「謹賀新年!京都祇園華舞監修の御節料理”富の舞”で迎える華やかな正月」

【 謹賀新年 】

謹んで新春のお祝いを申し上げます。
皆々様におかれましては、清々しいお気持ちで新春をお迎えのこととお慶び申し上げます。
昨年は多くのお力添えを頂き誠に有難う御座いました。
我が家は今年も卯年に相応しい飛躍の年となるよう更なる努めて参る所存です。
皆様のより一層のご支援・ご鞭撻を賜りますよう心よりお願い申し上げ、
新年の挨拶とさせていただきます。

新年を迎える今年の正月花は、「Hanakoubo Kitano(はな工房きたの)」でアレンジメントしていただき、若松、花梅、ピンポンマム、スプレーマム、スイトピー、トルコ桔梗、ストック、千両、満開の状態で出荷される希少な輪菊で大輪のブルーマムに竹結びが入り、松・竹・梅と出揃った大変縁起の良いアレンジメントとなっております。

松・竹・梅は「歳寒三友(厳寒三友)」と称され、寒い冬でも葉が枯れないため、その強さからお正月の「縁起物」として尊ばれ、その他にも菊や南天、千両、水仙など、古来より親しまれてきた正月の花材があり、それらを用いて迎える伝統的な正月花に和モダンなデザインを施し、今年の干支となる卯年の祝い凧を添えて。

厳しい寒波を迎えると予報されていた正月ですが、幸いにも好天に恵まれ、日中は暖かな陽射しを感じ、暖房器具を要さない心地良い元旦となりました。

朝から夫婦二人でキッチンに立ち、あれやこれやと準備に精を出すものの、今年は京都祇園「華舞」料理長:前田重博監修の御節料理をお取り寄せして楽をさせてもらい、いつもは陶芸家の器に盛り込む御節料理でしたが、今年は幸せを重ねるという意味を持つ重箱に詰められた本格的な御節料理を楽しみながら華やかな食卓を迎えます。

正月らしく紅白カラーをイメージし、差し色に金や黄色を入れ込み、彩りを意識した盛り付けを心掛けて。

「伊勢海老の刺し盛り」
器:「釋永 岳(Gaku Shakunaga) gen 大皿 Φ420」

昨年同様に伊勢海老を主役に盛り込んだ刺し盛りは、中央に丸ごと一匹の伊勢海老に金箔、鮪、鯛、生雲丹、いくら、サーモン、タコに、築地の出汁の利いた旨味溢れる玉子焼きを梅型に型抜きし、静岡産本山葵を添えた豪華なひと皿。

京都祇園「華舞」料理長:前田重博監修の御節料理「富の舞」

八坂神社の赤いろうもんを回り込む緩やかな坂道沿いに佇む、築100年余りの京町家を舞台に、祇園の華やかさを受け継ぐ懐石料理を提供される京都祇園「華舞」。その料理長を務められる前田重博さんが監修され、本格的な和風御節にこだわり、日本料理の伝統技術を用いて一品一品丹精込めて腕を振るわれた豪華な御節は、6.5寸の三段重(4〜5人前)となり、全59品目が見事に盛り込まれています。

「壱の重〜温かで、恵みあふれる年を願い〜」

壱の重は、伊達巻き、烏賊雲丹蟹味噌和え、雲丹博多、紅蒲鉾、白蒲鉾、合鴨スモーク、スモークサーモントラウト、スタフドオリーブ 、サーモンマリネ、真鯛きずし、海老錦手まり、紅白なます、若鶏黄味焼き、鱈子旨煮、明石蛸柔らか煮、焼き湯葉柚子味噌巻、たたき牛蒡、活あわび福良煮、高野豆腐含め煮、梅麩、絹さや、三色餅玉ちらしの全22品。

「弐の重〜幸せな、喜びに満ちた年を願い〜」

弐の重は、蟹の酒蒸し、いくら醤油漬け、鶏新丈青海苔風味、田作り、日向夏網笠、百合根甘露煮、たら旨煮、烏賊雲丹焼きかんざし、海老二身寄せ、クリームチーズほうじ茶、わらび餅のせ、黒胡麻豆腐笹巻き、にしん甘露煮、真鯛焼き漬け、湯葉ちりめん山椒 、桜麩含め煮、粟麩含め煮、帆立鼈甲焼き、海老艶煮、なまこぽん酢和え、焼き穴子、ほたるいか早煮の全21品。

