台湾北部の宜蘭県大同郷に位置する「棲蘭國家森林遊樂區」へ向かい「棲蘭神木園區生態ツアー」を体験!
霧がかった悪路の山道をひたすら進み、到着した「馬告生態公園神木園(Cilan & Shenmu Park)」は、標高1,611mのところにあり、台湾檜を中心に神木が林立し、日本でいう”屋久島”のような秘境となります!
また、年中涼しく湿度80%と湿潤多雨な環境ゆえに苔類が木々や地を覆う神秘的な世界観は、まるで”もののけ姫”の舞台を彷彿とさせ、この一帯を保護するためにも、台湾政府は「ユネスコ世界遺産」の登録を目指しております!
このエリアは事前に入山許可を申請する必要があり、入園料がかかります!今回の「棲蘭神木園生態ツアー」をガイドしてくれるのは、快活なスタッフの游美雪さん!
神木園では、樹齢400年から数千年の紅檜と台湾扁柏が62本確認でき保護されています!
その内51本は、樹齢や樹形の特性に応じて「孔子」や「漢武帝」、「曹操」、「ジンギスカン」など歴史上の人物名が付与されており、51本の神木全てにガイドボードが備わります!
ガイドの游美雪さんはこんな話をされました!
「皆さん神木の1本目はとても感動し、”Ohhhhh!!!!!”と歓喜に満ち溢れた声を漏らしてくれます!2本目も”Ohh!!”と驚かれます!そして、3本目は”Ah~”と声は上がりますが、4本目ぐらいから、”……”何故か声が無くなります(笑)」と、とてもユニークなガイダンスを挟んでくださり、本当にその通りになりました!(笑)
中には、日本のNHKが取材に入った神木などもあり、樹齢千年を超える神々しいその佇まいに触れ森林パワーをいただき、自然界が発するエナジーに触れ合うことで心が洗われる思いです!
1時間ほど散策が進むと、全コースとショートコースに分かれる看板が現れ、ガイドの游美雪さんから「どちらを選択されても結構です」と案内がありました!10名ほどいらしたツアーの皆さん満場一致でショートコースを選択!
こちらは国に保護されたエリアなため、1日750名までしか入場できず、17:30以降は一切入場禁止となるため、制限時間内に間に合うように足早に進みます!
とても自然に形成されたとは思えぬほどに複雑味を帯びている木々は、固い地に根を深々と張り巡らせています。
時折、”龍”や”熊”のように錯覚する木々に遭遇したりと、一寸先が見えぬ霧状の世界はまるで霊界にでも彷徨ってしまったかのような雰囲気。
亜熱帯特有のシダ系植物が生い茂る中、珍しい草花を目にすることも。
こちらでは台湾の壱仟圓札に表記された台湾固有種の国鳥とされるキジ「帝雉(Syrmaticus mikado)」の姿が観れることもあるようで、ガイドの游美雪さんが携帯内におさめてある写真とお札を比較して見せてくれました!雄鳥の尾は長く、全体的には青紫色で、顔は目の醒めるような鮮明な赤色をしており、 とても美しい鳥です!
森林には「咬人貓(Urtica thunbergiana)」という有毒植物などもあるため、触れないように気をつけながら進む必要があります!
さらに、コース終盤に差し掛かる頃に、道を塞ぐように倒れてしまっている巨木に遭遇!
ガイドの游美雪さんが「この倒木を元に戻せる人は贈呈されるので持ち帰ってもいいですよ」と仰るので、持ち上げてみようと試みましたが、無論出来るはずもなく、巨木の隙間を身をかがめて通過。
およそ2時間ほど掛けてショートコースを回り、神秘的な秘境の大自然に触れ、心身共にとてもリフレッシュすることができました!
ハイキング後は宜蘭名物の葱たっぷりジューシーな肉まんと茶葉蛋と高山茶でほっこりと休息タイム!小運動した後だからか、この肉まんがとても美味しく感じました!
帰りの道中にガイドの游美雪さんが車を止めてみんなを外に誘導し始めました!
今時期しか咲かない台湾特有の貴重な蘭品種「一葉蘭(Pleione formosana)」が咲いていました!
また大変珍しい「藍腹鷴(Lophura swinhoii)」が道路を横断している姿がおさえられたりと、ガイドの游美雪さん曰く「皆さんはとてもラッキーです!」と!
自然と共存するリゾートホテル推奨のアクティビティ。皆さんも是非お試しください!
ザ・ウェスティン・宜蘭・リゾート
宜蘭力麗威斯汀度假酒店(The Westin Yilan Resort)
所在地:永同路三段268號, 員山鄉, 宜蘭, 台灣
TEL:+886 3 923 2111
http://www.westin-yilan.com/index.php?language=jp
PHOTO ALBUMはこちらをクリック!
2018/4/18台湾旅行/棲蘭神木園・棲蘭山荘
https://photos.app.goo.gl/WQFn9r2ScXEDfoCN2