「ザット」解凍プレートで栄養の流出を抑え美味しい料理に大変身!

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コトコト市」の撮影をはじめ、大きな仕事が一段落したこともあって、我が家で「お疲れ様の晩餐会」を開こうと、
新鮮な野菜を買い出しに出掛けたり、冷凍庫内の食材を片付けてしまおうと思い立った日。
忙しいとなかなかマメに買い出しに行けず、肉や魚が冷凍庫内で眠っていることが多々あります。
そんな時、冷凍した食材を上手に解凍するために、あなたはどんな手法を用いますか?
自然解凍、冷蔵庫解凍、流水解凍、電子レンジ解凍などなど様々なやり方がありますが、
電子レンジ解凍は便利で時短だけれども、食材の細胞破壊や健康被害等について
懸念されるニュースをチラホラ耳にする今日この頃。
その他のやり方はどれも時間がかかってしまい、肉や魚のドリップが大量に流出してしまうため、
食材の旨味成分が一緒に流れ出てしまうことが考えられます。
そこで!解凍速度が通常より早く衛生的で経済的、
しかも!肉も魚も美味しくいただけるという優れ物の商品の紹介です♪

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「ThawTHAT!Ⅱ」$59.99(日本円にしておよそ7,200円)

今回紹介するのは、熱伝導を利用することで自然解凍のおよそ4倍ものスピードで食材を解凍し、
安全に食品本来の旨みを逃すことなく解凍できるという解凍プレート「ThawTHAT!Ⅱ(ソォザットツー)」です!
前回紹介した「SpreadTHAT!(スプレッドザット)」と同じ、台湾のデザイン企画会社
THAT! Inventions」が手掛けるキッチンウェアブランド「THAT!(ザット)」の商品の内の1つです。
スプレットザット同様に、スタイリッシュなデザイン性を持ち合わせています。
実際に、どれだけの効果があるのか試しに実験しながら美味しく料理していきたいと思います♪

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ThawTHAT!Ⅱの解凍時間目安

氷 2g(1分30秒)
鶏肉 121g(21分)
ステーキ 255g(27分)
豚肉 103g(10分)
豆腐 33g(8分)
魚の切り身 64g(6分)

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冷凍庫から取り出したばかりの帆立をThawTHAT!Ⅱと、
比較的早い解凍が望めるとされる普通のアルミ製のトレーに乗せ、
同じ環境下で一体どれぐらいの時間差が出るかを実験してみることにしましょう。
この日の室温は、およそ25℃となります。
ThawTHAT!Ⅱに乗せた瞬間から帆立は、じんわりと解凍が進み始めていることが判ります!(驚)
それもそのはず、ThawTHAT!Ⅱは、氷を何と1分30秒で水にしてしまうのです!
解凍は、どちらのトレーも半分ほど解凍できた時点で食材を表裏ひっくり返しています。

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ThawTHAT!Ⅱの帆立の解凍は、およそ15分で完了!
この時点で、アルミ製トレーは、表面的には解凍できているものの、
まだ中心部が凍っている状態で、結果的に全解凍に35分を要しました。
ThawTHAT!Ⅱの形状は、少し傾斜が付いており、
ドリップが細い溝をつたい、その先のドリップキャッチャーに溜まる仕組みになっています。
アルミ製トレーと比べるとThawTHAT!Ⅱは時間が短い分、ドリップの量も違います。

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「Le Grand Cros ラ・メトレス ロゼ ブリュット」フランス プロヴァンス

葡萄品種:グルナッシュ65%、シラー25%、シャルドネ10%。
標高160~200mの南向き斜面畑で、石灰岩質・粘土石灰質土壌で樹齢は10年以上。
シャンパーニュ方式によるスパークリング・ロゼで、ベースとなるロゼワインは、
直接圧搾法によるグルナッシュとシラーにシャルドネをブレンドし、9ヵ月間以上の瓶熟成で造られます。
スタイリッシュなエチケットは、画家であるお母様がデザインしたものとのこと。
年間5000本程度しか造られない限定生産です。
きめ細やかな泡立ちとスッキリとした酸、ほのかなロゼカラーはやはり食卓を華やかせてくれます。
帆立などの生の魚介とも相性が良いとのことで、
WINE BOUTIQUE PANIER ワインブティックパニエ佐鳴台本店」さんでこちらをセレクト♪

