古くから「匠の里」として知られ、林業や建築業が栄える山の都・飛騨高山にて、美しく豊かに暮らすためのモノづくりとして、日本の匠の熟練の技が集約し、一点一点にmade in Japanの刻印を持つ日本発のデンマーク家具メーカー「Kitani(キタニ)」。
今から55年前、1967年(昭和42年)に「株式会社キタニ」は「株式会社鍋島甚三郎商店」の子会社として設立され、日本茶や灯油、LPガスや保険などを取り扱う中、新事業として家具用資材や梱包材などの化成品等の取扱いを始められたことを機に、1983年(昭和58年)には自社製品の椅子の製造にも取り掛かかり、三代目の前社長である田中清文(Kiyofumi Tanaka)氏が「家具開発委員会ムーチンクラブ」を結成し、ソファや椅子、焼き物などを手掛けられていきます。1990年(平成元年)には鍋島グループより独立し、代表取締役社長に田中清文氏が就任され、家具メーカーとして本格的な一歩を踏み出し、飛騨家具の祭典「木のフェスティバル」に参加。他メーカーのモダンなショールームとは異なる古民家を活かしたギャラリー「農楽」にて個展を開催し、デンマーク在住の気鋭の家具デザイナー岡村孝氏デザインのソファ「T’s(ティーズ)」を復刻し、イタリアデザインのモールドチェア「ボンテ・ミラン」、「ボンテ・ドーラ」を発表し、他メーカーとは一線を画す「キタニらしさ」を確立させていきます。1994年(平成2年)、田中氏自らスウェーデンやノルウェー、フィンランドの視察に出向いたことを機に本格的に北欧家具の製作に挑み、1996年(平成8年)には北欧デザイナーであるイブ・コフォード・ラーセンやヤコブ・ケア、フィン・ユールの家具の復刻ライセンスを契約を結び、キタニの創立40周年を迎えた年の2007年には販売部門を担っていた「株式会社フレミングビッツ・ジャパン」を「株式会社キタニジャパン」に社名変更し、田中氏は会長に、そして代表取締役社長には現社長である東庄豪(Shougo Higashi)氏が就任され、「世界のキタニ」としてその名を轟かせる存在へと成長していきます。
キタニのショールーム前には、このインパクト感溢れる銅像が目を惹きます。「手工神(しゅこうじん)」と名付けられた岐阜県出身の彫刻家・天野裕夫氏が手掛けられたブロンズ像は、職人にとって「手」が一番の道具であるように、キタニが手からモノを生み出す全ての人たちのシンボルとし、2008年9月に建立。「手工神」は左右の手が一つに重なるため、親指が2本存在します。年に一度、飛騨高山で開催される「家具の祭典」の初日にキタニでは「手工神」の法要を執り行い、新たなるモノづくりへの精神を誓われています。
中心は脳と繋がっており、指先は天空へと伸び、手首の部分は顔、中心の脳にあたる部分には神殿があり、全体で神域がイメージされています。とてもユニークな像で、愛嬌溢れるお顔をされていますので、入館する前に是非ともじっくりと御覧ください!
以前は、館内の工房やショールーム、本社等の写真撮影は禁止されておりましたが、昨今のSNS等の配信による広がりを考慮され、撮影許可を得られている場所に関してはお披露目することが可能となりました!
館内右手には職人たちがモノづくりに励まれる工房が続き、左手には北欧インテリアショップ兼ショールームの「Gruk(グルック)」があり、10:00〜18:00まで営業されています。「Gruk」のショップ名は、デンマークの芸術家・ピート・ハインが考案した、“Grin” og “Suk”=“笑顔”と“ため息”をあわせた造語から名付けられています。来館者が思わず笑顔とため息を漏らしてしまうようなショールーム・ショップにしたいという願いが込められているのです。
ショールーム内には、キタニが製作している家具をはじめ、リペアしたヴィンテージ家具、インテリアに合わせたオリジナルアイテム、北欧の日用品や陶器を販売されています。家具はゆったりと展示されており、名作家具に触れながら、日本の匠の熟練の技をそれぞれに体感することができます!