「参の重〜良縁を祈り、実り結ぶ年を願い〜」

参の重は、金箔黒豆、明太子昆布仕立て、子持昆布松前漬け、桜金団、甘栗甘露煮、鮭幽庵焼き、くるみ甘露、あわび入り貝雲丹和え、銀鱈西京焼き、数の子鼈甲漬け、松前漬け、蟹香り漬け、ずわい蟹甘酢和え、子持昆布、からすみ、菊花だいこんの全16品。どのお重にもバランス良く高級食材を盛り込み、それぞれが嗜好を凝らした三段重。縁起物の食材を用いて、一品一品の素材や製法にこだわりを持ち調理された様子が伺え、京料理ならではの上品な味わいを堪能でき、新春に相応しい優雅な御節料理となります。

「握り寿司三巻」
器:「釋永 岳(Gaku Shakunaga)mars平皿 Φ250」

毎年、正月になると鮨好きが高じて寿司職人としてカウンターに立っていた時期を思い出しながら握ってくれる主人の握り寿司。手前から鮪の赤身、サーモン、鯛は柚子皮を添えて。

刺し盛りのネタから拝借した刺身は身厚で形が握り寿司に向いていないため、飾り包丁を入れ食べやすくアレンジ!鮪は格子状に存在感を露わに、サーモンは扇状に握りやすいように縦に、鯛は開いて幅を広げシャリを包むようにふんわりと握っています。

「こぼれ寿司」
器:「Shimoo Design 浮様 丸盆 φ280」

寿司屋の手巻き寿司用の海苔を炙って、シャリを丸め、零れ落ちるほどのネタを添えた、その名も「こぼれ寿司」。一口で頬張れば、海の恵みが爆発する衝撃的な味わいで贅沢極まりない一皿!

「こぼれ寿司:いくら」

大粒で輝かしい醤油漬けの特選いくらを溢れるほどに盛り付けたいくら好きには堪らないこぼれいくら。

「こぼれ寿司:雲丹」

磯の香りに魅了され、濃厚で上品な甘みを感じられる至極のこぼれ雲丹。

「関東風お雑煮」

素材それぞれを和風出汁で下茹でしてから、薄口醤油と味醂、日本酒を少々入れ、合わせ煮し、友人宅から頂戴した搗き立てのきび餅を焼いてから添えて盛り込むあっさりとした関東風お雑煮。

彩り鮮やかで風味豊かな金時人参は大小のサイズでねじり梅の飾り切りにし、蕪は茎を少々残してくし形に、ほうれん草はバラけぬように結びにし、焼いたきび餅を添えて、菊の花を散らせば完成です!

「富山・新湊かまぼこ 越中巻(赤巻・昆布巻)」
器:「釋永 岳(Gaku Shakunaga)gen台皿 Φ200」

主人の実家でもある富山を代表する蒲鉾・越中巻。創業80年の伝統技術を守り続ける「新湊かまぼこ」を富山土産で頂いていたため、縁起物として食卓へ。

「自家製・蕪の柚子漬」
器:「釋永 岳(Gaku Shakunaga)gen小鉢 Φ130」

「黒龍酒造・黒龍 大吟醸 龍」
器:「釋永 岳(Gaku Shakunaga)呑みすぎる杯」

準備が整い、今年も豊かな元旦を迎えることができた我が家。釋永岳の呑みすぎる杯を片手に日本酒で乾杯です!

ワインの熟成を応用し、1975年に全国に先駆けて発売された「黒龍酒造」のロングセラー大吟醸となる「黒龍 大吟醸 龍」。しなやかで繊細且つ上品な味わいと喉越しの良さが際立ち、ふくよかで優雅な後味が印象に残る旨味豊かな大吟醸!

活きたアワビを丁寧に下処理し、ふっくらと柔らかく炊き上げた極上の一品!鮑の香りと肝の旨味が酒の当てに最高です!

「巖邑堂の上生菓子」
器:「Shimoo Design 浮様 丸盆 φ280」
「薄茶」
器:「釋永 岳(Gaku Shakunaga)áge鉄鉢 φ130」

今年も昨年同様に浜松の老舗和菓子店「巖邑堂」の上生菓子を用意。

正月を飾る上生菓子は4個・6個・8個入りで販売されており、こちらは6個入りを購入。手前右から、「干支まん頭、春の薫、松の雪、紅梅、玉箒、栗きんとん」の6種類。愛らしい今年の干支の兎も加わり、練り切りや求肥、餡など、上品な甘さの和菓子がそれぞれに楽しめます!

食事をゆっくりと楽しんだ後に、薄茶を点てて、上生菓子を摘む優雅なひととき。

愛犬ショコラの羨む顔も昨年同様(笑)こんな平穏な日常が送れる新年に感謝しかありません。

2023年が皆々様にとって明るく希望に溢れ、
兎のようにピョンピョンと跳ね上がる飛躍の一年となりますように。
本年も我が家をどうぞ宜しくお願い致します!

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