「ラ・フェット ひらまつ」高層タワーの最上階で大阪の街を一望しながら至福の時間

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大阪で再開発が著しい梅田界隈から四つ橋筋を南下して行き、
堂島川に架かる渡辺橋を渡り、堂島川と土佐堀川に挟まれた中州中之島。
渡辺橋から見渡せるフェスティバルホールは、2009年から取り壊しに掛かり、
中之島フェスティバルタワー」として新たに2012年11月に竣工し、
地上200mの威容を誇るランドマーク的存在のタワーとして生まれ変わりました。

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エントランスホールからフェスティバルホールへと続く重厚感溢れる佇まいの大階段。
音楽ファンが待ちわびる新しいフェスティバルホールは、2013年4月に開業しています。
それに先立ち2012年12月3日には、
息を呑むようなパノラマビューを贅沢に望める最上階の37階に、
フレンチとイタリアンを融合させたモダン・クラシックのグランメゾン
日本のフランス料理界の巨匠である平松宏之氏が率いる
ひらまつグループ」の「ラ・フェット ひらまつ」さんがオープンし注目を集めています♪

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1982年に創業し、一軒のフランス料理店から始まった「ひらまつ」さんは、
今や、押しも押されもせぬひらまつグループとなり、そのグループの関西初進出店となる「ラ・フェット ひらまつ」さん。
ラ・フェットとは「祝祭」を意味し、文字通りウェディングにも力を入れられており、
料理、ワイン、サービス、空間、レストランを作り上げる全てにおいて「最高」を追究することへのこだわりが伺え、
最上階からの最高のロケーションを誇り、華やかな舞台を提供されています。
こちらは、ひらまつグループのレストランの中で一番大きな店舗となります♪

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ひらまつグループは、日本人オーナーシェフとして
初めて本場フランス版ミシュランの星を獲得した平松宏之氏の料理を楽しめる「レストランひらまつ」や、
フランス料理の最高峰と評されるポール・ボキューズ氏のレストランなど、
全国にレストランやカフェを数多く展開され、洗練されたサービスと美食で多くの人を魅了し続けています。
レストランウエディングの先駆けとしても有名で、
“美味しい料理でゲストをもてなしたい”という、こだわり派の新郎新婦様から支持を得ています♪

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メーンダイニングへと続くコリドール。
まるで宇宙船のような照明を用いており、内側にはオペラの歌詞が彫り込まれています。
エントランスやメーンダイニングまたは個室のシャンデリアには、
江戸時代より続く大阪錫器の技術を駆使した錫をふんだんに用いられており、
煌びやかな世界が待ち受けています♪

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レストランの至るところの壁面には、画家の額賀加津己(ぬかがかつみ)氏が描かれた静物画が飾られています。
聞けば、四兄弟である平松氏のご長男は画家の額賀加津己氏であり、次男は画商、
そして三男の平松氏がシェフをされ、四男は数学の教員をされていらっしゃるのだとか!(凄)
ご兄弟揃ってご活躍されているようですし、
お兄様の画を自身のレストランに飾られるという兄弟愛も垣間見えて、
素敵な四兄弟とお見受けしました♪

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レストランは2つのダイニングルームと4つの個室が用意されています。
個室の仕切りを取り外すと最大30名様まで利用することが可能です。
昼は大阪城方面までの街並みが一望でき、
大切なパートナーとの記念の食事や
ここぞ!」という場面での夜景デートの場所としても一役買ってくれそうです♪

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こちらは是非とも殿方に利用していただきたい場所となりますTOILET(笑)
壁面がガラス張りで開放感に溢れ、パリの写真を用いたモノクロでモダンな世界観を創り上げています。
用を足すという目的以上の爽快感が得られることと思います。
女性用は、洗面スペースが開放的にガラス張りとなっております♪

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鏡張りのアプローチを抜けて、天井の高い広々としたメーンダイニングへ。

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複数のダイニングや個室で構成された店内は、
世界中で活躍されるデザイナー「GLAMOROUS co., ltd.」の森田恭通氏がインテリアデザインを手掛けられています。
モダンなエッセンスを織り交ぜつつ、エレガントでゴージャスな雰囲気のインテリアは、
記念日や接待、パーティーなど様々なダイニングシーンを華やかに演出してくれるでしょう。
中央に手掛けられた錫のシャンデリアは圧巻の華やかさを放ちます。
すべての会場のフロア面積は、何と7500㎡もあるそうです!(驚)
そのゆったりとした空間に、贅沢すぎる程の間隔を保つ円卓。
全ての席に目が行き届くよう、スタッフの数も多く見られます♪