この日の高山は晴れ間のない曇り空で気温10度を下回り、3月といえども未だ残雪がちらほらと姿を覗かせており、ひんやりとした肌寒さを感じます。こちらのショップでも特約店舗として販売されているデンマークを代表する陶磁器メーカー「ROYAL COPENHAGEN(ロイヤルコペンハーゲン)」のブルーフルーテッド プレインのコーヒーカップに注がれた温かいコーヒーを暖炉の側で頂戴し、暫し冷えた体に暖を取らせていただきましょう♪
手紡ぎ、手織り、草木染めの藍染絨毯「NIYA LOULAN(ニヤロウラン)」ともコラボされており、美しく、味わい深い藍染の手織絨毯と北欧家具の組み合わせも素敵です!
ゆったりと腰を降ろせ優しく身体を包み込み、広葉樹の無垢材を用いたしなやかな剛性のある木枠構造のセント・ローレンスソファのブースには、モニターが設置されており、キタニの工房で手掛ける職人技のPVを流しています。お時間に余裕のある方は是非とも御覧ください!
現在は閉館されている北欧名作家具をキタニコレクションとして多数保管されている美術館「邯鄲邸(KANTANTEI)」へ。今回の私たちの目的は、こちらの美術館に保管されている北欧ヴィンテージ家具、フィンユール(Finn Juhl)デザインのNils Vodder NV-No.53を拝見することで御座います。事前に送っていただいた写真で既に心を奪われて足を運んだ次第です。早速、実物を拝見させていただきましょう!
「邯鄲」とは、中国の故事で栄枯盛衰のはかないことを意味します。この「時代の流されず、物事の本質を追及する姿勢」をキタニでは製品作りに活かされています。
「フィン・ユール(Finn Juhl)ニールス・ヴォッダー(Nils Vodder)No.53」
フィン・ユールのNV-No.45と並ぶ名作NV-No.53。 丸みのあるシートから延びるアームには装飾的な溝が彫られており、先端に行くにしたがって少し上向きにカーブを描く彫刻的な作品です。暖かみのある煉瓦色のレザーと座面をファブリックに仕上げているコンビカラーで、腰を掛ければすっぽりと身体を包み込む優しいライン。そして、その美しいアーム部の造形美には惚れ惚れしてしまいます!1996年10月4日にフィン・ユールのNo.53(FJ-01)復刻ライセンスを取得されているキタニでは、この名作のデザインを紐解きながら、ライセンス期間が終了する2021年10月3日までリ・プロダクトしています。キタニでは、北欧ヴィンテージ家具のリペアも担っておりますが、今回はリペア前の状態を確認させていただき、このヴィンテージの味のある風合いをそのままに楽しんだ後にリペアをお願いすることに致しました!
邯鄲邸の2階へお邪魔し、東社長に案内していただきながらキタニコレクションをゆっくりと拝見させていただきます!
名作椅子が並ぶ中、一部座面の張り地が露わになり、中の構造が見れるようになっています。今でこそクッション素材には耐久性のあるウレタンフォームが用いられるようになっていますが、当時の椅子は馬毛を主に使用しており、その座面はクッション性があり、掛け心地が良いのです。キタニでは、このように当時の椅子を解体してから組み立て直し、リペアしながら研究に研究を重ね、一つひとつ職人の手で創り上げてきたものを学びながら、素晴らしい手仕事の精神を大切に受け継いできたと伺いました。いつまでも眺めていたいと思える素晴らしい展示品の数々に触れさせていただき感謝致します!
奥に見えるは「Finn Juhl House(フィン・ユール邸)」。
家具の彫刻家と言われ、現在でも世界的に熱狂的なファンを持つデンマークのデザイナーFINN JUHL(フィン・ユール)。建築家でもあった彼が自身で設計したデンマークの自邸を建築当時の姿に忠実に再現するプロジェクトを「フィン・ユール邸プロジェクト」として立ち上げられ、ヴィルヘルム・ハンセン財団、デンマーク大使館などの協力の下、フィン・ユール生誕100年にあたる2012年1月30日にこの地に完成しました。開館日のみ入館でき、入館料は御1人様3,000円(協賛金)となります。入館希望の方は事前予約が必要です。12月〜3月までは閉館となり、来月4月より開館致しますので、公式サイトのカレンダーを御確認、御予約の上、訪れてみてください!
