣で、起源として伝えられているのは、江戸時代の蘭学者・平賀源内が、夏うなぎの売れ行きがさっぱりだった知人のうなぎ屋を盛り立てるため「本日、土用の丑の日」と書いて店先に張り紙をした所、その宣伝効果のおかげで大繁盛をしたのがことの始まりとされています!

”丑の日(うのひ)”には「う」の付くものを食べると良いとされ、「うどん」、「梅干し」、「瓜」などがあり、最近では、スタミナが付くことから「牛肉」、「馬肉」なども仲間入りしており、「うなぎ」もそのひとつであり、上記起源説が有名!

わたし達の住まう”浜松の食”と言えば、やはり真っ先に「うなぎ」が上がるように、うなぎ専門店は大変多く、焼き方やタレの味わい、御飯の炊き方により好みが分かれ、人それぞれにお気に入りのお店があると思われます!
わたし達夫婦の独断と偏見で言えば、店構え、接客、素材、味、コストパフォーマンスの総合得点として、非常にバランス良くNo.1を獲得するお店はこちら 「かねりん鰻店」になります!

こちらは元々、1950年創業で菅原町にて営業されていましたが、 1977年10月にここ入野町に移転され39年が経ち、店舗の耐震の関係で、新築という形で大幅にリニューアルし、2016年6月23日に和の庭園を構える風情ある趣の佇まいへと変貌を遂げ、落ち着き溢れるその和空間は、通りに面していながらも居心地の良さも評され、益々その名を轟かせる名店となります!

暖簾をくぐる前から、うなぎを焼き上げる香ばしい香りにノックダウン!
通常は予約可能となりますが、混み合う予想がされる土用の丑の日は予約不可となり、並んだ順で平等に提供されています!

とはいえ、午後13時を過ぎた辺りの時刻であったために、既に一巡したおかげか、すんなりと待たずに入店することができました!

中庭を囲むカウンター席、テーブル席、個室、座敷と全61席を用意される中、今回は奥の掘り炬燵式の座敷へ!

「うな重(並)」2,940円
こちらでは、その季節毎に仕入れられる上質な鰻を素早く割き、備長炭で、外は香ばしく中はふっくらと焼き上げています!
それを創業68年の間、祖父の代からずっと継ぎ足しながら守り続けてきた秘伝のタレに3回くぐらせ、味、色艶共にベストな状態に仕上げ、大きな釜で炊き上げ、米の芯までふっくらと炊きあがった熱々のごはんの上に乗せて提供!
箸でさっくりと切れるほどの柔らかさで、タレは田舎特有にありがちな甘辛過ぎることなく、上品でいい塩梅。白米は粒がしっかりと立ち、タレを絡ませ艶々状態で、思わず箸が進む美味しさです。うなぎの価格が高騰する中、並とはいえ、税込3,000円以内で「うな重」がいただけるという貴重なお店!美味しさも然る事ながら、そのコストパフォーマンスの高さは言うまでもありません!

つい先日、某番組で「うなぎをより美味しく食すには山椒は◯◯にかける」という問いに、まさかの回答が「御飯の上」という衝撃の事実を知り、「何事も経験」のわたし達は、早速、今回の「うな重」もうなぎを捲り、山椒を御飯の上にパラパラと!確かに、うなぎに直接山椒をかけていた時は、最初に山椒の香りと刺激を感じておりましたが、この方法で頂くと、山椒が直接舌に当たらないため、うなぎの香ばしい香りが先に立ち、タレの旨味を噛み締めた後に、御飯の熱で蒸らされた山椒の香りが鼻に抜けるように広がり、風味豊かに楽しめ、その味わいと余韻が格段に膨らむのです!まさに、目から鱗!

いつも大満足で頂く「かねりん」のうな重ですが、山椒の小技でより美味しく大大大満足の土用の丑の日となりました!

最後にお店の袴田健康さんと一緒に記念撮影!
また、美味しいうなぎを食べに足を運ばせていただきます!

かねりん鰻店
住所:静岡県浜松市西区入野町731
TEL:053-448-9335
営業時間:11:00〜13:45[0.S]、17:00〜20:00[0.S]
定休日:毎週水曜日、第3火曜日
http://kanerin.net/

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