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北は淀川と北摂の山々、南に大阪城、西の遠くに大阪湾、晴れの日には神戸の先に淡路島や明石海峡大橋も望め、
地上200mからのパノラマビューが、至福のひとときを演出します。
今回は生憎の天候で、曇って先まで見ることができませんが、快晴時には山や海が見渡せるとのこと。
こちらでは贅沢な空間で食事を楽しみながら、
さらに大阪の街を一望し、景色までも堪能できてしまう素敵なロケーションを提供されています♪

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シャンデリア型の噴水は、世界で初めて作られたものだそうです。
シャンデリアの装飾のメダル部分には、大阪城やイチョウなど大阪に関連するデザインが施されています♪

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今まで使われていなかったテラススペースを活用して地上200mのビアテラスをオープンされたとのこと。
題して【天空のガーデンテラス】7月15日(水)~8月31日(月)オープン!

夏の味覚を楽しむガーデンテラス席として、こちらのテラスを夏限定で開放されています。
夏の前菜盛り合わせや炭火焼でご用意する4種のお肉料理などとともに、
キリッと冷えたワインの他、氷点下を楽しむエクストラコールドビールやフリージングハイボールを用意。
天空の夜空を眺めながらのビアガーデンとしてご利用いただけます♪

営業時間 17:30~20:30(L.O.)※要予約(当日予約可)
場所 フェスティバルタワー37F 南ガーデン
料金 お一人様10,000円 ※お料理・お飲物(2時間フリー) 税金・サービス料込

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スタッフの中西さんに席まで案内していただきました。
こちらのお料理のコンセプトは、「モダン・クラシック Moderne Classique」。
ヨーロッパのガストロノミー(美食)の伝統を継承しつつ、
ひらまつさんで長年かけて磨き上げてきた技術と感性によって昇華させた料理は、
フランス料理やイタリア料理といった国境を越え、新しい美食の世界を作り上げていらっしゃいます。
外は雨ですが、お料理は晴れやかな感じで行かせていただきます!」と、中西さん。
ゲストとの会話を楽しむ距離感も素敵な演出の1つです♪

メニュー名は、コンサートホールに合わせてクラシックの著名な作曲家の名前を使われています。
この日は、Menu Verdi 3,400円をベースに、
追加料金でメーンを河内鴨に変更し、こちらのスペシャリテのデザートを付けていただきます♪

ランチ
Menu Puccini 1,800円
※平日限定コース(別途 消費税8%・サービス料 10%)
メインディッシュ/デセール/コーヒー・小菓子
Menu Verdi 3,400円
(別途 消費税8%・サービス料 10%)
アミューズ/前菜/メインディッシュ/デセール/コーヒー・小菓子
Menu Wagner 5,300円
(別途 消費税8%・サービス料 10%)
アミューズ/前菜/肉料理/デセール/コーヒー・小菓子
Menu Chopin 7,000円
(別途 消費税8%・サービス料 10%)
その日の食材によりシェフのおまかせコース

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ひらまつさんで年間通してお造りになっている、季節毎のフルーツのコンポートを用いたスパークリングカクテルは、
今シーズンは、桃とパイナップルがありましたので、迷わず大好きな桃をオーダーさせていただきました!(嬉)
そしてもう1つは、ドラモット社と提携してオリジナルで造られているシャンパーニュをアペリティフにいただきます♪

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「Delamotte Blanc de Blanc Hiramatsu Prestige」

ドゥラモット社がシャルドネの聖地ル・メニル・シュール・オジェの畑からシャルドネ種100%を使用して造るシャンパーニュ。
厳選された完熟葡萄のみを使用することで
ドサージュ(補糖)を抑え葡萄本来のナチュラルな味わいを大切にして仕上げた辛口キュヴェ。
ひらまつグループのレストランでしか味わうことが出来ない特別なシャンパーニュです!
グラスもドゥラモット社にオリジナルで作っていただいているようで、Hiramatsuの刻印が施されています♪