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アミューズ「自家製ポークリエット」

富山の八尾で作られている「高野もなか屋」さんのスティック状のお洒落な最中の皮に、
鯖のリエットを忍ばせたアミューズを提供してくれた「L’évo レヴォ」の谷口シェフの料理を真似っ子させていただき、
大好きな自家製ポークリエットを忍ばせてみました。
もち米で作られたサクッと香ばしい皮に、滑らかな自家製ポークリエットが良く合いとても美味しいです!
最中の皮とつぶ餡のセットは、雅樂倶さんのショップで販売されています♪

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前菜「帆立とラディッシュのマリネ アボカドと蟹のサラダ仕立て」

ThawTHAT!Ⅱで解凍された帆立とラディッシュをハーブソルトとレモン汁でマリネし、
マッシュしたアボカドに蟹身をたっぷりと混ぜ合わせてセルクルで形成。
スパイスのデュカを敷いて盛り付けます。
さっぱりとしたレモンの爽やかさにデュカの香ばしさがアクセントとなり、
帆立の甘味と蟹の旨味、アボカドの滑らかさが一体となり美味しくいただきました。
ThawTHAT!Ⅱとアルミ製トレーの解凍時間の違いは約半分と、かなり短縮できるものの、
正直、味わいや食感の違いはほとんどありませんでした。
生だと判りづらいのかもしれません。

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「ドメーヌ・デュ・ムーラン・カミュ ミュスカデ セーヴル・エ・メーヌ シュール・リー2013」フランス

ミュスカデは、 軽めで清々しい酸味が特徴で、フレッシュでフルーティな辛口の白ワイン。
魚介類全般に合うとのことで「WINE BOUTIQUE PANIER ワインブティックパニエアピタ浜北店」さんで
店長の鈴木あけ美さんにお勧めいただきました。
キンッと冷やしていただくと良いでしょう♪

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温菜「春の森のきのこたち ロワイヤル仕立て」

国内の生産量が少なく「幻のきのこ」と言われ、
美白きのこ」または「一夜限りの茸」としても知られるコプリーヌ茸(和名:ササクレヒトヨタケ)
ササクレは傘の部分がささくれていることを示し、ヒトヨタケ(一夜茸)とされるコプリーヌ茸は、
成菌になると自分で分解酵素を出し、一晩で溶けてしまうことから名付けられています。
なんて可哀想なきのこなんでしょう。
そんな寿命の早いコプリーヌ茸、実はとても美味しいとご存知でしたか♪
今回は、そのコプリーヌ茸とヒラタケ科の黄色いきのこのタモギ茸わらびをバタソテーの温菜にし、
ロワイヤル(洋風茶碗蒸し)を仕込んだ器にわらびと一緒に春の森のように見立ててみました(笑)
わらびのあく抜きは、重曹の代わりに小麦粉を使って下処理します。
100gのわらびに対して、鍋に水1ℓを入れ、小麦粉大さじ4、塩小さじ2を加え泡立て器でよくかき混ぜます。
沸騰させてから、わらびを加えて3~4分煮込み火を止めましょう。
わらびを冷水にさらして10分程放置すればあく抜きの完成です。
残ったわらびは、ジップロックに入れて冷凍保存すると良いでしょう。
プリプリとした食感のコプリーヌ茸とタモギ茸、とろとろの滑らか食感のロワイヤル、春のほろ苦さが味わえるわらび、
料理は、ユニークな盛り付けで遊び心を持つと楽しいですね♪

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冷凍庫から取り出したばかりの鮎をこちらもThawTHAT!Ⅱと、
比較的早い解凍が望めるとされる普通のアルミ製のトレーに乗せ、
同じ環境下で一体どれぐらいの時間差が出るかを実験してみます。

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ThawTHAT!Ⅱの鮎の解凍は、およそ20分で完了!
この時点で、アルミ製トレーは、帆立同様に表面的には解凍できているものの、
中心部の解凍がされておらず、結果的に全解凍に40分を要しました。
ThawTHAT!Ⅱを用いることで帆立と鮎どちらも約半分の速さで解凍できています。
果たして鮎は味わいにどう影響するのでしょう♪

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魚料理「鮎の川遊び」

鮎を昆布塩でグリルし、バジルソースで見立てた川にレッドキャベツとブロッコリーを掛け合わせたスプラウトを子鮎に見せて、
生海苔とシラスを混ぜ合わせたソースを土台にし、親子鮎が一緒に川遊びしているように見立てています。
生の帆立は、味わいの違いがあまり判りづらかったのですが、
焼き物の鮎は、ビックリするほどにThawTHAT!Ⅱとアルミ製トレーのものとでは、ジューシィーさが違いました!
ThawTHAT!Ⅱで解凍した鮎は、ふっくらと瑞々しく焼き上がり、
アルミ製トレーで解凍した鮎は、パッサパサ。(※同時にグリルしています)
解凍の仕方だけでこれだけの差が出るとは驚きです。
これは、面白い実験結果となりましたね!

