地元加太の小学生たちがお勧めする「加太淡島温泉てくてくマップ」を老舗旅館「加太淡嶋温泉 大阪屋 ひいなの湯」にて頂き、周辺情報を学びます!
加太は、古くから瀬戸内海の入り口として、淡路島、四国、九州への交通の要所とされていました。奈良時代は役行者の修行の場となり、平安時代には弘法大師が訪れたこともあるそうです!
そして、江戸時代には四国九州の大名の参勤交代の道となり、紀伊国屋文左衛門が江戸へみかんを運ぶ船を出すなど港町として栄えた歴史があり、春日神社や阿弥陀寺をはじめ、史跡などが随所に見られ見所満載となります!
今回は、旅館から徒歩15分圏内で伺える「田倉埼灯台」を目指しましょう!
実は、和歌山へ向かう途中の山間では、辺り一面霧に覆われてしまい、ほんの数メートル先しか見えないような悪天候でしたが、加太へ着いた途端に嘘のような青空が広がり、大自然に歓迎されているかのような恵まれた環境に出逢えました!
旅館スタッフの貝塚 仁規さんに伺ったのですが、山の向こうが雨だとしても、加太では滅多に降ることがないようで不思議な地域だとお話くださいました♪まるで漁師たちが海に出れるよう神様が見守っているかのようなお話ですね♪
田倉崎へ到着すると、冬の海風は強く、波も激しく打ち寄せている様子が伺えます!こんな流れの速い海で泳ぐお魚はさぞ身が締まり美味しいことでしょう!遊泳は禁止区域となりますのでお気を付けください!
こちらには「万葉の句碑」が設置されており、忘れ得ぬ人を想いをしたためた俳句が記されいます。冬の寒空の下ではありますが、人の愛の深さを感じ、切なさが募る句を暫し眺めておりました。すると、雲の隙間から一筋の光が美しく海面に刺さり、何とも神々しい瞬間を見させてくださいました!
その美しさを高台からも眺めようと、強風に煽られながらも木の枝を支柱に持ち、えっつらほっつらと小休憩を挟みながら田倉崎の石階段を100段ほど登り「田倉崎灯台」へ!
田倉埼灯台は1956年に設置され、田倉崎に立つ白亜の小型灯台で、瀬戸内海国立公園に含まれる友ヶ島や紀淡海峡を望める風光明媚な場所となります!
恐らくこの石階段で膝が笑い、足がプルプルと震え、筋肉痛に悩まされたわたし達夫婦は、余程の運動不足ということが判明しましたさぁ、爺婆は今一度温泉に浸かり、身体を癒すことにいたしましょう♪