静波海岸・和食「食事処 峰」牧之原の実家は国道150号線沿いの小さな和食店

牧之原の国道150号線沿い、静波海岸入口交差点の角に藍染の暖簾が揺れ、手打ち蕎麦と定食が楽しめる和食屋「食事処 峰」。

牧之原市は、世界遺産にも認定された壮大な「富士山(Mt.Fuji)」を望むことができ、見事な茶畑が広がり、海・川・山に恵まれた癒やしの故郷。此処は私の実家となり、幼い頃に両親が開店させてから、地元の常連様をはじめ、静波海岸に訪れる観光客のおかげで早くも46年目を迎えていますが、料理人であった父を亡くした後、私の弟・峯野健(Suguru Mineno)が跡を継ぐ形を取り、74歳になる母と二人でこじんまりと切り盛りしています。

牧之原市の静波海岸前には、2021年8月16日にグランドオープンした日本初の大型人工サーフィンプール「静波サーフスタジアム PerfectSwell®」があり、以前よりも海外からの来訪が増えているとのこと。時折、母からLINEで「これ英語で何て言えばいい?」と私に問い合わせがあったぐらいです(笑)以前、主人が作ってくれたこちらのスマートフォンサイトに英語表記も追加してくれたので、参考までに観ていただけたら嬉しいです。

静波サーフスタジアム PerfectSwell®
楕円形造波プール : 横幅160m 奥行60m 面積5,000㎡
造波装置 : AMERICAN WAVE MACHINE社 Perfect Swell240型
(全米代表チームの公式練習場であるテキサスのBSRリゾート造波装置と同型)
入場料:無料〜550円(税込)
※サーフセッション利用者1名につき同伴者1名無料
※2歳までは入場無料(入水不可)

店内は、亡き父の弟である大工の叔父のおかげで、何度かのリニューアルを遂げており、年季を感じつつも木の温かみのある空間を提供し、カウンター席は4席、小上がりの座敷4名×3席を用意しています。こちらでは、弟の打つ手打ちそばをはじめ、鰻や天ぷら、刺身に、酒の当てにもなる一品料理なども取り揃え、バランスの良い和定食を楽しめる食事処となります。

お独り様はカウンター席を好まれることも多く、一杯やりながら、晩酌スタイルでのご利用も可能です。

小上がりの座敷は、衝立で仕切り、ゆったりとしています。足腰の弱い方は、立ち座りしやすい座敷椅子の用意がありますのでお使いいただいけます。この日は、久々に実家に帰省し、来週出産予定を迎える娘夫婦と一緒にランチタイム。

ランチタイムは「おすすめランチセット」が人気。特に土日祝限定の「うな丼セット」¥2,100(税込)は、半身のうな丼にざるそばが付く定食で、とてもお得なセットとなるため、こちらを目当てに足を運ばれるお客様も少なくありません。

「つぶ貝」¥400(税込)

ホワイトボードの一品料理の中から、甘辛く煮込んだ煮つぶ貝。ご飯のお供にも、お酒の当てにもおすすめです。

「天丼」¥1,380(税込)

深さのある丼鉢に盛られた天ぷらは、ご飯の上に、花を咲かせた海老天2本に、茄子、しめじ、南瓜、ししとう、オクラ、大葉と満足感のある丼で、甘辛い天汁を纏い、サクッと小気味良い音を立て、中はふわっと軽い食感が楽しめます。その日の小鉢に、味噌汁、漬物が付く定食スタイル。

「うな丼セット」¥2,100(税込)

土日祝限定の一番人気のランチセットがこちらの採算を度外視している”うな丼とざるそば”の「うな丼セット」。浅めの丼鉢にご飯がしっかりと盛られ、秘伝の鰻のタレを回しかけ、半身の鰻を添えたうな丼。鰻は、蒸してから焼く関東風の焼き方で、白焼の後、蒸し器で10分程度蒸し上げます。蒸すことにより余分な水分を落とし、旨みだけを残し、鰻の身をふっくらと柔らかく仕上げます。この鰻を創業当時から継ぎ足し続けてきた甘辛い秘伝のタレを塗りながら焼き上げています。ざるそばは、国産の上質な蕎麦粉を使用し、練りから切りまで全ての工程を弟が行うこだわりの蕎麦。通常二八と言われている小麦2:蕎麦8の割合よりも若干小麦の割合を減らし蕎麦の風味を引き立たせています。また汁は、特製のかえしに厚めの鰹節から取った出汁を入れて出来上がる、しっかりとした旨みとコクを持たせた濃いめの甘辛い汁。そば汁にお好みで薬味を入れ、ちょんと潜らせていただくと良いでしょう。

鰻は、焼きにお時間を要するため、予約外の場合は、オーダー後に25分ほどお待ちいただきますのでご了承ください。

まだ残暑厳しいこともあり、鰻の合間のざるそばが食をそそります。

暫く振りに再会した家族との団欒。実家が和食屋ということもあり、常々飲食店の厳しさを目の当たりにして来ましたが、年老いた母と弟の二人っきりで営むこの店が、果たしていつまで続けられるのか。近くに居ないこともあり、見守ることしかできませんが、家族で出来る応援をしていきたいと思います。

すや本店「栗きんとん」

家族皆でいただこうと、手土産にした中津川名産「すや本店」の栗きんとん。毎年、これが販売される時期を迎えると秋を感じることができる一品です。ランチ営業の後、アイドルタイム中に皆でおやつタイムを。

岐阜の中津川名産でもある「すや本店」の9月〜1月の期間限定販売となる「栗きんとん」。木曽路の秋の味覚として有名な「栗きんとん」は、厳選された栗と砂糖のみを使い炊き上げ、「 栗ハ栗ノ味デ 」、「 きんとんは栗のかたちにもどす 」という昔からの伝統を守られており、気取らない栗本来の素朴な味わいが楽しめます。弟に、箱から取り出して盛り付けたいから大皿を頂戴とお願いすると、直ぐ様、笹の葉も用意してくれました。こういう所は、料理人として職人気質の父の背中を見て育った兄弟ならではと思います。本来なら、美味しい煎茶かお抹茶といきたい所ですが、母がいつも私が淹れるコーヒーを楽しみにしてくれているため、この日も袋井の自家焙煎珈琲豆屋「まめやかふぇ」の淹れたてのアイスコーヒーを持参し、美味しく楽しいひとときを過ごしました♪

土日祝限定の「うな丼セット」以外にもおすすめの定食がありますので、静波海岸へお立ち寄りの際は是非足を運んでみてください。

食事処 峰
住所:静岡県牧之原市静波2276-2
TEL:0548-22-1886
営業時間:ランチ11:30~13:30、ディナー17:30~20:30
定休日:月曜日、火曜日
http://mine.lade.jp/

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