フィン・ユール邸が佇む庭先には、飛騨一之宮の名桜「臥龍桜」の種子より育った苗木を植樹され、千年の時を越えて命を繋ぐ桜樹の幼木にキタニの「夢」を宿らせています。青々と生い茂る芝や新緑が見られ、桜の開花時期に訪れてみるのも良いでしょう♪
お次は本社ショールーム前に設置されている「特設ギャラリー」へ!
特設ギャラリーでは、昨年2021年11月13日(土)〜今年2022年2月13(日)まで「デンマーク家具展-ハンス・J・ウェグナーの時代-」を開催し、展示販売されていたため、その後の様子を伺うことができました。
キタニがライセンス契約を結んでいるヤコブ・ケア(Jacob Kjær)をはじめ、アルネ・ヤコブセン(Arne Jacobsen)、フィンユール(Finn Juhl)、ハンス・J・ウェグナー(Hans J Wegner)、ボーエ・モーエンセン(Borge Mogensen)、ニールス・O・モラー(Niels Otto Moller)と、ハンス・ウェグナーをはじめとする個性溢れるデザイナーたちが活躍した家具の黄金期と呼ばれる時代の作品が展示されています!
北欧家具の黄金期と呼ばれる時代に活躍したデザイナーたちの椅子。個性的なデザイン、手に馴染むカーブ、身体にそっと寄り添う座り心地の良さなど、椅子は座ってみなければわかりませんが、眺めているだけでも魅了されてしまうそのフォルムの美しさが堪りません!
「ハンス・J・ウェグナー(Hans J Wegner)JH501(PP501)
/ザ・チェア(The Chair)」
ウェグナー自身が「初めて自分の良さが出た椅子」と称した作品で、“椅子の中の椅子”という敬意を込めて「The Chair(ザ・チェア)」という愛称で世界中で愛されている椅子の初期モデルです。工房Johannes Hansen(ヨハネス・ハンセン)のために1949年にデザインした椅子で、発売当時はシンプルすぎるデザインゆえにあまり評価されていなかったのですが、その10年後にアメリカ大統領となったJ.F.ケネディがリチャード・ニクソンとのテレビ討論会で使用した椅子として世界中から注目を集めたというのはあまりに有名なお話です。現在でもPP Mobler(PPモブラー)社にて、職人の手作業により一脚一脚大切に、丁寧に作り上げられています。
この椅子には、「フィンガージョイント」と呼ばれる技法を用いられており、接合面積を多くするために木材をギザギザに加工し接合する技法で、強度を保ちながら“見せる接合”としてデザインのアクセントにもなっています。初期モデルと後期モデルでは、このフィンガージョイントのデザインが大きく異なり、初期モデルは背もたれとアームのパーツの接合部が美しく見えなかったため、背もたれを籐で巻いてあります。この技法は後の作品にも使用されていることもあり、ザ・チェアはウェグナーの大きな転機となった椅子と言えるでしょう。木材による滑らかで優美な曲線に籐張りの座面がウェグナーのクラフトマンシップを感じさせてくれます。ウェグナーのデザインポリシーは第一に「座りやすさ」、第二に「クラフトマンシップ」、第三に「デザインの美しさ」だと言われています。そうしたポリシーによって生まれた作品だからこそ、半世紀以上の時を経て今も尚、世界中に多くのファンがいることが分かります。我が家にもウェグナー最大のベストセラーで”Y-chair”の愛称で親しまれているCH-24が鎮座しており、愛称の由来ともされるY字型の滑らかな背面デザインが我が家の玄関を支えてくれています♪
「ハンス・J・ウェグナー(Hans J Wegner)AP69(JH69、PP19)
/パパベアチェア(Papa Bear Chair)」
私も大好きな”パパベアチェア(Papa Bear Chair)”。大きな熊が両手を広げているかのようなユニークなフォルムが特徴的なラウンジチェアで、熊のお腹に優しく抱かれているかのような安定した座り心地とその形からこの愛称で親しまれています。ウェグナー作品の中でも最上級の座り心地を誇り、ウェグナー自身も大変気に入っていたのだそうです!こちらは、どの家庭にも馴染みやすいグレーカラーで、背面と座面の生地を変えられており、無地と柄のコンビが愛らしく、この布地の組み合わせはとても素敵!革張りや布張り、素材やカラーバリエーションなど、国産からデンマーク製まで張地の種類は様々で、生地選びは椅子選びの中の楽しみの一つでもあります!
