「天竜浜名湖鉄道・三ケ日駅」の駅舎内の「グラニーズバーガー&カフェ(Granny’s Burger&Cafe)」でランチをした後は、駅舎内に出店されていた「かもめの珈琲屋さん」の芳しい珈琲のアロマに惹き寄せられたため、食後のコーヒーブレイクと参りましょう!
「かもめの珈琲屋さん」は不定期で移動するコーヒースタンドとなり、各種イベントや「天竜浜名湖鉄道」の「天竜二俣駅・気賀駅・三ヶ日駅」をはじめ、奥浜名湖周辺を中心に出店されています。この日は偶然、「三ヶ日駅」に訪れた日に丁度出店されていたという幸運の出会い。
オーナーで珈琲焙煎士でもある山本恵理(Eri Yamamoto)さんは、浜松生まれ浜松市在住の生粋の浜松っ子で、京都へ進学後、コーヒー屋になるためUCCへ就職。全国への転勤族としての責務を果たし、開業を目的に28歳の時に、愛する地元・浜松へUターン。企業に勤めながら、創業スクールや2018年浜松リノベーションスクールに参加し、2020年に「かもめの珈琲屋さん」をオープンさせています。開業時がコロナ禍であったこともあり、店舗を構えずにイベント等への出店を視野に入れた移動カフェとしてのスタイルを継続。現在は、駅舎内での週末コーヒースタンドを実施しながら、地域に根差したローカルサービスと飲みニケーションを通じて「浜松fika(フィーカ)」を創造する取り組みに励まれています。
お店の名前となる「かもめ」は、1970年にアメリカで出版されたリチャードバックによる名作「かもめのジョナサン(Jonathan Livingston Seagull — a story.)」から由来されており、大好きな故郷である浜名湖を舞台に、自身を“かもめ”と位置付け、浜名湖周辺を飛び回っているとのこと。恵理(Eri )さんが手描きでさらっと書いた文字をベースにデザイナーにデザインをおこしてもらった繊細なロゴの文字は、まるで水面を颯爽と羽ばたく一羽のかもめのよう。”か”の一部に施された”隠れかもめ”はデザイナーからの案で採用されたと伺いました。一度目にしたら忘れない、印象に残る手描きの存在感が素敵です。
この日のコーヒーメニューは「かもめ季節のブレンドcoffee」、「Speciality Coffee」、「カフェインレスコーヒー」、「Milk brew coffee(Ice)」の4種の中から選べます。現在は三方原町にて焙煎をされており、コーヒースタンドでは、焙煎したて挽きたて淹れたてのコーヒーを楽しむことができます。
梅雨の合間の晴天に恵まれたこの日は、蒸し暑さもあり、「かもめ季節のブレンドcoffee」をアイスコーヒーでオーダー。
オーダー毎に一杯ずつ丁寧にハンドドリップで淹れてくれるコーヒー。
丁度、気になっていたイベント「ハママツクリエーターズフェス」でも、期間内の前半に出店されるとのことで、フライヤーを頂戴しました。フェスは、2023/7/21(金)、7/22(土)、7/23(日)の三日間で開催されます。
淹れたてのコーヒーを氷で冷やしてステア。季節毎に変える今時期の夏のブレンドは、梅雨か真夏にかけての気温差のある中で、ホットでもアイスでもどちらでも楽しんでもらえるようにと厳選した4種の豆(エチオピア、ブラジル、グァテマラ、パプアニューギニア)をブレンド。
手際良く淹れてくれている間も、こちらとの会話も交わし、楽しませてくれる店主の恵理(Eri )さん。穏やかなお人柄で、注がれる一杯のコーヒーからも温かみを感じられる癒しの空間が広がります♪
我が家の愛犬ショコラを気に入ってくれたようで、「ショコラちゃん、可愛くって癒されました」と、Instagramのメンション後にDMを添えてくれました。ショコラは珈琲はもちろん飲めないのですが、珈琲の香りが大好きなこともあり、興味深く鼻をスンスンと動かしていました♪
「かもめ季節のブレンドcoffee(Ice)」¥550
エチオピアのwashedの華やかで明るい味わいを感じながらも、夏にピッタリなサラッとした口当たりとスッキリとした印象があり、ブラジルやグァテマラのジューシー感に、ほのかな苦味と奥行きを感じるコク、キャラメル香の豊かな甘みとバランスに優れた季節のブレンド。一杯を飲む中で、温度帯の変化でも楽しめる面白いブレンドとなっているようで、長く余韻が楽しめる子です。美味しいコーヒーに巡り会えると、その日一日の足取りが軽くなります。また、偶然見つけられたら嬉しいですね♪
かもめの珈琲屋さん
焙煎所:静岡県浜松市北区三方原町1233-5(コーヒースタンドは移動出店となります)
※出店予告などの最新情報はInstagramの公式サイトをご確認ください。
https://kamome-coffeeroaster.com/