藤枝・フレンチ「L’AGAPE(ラガップ)」内装リニューアルでシックな趣きが落ち着く店内に

藤枝市青葉町の青島中学校通り沿いのテナントビルの一角にあるフランス料理レストラン「L’AGAPE(ラガップ)」。昨年9月に内装を改修され、リニューアルオープンされてからは初の訪問となってしまい久し振りの藤枝ランチへ!

サインボードも新調され、今年2023年7月4日からはメニュー価格を変更されていますので、公式サイトをご確認ください。

こちらは、オーナーシェフの松下崇之(Takayuki Matsusita)さんが、東京・関西のお店で経験を積み、フランスでも修行された後、2008年9月に開業。店内は昨年9月に内装を改修しリニューアルオープン。シンプルモダンな雰囲気は変わらず、白壁をシックなグリーン寄りのグレージュカラーに変更し、椅子の張り替えや壁面の照明などを追加し、より落ち着き溢れる空間に。席数は変わらず10席ほどで、隠れ家的なプライベート感溢れるレストランとなります。松下シェフが繰り広げるフランスの郷土料理や伝統料理をベースとしたクラシカルなフランス料理を堪能できるこちらは、私たちが結婚してから10年以上通い詰めているお店の一つです。

この日は、祝日「海の日」ということもあり、普段は月曜定休ですが翌火曜日を代休にされ営業。奥様の由佳子ちゃんもホールスタッフとしてお手伝いに入っていました。以前から「マセラティ浜松」でお世話になっており、現在は藤枝にて「Garage Sugiura(ガレージ杉浦)」を運営されている杉浦明(Akira Sugiura)さんのもとへ愛車の修繕で納車ついでにランチをご一緒することに♪

車を預け、帰りは電車となるため、乾杯はシャンパーニュをいただきましょう。

杉浦さんは、クラシカルでレアな車から定番の車までメーカーや車種問わずに取り扱われており、いつも迅速丁寧に対応してくださるため「困った時の杉浦さん」と言った感じでいつもお世話になっています。御近所でないところが悔やまれますが、藤枝まで足を伸ばすなら、必ず訪れたいお店がこちら「ラガップ」なのです。

「ダニエル デュモン シャンパーニュ ブリュット グラン レゼルヴ NV
(Daniel Dumont Champagne Grande Reserve Brut NV)」

1970年代初頭に蔵元を設立したダニエル・デュモン氏。現在は二人の息子が蔵元を引き継ぎ、10haの畑で年産約8万本を生産。甘い香りとまろやかな味わいを楽しめるシャンパーニュです。

前菜「北海道産生ウニ トウモロコシのムース ビーツのコンソメジュレ」

夏に美味しい食材をギュッと詰め込んだ色鮮やかな一品。地元産のとうもろこしをピュレにし、軽くホイップした生クリームと合わせてムースにしたものを土台に軽く炙った生ウニを添えて、ビーツをコンソメで煮出してジュレと共に味わいます。手前にトマトや胡瓜、焼き茄子などに、ケイパー、アンチョビ、マヨネーズなどでタルタル仕立てにしたソースを添えてあり、フレッシュな胡瓜の食感が爽やかなアクセントに。

前菜「コンフィにした鮎のポワレ 新ニンニクのソース」

塩でマリネした鮎を、低温のオイルで約5時間ほどコンフィにした後、フライパンでソテーし、こんがりと食欲をそそる良いお色に仕上げ、外はカリッと中ふわっとしっとり。素揚げした茄子を鶏のブイヨンで蒸し煮し添えて、ニンニク風味のクリームソースをパセリバターでモンテしとろみを付けたソースを絡めていただきます。フランスはリモージュの陶磁器「レイノー(RAYNAUD)」の釣りの様子を施したタッチの軽やかな器が彩りを添えています。

前菜「藤枝産木の子とお肉のパテ ”パテ・アンクルート”」

パイ生地でパテを包んだクラシカルなフランスの伝統料理パテ・アンクルート。今回は、数種類の豚肉と鶏の白レバーで作ったベースのパテに、地元産のきのこのマデラ酒、赤ワイン、生クリームで煮上げたものを合わせて練り込み、パイ生地で包んで焼き上げたパテ・アンクルート。塩味は優しくも、きのこの旨みや豚の甘み、鶏レバーのコクが一体となって口中に広がり、味わい深き一皿に。