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「桃のスパークリングカクテル」

フレッシュな桃の香りと、濃厚な味わいが楽しめるスパークリングカクテル。
アルコールが苦手な方には、ノンアルコールバージョンも可能です♪

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「お口取り」

アペリティフに合わせて。
濃厚なクリームチーズのふわふわスフレ仕立てと、
爽やかな酸味が心地好いサワークリームとハーブを使ったサクサクの焼き菓子です♪

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お次は、スタッフさんが大きな氷を抱えて来てくださいました!(驚)
かき氷はわたしの大好物ですが、まさか・・・このボールごと!?と不思議に思っていると(笑)

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真っ白な氷の中には、カップが仕込まれており、その中には一口サイズのアミューズが入っているようです!
スティックに刺さったものを手に取りいただくスタイルとなっています♪

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アミューズ「水茄子」

この時期に美味しい水茄子を塩、胡椒で味付けし、オリーブオイルの香りでいただきます。
フレッシュですので、シャキシャキとした食感と瑞々しい甘味を楽しみます♪

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「フォカッチャとライ麦を使ったパン」

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ラ・フェット ひらまつさんの料理長をされており、
グループの執行役員としても活躍されている長谷川幸太郎さん(1973年生)。
東京都浅草出身で、16歳にして料理の道に入られ、「シェラトン・グランデ・トーキョーベイ」にて、
パティシエとして4年間勤められた後に、
同ホテル内のメーンダイニングである「ザ・サミット」にてフランス料理を学び、26歳の若さで渡仏。
およそ3年半の間、数々の星付きレストランで修行を重ねられます。

史上最速でミシュラン3つ星を獲得した南仏モンペリエの「ル・ジャルダン・デ・サンス」で、
天才料理人と謳われる双子のオーナーシェフのジャック&ローラン・プルセル氏に感銘を受け師事を仰ぎます。
両氏の強い推薦もあり、日本初出店となる現在の「サンス・エ・サヴール」の副料理長に抜擢され活躍される中、
世界的に有名な料理コンクールに参加するなど、料理人として技術の研鑽にも励まれており、
2007年の第11回ボキューズ・ドール国際料理コンクールでは、
日本人初の6位入賞を果たされるほどの輝かしい経歴をお持ちです。
伝統的な技法を用いたクラシカルなフレンチをベースに、
新たな風を吹き込むように、現代のエスプリを効かせたアイデア料理を生み出し、
食の軽やかさや楽しさを演出し続ける長谷川シェフ。

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今回、京都からの流れで大阪に足を運ぶにあたって、
サローネ・グループ代表の平高行さんにお願いし、お薦めのお店をセレクトしていただいた最後のお店がこちらとなります!
題して「平プレゼンツ!一味違った大阪を喰い倒れしてご覧なさい!Part.3にて完結!

こちらの料理長である長谷川さんとさんは、中学時代の同級生ということもあり、
飲食業界の第一線で活躍されている御2人は、切磋琢磨し合う素敵な関係性を保たれているようで、
そのご縁でご紹介いただきました♪
こちらは平さんが長谷川さんと若かれし頃、撮影された懐かしい写真です(笑)

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サロン支配人である上垣健一さんをはじめとし、サービスに15人程度、キッチンには20人程度、
ブライダルスタッフも数名おられるので、かなりの大所帯のひらまつさん。
こちらでは、スタッフさんの教育をされるにあたって、
満足度を決めるのはサービスが80%、料理人が20%」という、
長谷川シェフの想いを社員全員で熟知し徹底されています。
メニューや会話から、どう美味しさを伝え、どのタイミングやどのような所作で届けるかといったサービスは、
美味しさを大きく左右するもの。
こちらでは、シェフもインカムを付けて会場の様子を聞き、サービスのタイミングも図られ、
万全の体制で一皿一皿の料理が仕上げられていくのです。
その言葉通り、どのスタッフさんを拝見しましても、
ホールに立たれる際の美しい姿勢や見事な立ち振る舞いなどの所作を含め、
各テーブルで生まれる会話すべてに、
今、目の前にいる人を幸せに」というポリシーを
胸に掲げられているように映ります♪

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アミューズ「マグロ ティラミス」

左手のスティックに用意された真っ白なメレンゲは、
大葉のメレンゲだそうで、シュワシュワと口溶けの良さが爽やかです。
そのメレンゲに包んだ生マグロは生姜に漬け込み、スッキリとした味わいの和のテイスト。
右手スプーンには、コーヒーのビスクにフォアグラのテリーヌを乗せて、
マスカルポーネのティラミス風に仕上げてあります。
フォアグラを大人のデザートのようにいただくようで、
ワインが進んでしまいます♪