「アルネ・ヤコブセン(Arne Jacobsen)フリッツ・ハンセン(Fritz Hansen)/エッグチェア(Egg Chair)」
アルネ・ヤコブセンが建築を設計したSASロイヤルホテルのロビースペースのためにデザインされた、北欧デザインを代表する作品のひとつ”エッグチェア(Egg Chair)”。側面から見たシルエットが卵に見えることからそう名付けられています。ロビーでの使用目的を考慮し、ハイバックにすることで他の人と隔離された空間を生み出すためのフォルムで安楽性も合わせてデザインされており、背は寄りかかるとリクライニングし、ゆったりと寛ぐことが可能です!
「フィンユール(Finn Juhl)フランス&サン(France&Son)No.152-BWANA Lounge Chair」
”ブワナチェア(BWANA)”の名の由来は「アフリカ・北ローデシアのブワナ族長の椅子からインスパイアされブワナチェアと名付けられた」、「ブワナとはスワヒリ語で”主人”、”旦那”を意味し、主の椅子と名付けられた」など諸説あるようです。座面の接合部分に黒いスペーサを入れることで浮遊したように見えるデザインは計算された美しさです。アームにクッションを密着させたデザインは肘置きに最適で、前脚のグリップは思わず握り締めたくなる形状をしています。こちらは既に御主人様が決まっているようで、Sold Outと表示されていました。
前社長の田中氏が1994年(平成6年)に北欧へ高齢者用の福祉家具を視察に行ったことをきっかけに、手に入れた1,000点余りの中古椅子を研究資料として日本へ送り、その研究から学んだ多くの知識と技術、そして家具づくりの思いも一緒に受け継がれ、今のキタニのモノづくりを支えています。デンマークから日本へ渡り、ここキタニで受け継がれ、日本の伝統的な高い技術力を誇るキタニでは、本国ではもう製作されていない名作家具33アイテムを手掛けられてきています。
壁に掛けられたポスターは、1950年にデン・パーマネンテにて会した8人の家具デザイナーたちの一幕を残しています。中央にはイブ・コフォード・ラーセン(Ib Kofod-Larsen)、その視線の先にはフィンユール(Finn Juhl、その横にはハンス・J・ウェグナー(Hans J Wegner)、ピーター・ヴィッツ(Peter Hvidt)、オルラ・ムルガード・ニールセン(Orla Mølgaard-Nielsen)、アクセル・ベンダー・マッセン(Aksel Bender Madsen)、アイナー・ラーセン(Ejner Larsen)、アルネ・ヤコブセン(Arne Jacobsen)と錚々たるメンバーが勢揃い!
東社長から直々に北欧家具の歴史やキタニの歴史、それらにまつわる裏話などを伺っているとあっという間に楽しい時間は過ぎ去っていきます。私たちが今、色々と吟味しているフィン・ユールのヴィンテージの話でも盛り上がっているとキタニに資料として保存されている貴重な原寸図を見せてくださるとのこと!
スケッチされた図面は原寸図で、フィン・ユールのNV-No.45を横から表しています!
この図面をもとに、家具マイスターのニールス・ヴォッダーが着手し、彫刻のような手仕事により「世界でもっとも美しいアームを持つ椅子」と評される椅子の誕生となるのです!我が家にもいつかは迎え入れたいと思っているヴィンテージのNV-No.45。いつか良いご縁がありますよう願っています。
原寸図には63年前(1959年)に記したニールス・ヴォッダーのサインがあり、思わずその時代の背景を想像し興奮してしまいます!
原寸図の他にも建築家であったフィン・ユールが手掛けたショールーム等の図面等もあり、本当に貴重な資料をたくさん拝見させていただきました!
残雪の山を進み本社ショールームへ足を運びましょう!
