古都鎌倉に誕生した「鎌倉古今(Kamakura Cocon)」は、1日2組限定の古民家ホテルとなります!
宿泊できる客室は、101号室の「古今メゾネットスイート(88㎡)」と102号室の「蔵メゾネットスイート(82㎡)」の2部屋のみとなり、どちらも歴史ある和の趣を活かしながらリノベーションを施しており、違う角度からの日本庭園を愉しめる造りとなっています!
今回わたし達がお世話になるのは、既存の蔵をリノベーションした102号室の「蔵メゾネットスイート(82㎡)」です!
チェックインを済ませた後は、支配人の松宮 大輔 (Daisuke Matsumiya)さんに客室を案内して頂きます!
客室毎に用意されたルームキーにて開錠。オートロックではないため施錠をお忘れなく!
至る所で伝統ある京唐紙を施した扉や襖が出迎えてくれ、美しき文様が高貴な雰囲気を醸し出し、天然の自然塗料からは柔らぐ風合いを感じます!但し、創建時の時代が時代だけに天井の低い箇所があるため、高身長な方は頭をぶつけないように注意が必要です!(我が家の旦那様も181cmと高身長)
まず目の前に広がる1階和室は、足をゆったり伸ばし、庭の景観を楽しみながら寛げる安らぎの8畳間となります!
姿見鏡を用意した押入れ内のクローゼットには木製ハンガーをはじめ、古今オリジナルの浴衣と羽織りや足袋の他にも前開きのナイトウェアがセットで用意され、セキュリティボックスもこちらにあります!
床の間には、世界的に活躍される書道家の大隈 優子 (Yuko Hayashi Okuma)さんの書が飾られており、この「いろは歌」は泪を流したように滲ませているのもまた意味深し。
「いろはにほへと ちりぬるを
わかよたれそ つねならむ
うゐのおくやま けふこえて
あさきゆめみし ゑひもせす」
和室と蔵をつなぐスペースにはミニキッチンが用意され、キッチン下の冷蔵庫内に用意されたドリンク(ビール、ソフトドリンクなど6種)は全て無料となります!
コーヒーはエスプレッソマシンを設置し、お茶は3種(この時は柚子緑茶、桜緑茶、黒文字茶)の健康茶を用意。湯沸かしには、BALMUDA The Potが備え付けられています!
綺麗に塗り替えられた蔵の入口を進むと和と洋が共存するリビングスペースが広がり、2階部分を吹き抜けにリノベーションされたため、蔵の中とは思えぬ程の開放感があります!
創建当時の重厚感溢れる蔵の扉や和箪笥などの調度品が顔を覗かせる空間にもシンプルモダンなデザインとなる「TIME & STYLE」のゆったりとしたソファ&オットマンを取り入れ、和と洋の融合を施しリビングでの快適なひとときを提供されています!
壁にはモノクロ写真が飾られており、こちらは富士宮の農園を営む野菜が主役の自然派フレンチの「Restaurant Bio-s(レストラン ビオス)」オーナーの松木 一浩 (Kazuhiro Matsuki)さんが撮影された写真とのことで、以前から松宮さんと交流のある松木さんが公式サイトに掲載されているPV制作も担当されているとのこと!丁度来月上旬に友人とビオスに食事に行く計画を立てていたため、制作秘話などを松木さんからも伺えたら嬉しいですね!
こちらでは無料Wi-Fiを完備しており、室外に持ち出せる電話Handyでは24時間体制で対応してくださる客室専用コンシェルジュとの通話が可能です!
また、映画のDVDやCD、書籍の他にも「Alexa(アレクサ)」を搭載した「Harman Kardon(ハーマンカードン)」社製の音響にも優れたAIスピーカー「ALLURE(アルーア)」が備えられており、「アレクサ!ジャズミュージックをかけて!」、「アレクサ!ボリュームを上げて!」などの声掛けに応えてくれ、わたし達のライフスタイルに必要不可欠なBGMにも事欠きません!物は試しに少し離れた和室から声掛けしてみましたが、きちんと反応してくれる優れもの!
パウダールームの横にはガラス製の引き戸で開放感溢れるバスルームがあり、ミルクのような繊細な泡立ちで美容と健康に嬉しいマイクロバブルバスを24時間楽しめます!
今時期は42℃設定で湯温を保っており、湯だめすることなくいつでも快適なバスタイムに浸れるのも嬉しい限り!
奥にはトイレを用意しており、こちらでは入口にもトイレがあるため、2箇所のトイレで譲り合いの遠慮も無く使用することが可能です!
引き出しにはドライヤーをはじめ、アメニティグッズが用意され、バスアイテムもボタニカルと肌に優しいものを採用されています!
2階のツインベッドルームには、スローガンに”The Quality Sleep”を掲げる「airweave(エアウィーヴ)」社の固めの寝具マットが最速で良質な快眠を約束してくれます!
実は古民家ホテルでも活用されている様々なお宝が収蔵されていたという素敵な蔵で過ごすことのできる高揚感は、滞在した方にのみ与えられる権利です!
障子を開放した状態で庭を独り占めしながら、庭に咲く草花を添えたテーブルにてお茶を淹れ、夕食の時間まで暫し静かな時を過ごす贅沢なひととき!
陰影のある彫りと深みのある漆、木の温かみを感じる「鎌倉彫」のアイテムが要所要所に用意されているのも素敵な施しです♪
景色が揺らめく大正ガラスの風情や当時の職人技が光る組子欄間など、築163年の歴史を感じ、まるで離れのような別邸のような趣に包まれた客室で、緩やかな時間を感じながら心身共に癒やされる大人宿「鎌倉古今」!
鎌倉古今(Kamakura Cocon)
住所:神奈川県鎌倉市二階堂836
TEL:0467-81-4435(電話受付時間:9:00~18:00)
https://www.kamakura-cocon.jp/