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アミューズ「マカロン」

ひらまつさんオリジナルのギフトボックスに、
クミンを纏わせスパイス感じるマカロンに人参のムースを忍ばせて。
甘いだけがマカロンではありませんね!
食感と香りを楽しむ可愛らしい一口サイズのマカロン。
アミューズ3種では、それぞれが風味豊かで嗜好を凝らされており楽しめました♪

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メートルでソムリエも兼任されている渡邊泰斗(わたなべたいと)さんに、
お勧めのワインをペアリングしていただきました。
爽やかで心地好いサーブをしてくださる渡邊さんですが、御歳を伺い衝撃が走ります!
まだ若干26歳とのこと!(驚)
元々は、料理人を目指し、「ひらまつ本店」にて働かれていたそうですが、
サービスに転向され、金沢の「ジャルダン ポール・ボキューズ」でソムリエとして配属されます。
大阪の立ち上げ時にソムリエとしてメンバー入りされ、
現在は土日はブライダルのキャプテンとして、そして平日はレストランのメートルとして活躍されています。
後程、伺ったことなのですが、
僅か2ヶ月でミシュラン1つ星を獲得した
注目の白金台のフランス料理店「ティルプス TIRPSE」のオーナーソムリエである大橋直誉さんが
ひらまつ本店」で働かれていた時の後輩にあたる好青年とのことです。
この若さにして、それを感じさせないスマートな接客と
豊富な知識を心地好いテンポで挟みながらの巧みな会話は、好印象の何ものでもありません!
良い意味合いでの貫禄振りにただただ驚くばかり。
勿論、セレクトしていただいたワインはどれも美味しかったです♪

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「ルイ・ジャド / プイィ・ヴァンゼル シャトー・ド・ロッシェ」フランス マコン地区

ヴァンゼルは、マコン地区の小さい村で、
北にプイィ・フュイッセ、プイィ・ロシェ、プイィ・ヴァンゼル、南にサン・ヴェランと白ワインで有名な産地の中心にあります。
シャトー・ド・ロシェは、ソーヌ河に面し、完全に東向きで、
プイィの主要な3つのアペラション(プイィ・フュイッセ、ロシェ、ヴァンゼル)に畑を所有し、
ルイ・ジャド社が独占契約を結んでいます。
AOCプイィ・ヴァンゼルを産する畑の面積はヴァンゼルとロシェの村に50haあり、
ルイ・ジャド社の醸造するワインは大変希少です。
品種はシャルドネ100%で、爽やかな酸と優しい熟成香が広がり、
冷えた状態から、若干温度が上がりゆく状態でも楽しくいただけるワインです♪

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「とうもろこしのエスプーマとポップコーンのアイスクリーム」

温かく甘味の優しいとうもろこしのエスプーマに
塩気を感じる自家製ポップコーンを使用した冷たいアイスクリームを忍ばせた上にポップコーンを添えたユニークな一皿。
温度差とシュクレサレ(砂糖と塩)を楽しむスープ。
ジャルダン・デ・サンスの双子のオーナーシェフ、ジャック&ローラン・プルセル氏が提唱する
五感で楽しむ」という料理の考え方を大切にされている長谷川さん。
その彼らの料理を象徴する「シュクレ・サレ」という技法を用いて、このスープは生まれています。
とうもろこしの甘味を対照的なポップコーンの塩気を加えることで、
その素材の持ち併せる旨味を何倍にも増幅。
厨房でポップコーンを自家製している姿を想像すると、ちょっと可笑しな感じですが、
何だか料理を楽しんでいるような、
そんな長谷川さんのアイディアの豊富さがまた素敵に思えます♪

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「イル・ヴィニャーレ / ヴィーニャ・アルテ ガヴィ」イタリア ピエモンテ州