静岡育ちで雪を初めて見る我が家の愛犬ショコラは、雪に足を踏み入れるのも初めてのこと。初体験をさせてあげようと雪山へ降ろしてみると、「ママ、この冷たいのは一体何!?」と怪訝そうな顔をしながら歩くこともできず、雪の上で固まってしまいました(笑)
大自然に囲まれたキタニの本社。屋根にもうっすらと残る積雪があり、儚げなその姿は美しくもありますが、以前夏に足を運んだ際の飛騨高山は青々とした木々や山々が清々しくとても気持ち良かったので、やはり春が待ち遠しく感じてしまいます。
本社ショールーム入口。
入口正面の部屋には、ヤコブ・ケア(Jacob Kjær)の復刻作品であるWriting DeskやPrincess Deskが展示されています。ヤコブ・ケアのデザインは伝統的な様式家具の流れを汲んでおり、木工製作の教則本的な存在となり、今も受け継がれているのです。
美しい”プリンセス・デスク”は、発表当時は”ライティング・デスク”として呼称されていましたが、後にデンマークの王妃18歳の誕生日を記念して献上されたことから”プリンセス・デスク”と愛称されるようになっています!昔懐かしい蛇腹式の扉は緩やかなカーブが美しい収納扉となり、印象的な顔をしています。木部樹種はサペリ(Sapele)やサクラ(Yamazakura)となりますが、鏡面仕上げのような艶のある重厚感溢れる仕上げ方や木目を活かした馴染み深い仕上げ方と同じデザインでも仕上げ方によって異なる表情を魅せてくれます。
復刻にあたり、図面資料等はWØRTS工房のホルガ―・ニッセン氏よりキタニが譲り受けたものです。
本社ショールーム
アルプスを望むデッキスペースからの雄大な景色。数年前に今は亡き田中会長とこちらのデッキで美味しい珈琲をいただきながら、歓談させていただいた記憶が懐かしく思い出されます。
「イブ・コフォード・ラーセン(Ib Kofod-Larsen)キタニ(Kitani)
IL-01 エリザベス・チェア(Elizabeth Chair)/IL-02
1956年にクリステンセン&ラーセン社より製作・発表され、その2年後にエリザベス女王も購入したことから”エリザベス・チェア”の愛称で親しまれています。前脚から肘を通して後脚へとつながる繊細なディテールが魅力的で、身体をしっかりと受け止めるバケット型につくられたクッションのデザインも独創的なこの椅子は、イプ・コフォード・ラーセンの作品の中でも、最も完成度の高いデザインとなり、私も好きな椅子の一つです!もし、手にするのであれば、やはりこのデンマーク製のウール地のマスタードカラーが可愛いでしょうね♪
本社ショールームのフロアにて、東社長と暫し歓談タイム。
昨今の北欧家具のヴィンテージの価格高騰の目まぐるしさや現行品の需要の高さの背景を伺いながら、モノづくりキタニのあるべき姿をお話くださいました。そして、キタニが生み出す北欧家具の優れた職人技と優美なデザインが人々のライフスタイルに寄り添うように、美しく豊かな暮らしのお手伝いをさせていただければと。
東社長直々に案内していただき、とても有意義な時間を此処キタニにて過ごすことが出来ました。来年の春には紹介した名古屋のフレンチレストラン「Reminiscence(レミニセンス)」の新店舗にもこちらの家具が幾つか追加で入る予定とのこと。また、私たちも伺える日を楽しみにしております!
フィン・ユールのNo.53。その美しすぎるデザインは私たちを魅了するほどに存在感を露わにしています。訪れるゲストの心もきっと掴んで離さぬことでしょう。コロナ禍ということもあり、北欧家具と共に過ごす美しく豊かな暮らしを目指しています。近々、北欧家具好きの皆様と集う会も企画していきたいと思いますので、ご興味のある方は是非ご参加くださいませ!
株式会社キタニ 高山本社ショールーム
所在地:岐阜県高山市松倉町2115番地
TEL:0577-32-3546
営業時間:10:00~18:00(冬期は17:00まで)年中無休(年末年始を除く)
http://www.kitani-g.co.jp/