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「生海苔としらすのリゾット」

生海苔は初物で手に入ったので、しらすと合わせて和風出汁でリゾットにしてみました。
調理している最中から生海苔の香りで癒されます。
鮮やかに広がり生海苔の鮮やかなグリーン、そして、ふわっとくち中に広がる磯の香り。
生海苔としらすの塩分だけで十分に味わいが出るため、塩はほとんど使用しません。
旬のものをいただく幸せが詰まった和製リゾットです♪

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ご近所の「渡辺精肉店」さんでフランス産鴨の胸肉を購入し、
縦半分にカットしてもらったものを冷凍庫から取り出し、こちらもThawTHAT!Ⅱと、
比較的早い解凍が望めるとされる普通のアルミ製のトレーに乗せ、
同じ環境下で一体どれぐらいの時間差が出るかを実験してみます。

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ThawTHAT!Ⅱの鴨の解凍は、およそ40分で完了!
この時点で、アルミ製トレーは、帆立同様に表面的には解凍できているものの、
中心部の解凍がされておらず、結果的に全解凍に90分を要しました。
ThawTHAT!Ⅱを用いることで帆立、鮎、鴨と続き、どちらも大体半分の速さで解凍できています。

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「カンポチェーニ バローネ・リカーゾリ 2012」イタリア トスカーナ

キャンティ・クラッシコ地区に聳えるブローリオの城を拠点に1000年に及ぶ歴史を持つリカーゾリ家。
現在のキャンティの基礎を築き上げたのは、“鉄の男爵”と呼ばれ、イタリア共和国の首相も務めた現オーナーの祖先とのこと。
現オーナーのバローネ・リカーゾリは、朽ちかけた家系のワイナリーを気高い心を持ってして復活させ、
キャンティの歴史を塗り替えています。
カンポチェーニは、国際品種のメルローとカベルネ・ソーヴィニヨンに、
トスカーナの伝統品種サンジョヴェーゼをブレンドして生み出したモダンスタイルのトスカーナの1本。
チェリーや赤い花の香り、ジューシィーな酸味、アクセントとなるタンニンなどのメリハリある印象で中渋口のワインです。

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「フランス産鴨のロースト」

皮面に切れ目を入れ、ハーブソルトで下味を付けてからを全面をさっと火入れし、
直ぐさまジップロックの中に赤ワイン、味噌、醤油、黒糖、イタリアの30年熟成のバルサミコ酢を煮詰めたソースの中に浸して、
ソースと一緒に鴨を真空パック状態にし、65℃のお湯を入れた炊飯器を保温状態にし漬け込みます。
その後、ジップロックから取り出した鴨を皮面だけ、高温に熱した油で焼き付けたら完成です。
ソースは、ジップロックの中のものを煮詰めて、最後にもう1度熟成バルサミコ酢を加えましょう。
ボイルしたペコロスを分解し、バジルソースを変化させアンショワイヤードソースにし、垂らしていただきます。
ThawTHAT!Ⅱで解凍した鴨とアルミ製トレーで解凍した鴨は、明らかに火を入れた段階で、
膨らみ方と弾力が違い、水分量の違いが歴然と判りました!
低温調理という調理法のため、比較的どちらも柔らかく出来上がりましたが、
どちらかといえば、ThawTHAT!Ⅱで解凍した鴨の方がジューシィ-のように思えます。
牛肉のステーキとかでやってみるともっと分かり易いかもしれませんね♪

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まめやかふぇ「グァテマラ」200g 840円

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甘味やコクが豊富にあり、酸味・苦味も上品でバランスの良いグァテマラ。
まめやかふぇさんでは、毎月新作豆が入荷していることが多いので、新しい商品もいろいろと試したり致しますが、
やはりわたし達の好みの味わいは、このグァテマラかもしれません。
THAT!(ザット)」の解凍プレート「ThawTHAT!Ⅱ(ソォザットツー)」を使用した実験結果は、
時短の解凍だけではなく、美味しい解凍ということが判明しました!
今後もいろいろな食材を試し、美味しい料理にチャレンジしていこうと思います♪

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