品種は、コルテーゼ100%のガヴィ。
2000年初めにピエモンテ州で156種類のガヴィを集めたコンテストで、
奥様の名を付けた単独畑のガヴィ・ヴィルマ・カッペレッティが1位に輝き、
2位にこちらのガヴィ・ヴィーニャ・アルテが選ばれ、ワイナリーとしても1位を獲得しています。
イル・ヴィニャーレ社は、
醸造家のセルジオ・カルリーノ氏とジュゼッペ・バッシ氏の手によって魅力的なワインを造り出しています。
白い花を連想させる清々しさとミネラルが感じられ、
リッチで凝縮したアロマ。
何よりも後味のエレガンスさと複雑な味わいが楽しめます♪

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「冷製トマトのカッペリーニ カプレーゼ仕立て」

夏の定番メニューとされているのがこちらの冷製パスタ。
オレンジの香りを纏わせた車海老と白バルサミコのジュレを添えてガスパチョに仕上げています。
ガスパチョには、胡瓜やパプリカ、
パスタの下にはクリームチーズが敷かれ、混ぜ合わせる毎に濃厚さをプラス。
フルーツトマトのフレッシュな甘さと濃厚な味わいに、
トマトの上澄みにワインビネガーのような酸味を感じるジュレがまた涼しげな装いです♪

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お次は、メーンディッシュに合わせて赤ワインをセレクトしていただきます。
ソムリエの渡邊さんがあまりにも友人である山内基司くんに似ていたため、
そんな会話をしながら、ほころぶ瞬間の顔を捉えた一枚。
本当に爽やかで素敵な笑顔です♪

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「Ch. Laroche Brumont Grange」フランス

生産者は、Vignobles Brumont(ヴィニョーブル・ブリュモン)で、
カベルネ・フラン、タナの葡萄を原料に作られたワインです。
世界のコンクールを総なめにしてきた名醸造家でもあり、
ナポレオン1世により制定されたフランス最高の勲章である“レジョン・ドヌール”を1997年に授与された、
フランス南西地方マディランの優良生産者アラン・ブリュモン。
フランスから平松さんが直接買い付けた蔵出しワインで、@「GRANGE」名はひらまつ専用の証。
日本では、ひらまつさんだけが契約されており、ひらまつ専用の畑で生産してもらっているのだとか!(凄)
普通の市場には出回ることはありませんが、ひらまつさんのオンラインワインショップで販売されています。
香りにも味にも果実味が凝縮されており、程好いタンニンも感じられ濃厚でスパイシー!
メーンの鴨料理にピッタリだと思います♪

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「河内鴨胸肉の炭火焼とジロール茸のエチュベ」

河内鴨の胸肉を炭火焼にし、ジロール茸のエチュベと共に、バルサミコと柚子胡椒のソースでいただきます。
万願寺の獅子唐を添えて。
先日、京都の「にくの匠 三芳」の店主・伊藤力さんに美味しいと伺ったばかりの河内鴨
まさか、こんなに早く出会えるとは思ってもみなかったので、
追加料金でメーンディッシュを変更していただきました。
こちらは、河内の松原市で明治初期より140年に渡り、
あひる及び合鴨づくり一筋の「ツムラ本店」の河内鴨を前夜に締めたものを使用しています。
フランスのシャラン産やビュルゴー家のものとは全く違い、
やはり合鴨らしい歯応え感じる弾力ではありますが、
今までいただいた合鴨とは脂の甘味が断然違います。
噛めば噛む程に、旨味が広がり、合鴨の良さを再認識することができました♪

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ワインを嗜む方には、デザート前にフランス産のフロマージュシリーズをワゴンで案内してくださいます。
塩気のあるブルーチーズのフルム・ダンベールは、
蜂蜜との相性が良いため、ブラックオレンジの花の蜂蜜に合わせていただけます。
他にも、コンテ24ヶ月や山羊のセル=シュール=シェール、クロタン、エポワス、
表面をローズマリーで熟成したフルール・ド・マキ、カマンベールチーズなどからお好みで選べます♪

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「パッションフルーツとマンゴーのムース ココナッツのアイスクリーム」

この日のデザートは、パッションフルーツの酸味とマンゴーの甘味を合わせたムースに、
パッションフルーツの爽やかなメレンゲに黒ごまを添えて。
ココナッツのアイスクリームと一緒にいただきます♪

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「桃のコンポート」

夏に向けたひらまつさんスペシャリテのデザートがあるとのことで、
追加料金1,000円でオーダーしました。
桃を丸ごと1つ使ったコンポートは、桃の煮汁にチェリー酒を使ったグラニテでデコレーション。
桃には種があるので、ナイフとフォークでカットしながらいただきます。
優しい甘味と桃の香りが口中一杯に広がり、
グラニテを途中で差し込むと、まるで贅沢なかき氷のようで、涼しげな夏にピッタリのデザートです♪