桃の季節がやって参りました!「ラガップ」では毎年、桃が旬の時期に「桃のスープ」を提供されており、このスープを楽しみにやってくるお客様も少なくありません。

「桃の冷製スープ」

静岡県産の旬の桃を用いた冷製スープ。桃の水分だけで蒸し煮にし、煮出した後、ピュレにして、少量の牛乳、生クリームで伸ばしてスープに。丁寧な手仕事で滑らかな食感となり、まるで桃の旨みだけをギュッと凝縮させたような濃厚な味わいは上品な大人のデザートのような仕上がりで、毎夏のお楽しみの定番の一皿!

「自家製パンとフランスパン ポークリエット添え」

冷めても美味しくいただける様に、70%の中種法で仕込み、ふんわりもっちりと甘い香りが立ち込めるミルクパンとフランスパン。添えられるポークリエットと共にいただきます。

主菜・本日の鮮魚料理「金目鯛」

この日の鮮魚は金目鯛。たっぷりのオリーブオイルでウロコを立たせてながら焼き上げているため、見目麗しい仕上がりに。エシャロットとマッシュルームを炒め、白ワイン、ノイリーを入れて煮詰め、少量のフォンドヴォーと発酵バターで繋げたソースに仕上げ、付け合わせはソースに馴染むよう、トロトロに仕上げたじゃがいものピュレと焼き野菜を添えて。フランス料理の要となるフォンドヴォーによって完成する奥深いソースの美味しいお店は間違いないですね♪

主菜「黒毛和牛トモサンカクのロースト」+¥800

内ももの希少部位であるトモサンカク。和牛のため、脂にも火を通すイメージのミディアムレアで焼き上げ、赤ワインベースのソースと、ブルーチーズのクリームソースに旬野菜を添えて楽しみます。運ばれてきた時から、ブルーチーズの良い香りが漂い、ワインを欲する一皿です!

主菜「ニュージーランド産 仔羊背肉のロースト」+¥600

ニュージーランド産の牧草飼育の仔羊。仔羊特有の香りが強く感じられ、ミディアムよりも若干深めの火入れが松下シェフの好みですが、この美しいロゼカラーを見る限り、味わう前から気合いが伝わってきます。相性の良いトマトとバジルのソースと旬野菜を添えて。脂も甘くとろけ、噛むごとに香る仔羊特有の芳しさが余韻として楽しめ、至福のひととき!

仔羊に合わせて赤ワインのボルドーをマリアージュ。

デザートはボードに書かれている中から選びます。ガトーは、それぞれを少しづつ全種類頂くことが可能ですので、お腹に余裕のある方は是非全種類行かれてみてください。氷菓子(グラス、ソルベ)は、黒板に書かれている中から2種類をチョイスできます。

「デザート」

焼き上げたマンゴー入りのクレームダマンドにマンゴークリーム、マンゴージュレの層を楽しむ「マンゴーのタルト」、白ワインベースのシロップでコンポートにした桃と、そのジュレとカスタードクリームを合わせた「桃のコンポート」、パータボンブとショコラ、クリームを合わせた濃厚なムースショコラ「ガトーショコラ」の三種のガトーを贅沢に盛り合わせ。蜂蜜入りのイタリンメレンゲと、生クリーム、クリームチーズを合わせたベースに キャラメリゼしたナッツとドライフルーツを混ぜて合わせて、冷やして固めた「ヌガーグラッセ」と、自家製の練乳に牛乳と生クリームを入れ、糖度を合わせて作った「自家製練乳のソルベ」を添えて、満足度の高いデザートプレートです!

小菓子「プティカヌレ」

外はカリッと香ばしく、中はしっとりとした食感で、小振りながらに満足度の高いプティカヌレ。

「コーヒー」

次回の浜松遠征で松下シェフから「焼き鳥」をリクエストされたので、次は我が家で「プレノワールの会」ですね!杉浦さん、お付き合いくださり有難う御座いました!またお誘いします!

L’AGAPE(ラガップ)
住所:静岡県藤枝市青葉町3-3-28
TEL:054-637-0290
営業時間:11:30~14:00、18:00~22:00
定休日:月曜日・その他不定休有(※お店に直接お問い合わせください)
駐車場:店前に有
http://lagape.jp/

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