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コーヒーは昔、羊飼いが見つけた”奇跡の果実”とされている

2013/06/06

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『コーヒーは昔、羊飼いが見つけた”奇跡の果実”とされている』

6世紀頃のアビシニア(現エチオピア)であった、ごくごく普通の羊飼いの少年のできごとである。ある日のこと、羊飼いは自分の羊が異常な興奮状態になっていることに気付く。羊は暑い日中には、日陰で静かに過ごしていることが多いのだが、その日に限って岩場で跳ね回ったり、急傾斜をよじ登ったりして異常なまでの興奮状態を示していた。いつもなら夕刻を迎え涼しくなると、草を食べるのに食べようともせず、日没後には、四肢を伸ばしたり横たわりながら眠り大人しくしていることがほとんどだが、その日に限り、落ち着き無く動き回り、泣き喚き、互いに追い回し合い、目は辺りを見回し挙動不審だったそうな。羊飼いが最初に思ったのは、何かの動物が羊を襲おうとしたり、羊の睡眠を妨害しパニック状態になっているのではないかと思った。実際夕方になると、草を食べている羊の近くにしばしば夜鷹が飛来して驚かすことがあったからだ。夜には狼が出現する事もあった。しかしその日は、夜鷹も狼もいないのだから不思議である。

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羊飼いは、昼間の状態を思い返した。そして騒いでいる羊が近くの藪の中で、赤い果実をかじり、その後で跳ね回っているのを思い出したようだ。不思議に思った羊飼いは、赤く熟した果実を村の僧侶のところに持って行った。そして2人は、その実を煮詰めて煮汁を飲んでみることに。すると羊飼いは、幸せな気分になり、僧侶は天国の食物、つまり楽園の天使からの授け物によって、自分の能力が高まったように感じるとともに眠気が完全に消えてしまったのだ。そこでこの僧侶は、この赤い果実の煮汁は、夜間に執り行われる礼拝で信者の眠気を抑え、儀式の効果を高めることに役立つだろうと考えた。やがて羊飼いが見つけた赤い果実から作られた飲み物は、深夜の礼拝で必要不可欠のものとなり、カーワー(精力増強の妙薬)と呼ばれるようになる。赤い果実のなる木は、エチオピアのカファ地方からアラビアに移住してきたブラッククリスチャンが持ち込んだ物であり、そのカファまたはカーワーに由来しコーヒーの名前が付けられたとされている。

『多くの人に愛されることになったコーヒーの木の品種を知ろう』

コーヒーの由来を知ったところで、豆知識としてコーヒーの種類についてもう少し踏み込んでみよう。コーヒーの木の品種はとても沢山あるが、その中でも飲用として市場に流通し販売されているのは、”アラビカ種”と”ロブスタ種”の2種類に分けられる。

アラビカ種は、世界の総生産量の70~80%およそ2/3を占めており、原産国はアフリカのエチオピアで、ブラジルをはじめコロンビア、ジャマイカなどの有名なコーヒーの産地で生産されている。栽培条件は平均気温15~24℃、標高450~2500mが適し気候や雨量、土壌なども限定されやすく、また病害虫や気温の影響(霜害・乾燥に弱い)も非常に受けやすくデリケートな品種と言える。しかしながら、一般的にアラビカ種は、円熟味のある味わいや豊かな芳香を持ち、品質も優れているため高値で取引される。

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アラビカ種は、カフェインの含有量も少なくロブスタ種と比べると約半分程度である。自家焙煎豆珈琲店などのコーヒー専門店で取り扱かっているほとんどの豆がこのアラビカ種なのである。最近よく見かけるスペシャルティーコーヒーとは、このアラビカ種の中でも最高の品質のものをいう場合が多い。

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もう一方のロブスタ種は、世界の総生産量の20~30%およそ1/3を占め、原産国はアフリカのコンゴである。生産国はベトナムやインドネシアが有名で、栽培の条件として平均気温24~30℃低地での栽培も可能。病害虫にも強いことからアラビカ種に比べ栽培管理がしやすい品種であり、成長も早く収穫量が多いのが特性である。コーヒー豆の形は、よく見るアラビカ種の平たい楕円形に比べ丸みのある形をしている。価格は安価なため、インスタントコーヒーや缶コーヒー、安いレギュラーコーヒーなどに多く用いられ使用されている。一般的にロブスタ種は、苦味や渋みが強く、独特な(煎った麦のような)香味があり、酸味が無く、カフェインはアラビカ種に比べ多く、品質としてもアラビカ種とは大きく異なる。

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『最高のスペシャルティーコーヒーとは?』

さて、わたしたちが普段口にするコーヒーの品種の違いを知ったところで、最高のスペシャルティーコーヒーがどんなものなのか、興味が湧いたと思われる。日本スペシャルティーコーヒー協会の定めるところによると、「消費者(コーヒーを飲む人)の手に持つカップの中のコーヒーの液体の風味が素晴らしい美味しさであり、消費者が美味しいと評価して満足するコーヒーであること。」とある。では、風味の素晴らしいコーヒーの美味しさとは、一体どんなものでどのように生み出すのだろうか?次回は、無類のコーヒー好きにも、そうでない人にも最高のスペシャルティーコーヒーの良さを知ってもらおうと思う。


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