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「Pacherenc du Vic-Bilh Brumaire Chateau Bouscasse 2007」フランス

世界のコンクールを総なめにしてきた名醸造家でもあり、オーナーのアラン・ブリュモン氏。
先ほどの赤ワインと同じ造り手さんで、フランス・マディランの有名な甘口ワインで、
ギュルメールという11月の遅摘みのワインで貴腐ワインとは違います。
貴腐ワインができない土地だからこそこのワインとのこと。
濃厚な蜜の香りととろみがあり、甘味は、貴腐ワインほど感じず抑え目なところが好みかもしれません。
桃のコンポートとの相性も抜群です♪

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「コーヒー」

いつもコーヒーはブラックですが、
黒糖と角砂糖と白糖を混ぜて作る自家製シュガーを用意してくださり、
自家製に弱いわたしは入れてみたくなりました(笑)
クレマが立つコーヒーは、その泡立ちで覆うことから、
香りを口に届けるまで守ってくれ、
さらに保温性も高いため、最後まで熱々で美味しくいただけます♪

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「小菓子」

彩り良い5種の小菓子を1つずつ小皿に取りいただきます。
ライチ入り抹茶ケーキ、パッションフルーツのゼリー、
ガナッシュケーキ、木苺のマカロン、
アールグレーケーキにチョコレートとアメリカンチェリーと、
どれも美味しく、最後まで頬が緩みっぱなしで楽しい至福のランチタイムとなりました♪

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食後に、大阪エリア長で総支配人の南和憲さんが、店内を案内してくださいました。
厨房も見学が可能となっており、ご覧になりたい方は、事前にお願いされると良いでしょう。
さんが「厨房のご見学です!」と声掛けされると、
厨房スタッフの皆さんが一斉に威勢良く挨拶をしてくださり、とても気持ち良い空気感が広がります。
厨房内は、エリア毎に担当が決まっており、流れるようにスタッフさんの動きがスムーズです。
長谷川さんが設計時に細部に渡り、
使い勝手を考慮され指示を出されたというこだわり溢れる厨房。
スタッフの数が充実しており、
ブライダルに力を入れられているものの、披露宴が入っていても、
レストラン営業ができるような体制を作られています。
また披露宴も100人のお料理を一気に作り込み提供するのではなく、
そのテーブル毎の食事の進み方に合わせて、20人前ずつ提供されるというこだわりぶり。
細やかな配慮が成される食への充実さは、レストランウェディングならではだと思います♪

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こちらは、イチョウの木を使ったシャンデリアがオリエンタルな雰囲気を醸し出している会場。
会場を繋げることで200名上のパーティも可能とのこと。
3年目を迎え、パリ祭りやビアテラスなど、様々なイベントを企画されており、
今後も精力的にパーティ活動をされていきたいと仰っていました。
昨年末には、こちらの会場で森山良子さんのディナーショーを開催され大盛況だったそうです♪

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パノラマに広がり大空へと羽ばたくようなバージンロードを楽しめるチャペルでの挙式は、
開放感溢れる空間を提供されています。
チャペルは純白のバージンロードと木の温もりで溢れ、周囲を取り囲むように大きな窓で作られており、
そこからの眺望は、大阪の街並みがとても綺麗に見渡すことができ最高の演出。
淀川の花火大会は、この場所とほぼ同じ高さに上がるので、いつも人気なのだとか!
夏のイベント毎には、早め早めに予約することをお勧め致します♪

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最後に心地好いサーブをしてくださったスタッフの皆さんで記念撮影。
良いお仕事をされる方々は、笑顔が本当に素敵だと思います。
そして、今回大阪でのアテンドをしてくださり、
このような素敵なレストランとのご縁を紡いでくださったさんにも感謝致します!
また、大阪に出向く際には宜しくお願い致します♪

ラ・フェット ひらまつ
大阪府大阪市北区中之島2-3-18 中之島フェスティバルタワー 37F
TEL:06-6233-1139
営業時間:11:30~13:30(L.O)17:30~20:30(L.O)
年中無休
http://www.hiramatsu.jp/lafete/

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