「視点」とは「物事を観察する立場。観点。」ですが、この「視点」というテーマで話を進めていく前にみなさんと少しだけ遊んでみることにしましょう。まずは上の絵を見てみてください。あなたはパッと見た瞬間、これが何の動物の絵に見えるでしょうか?何の絵に見えましたか?私は最初アヒルの絵に見えました。しかしその後、じっくりと見ていたら、くちばしだった部分が耳に変わって、ウサギに見えてきました。きっと、逆の人もいたはずです。
物事というのは面白いもので視点が変われば、まったく違う見え方になってしまいます。その人がどのような観点から物事を見ているのかによって答えが変わってしまうのです。たとえばこんな視点で人生を歩んでいたとします。
周りの声が気になって仕方が無い 計算ばかりしてすぐにリスクヘッジする 頭の中で自分はいつも悲劇の主役 何か悪いことがあるとすべて人のせい 人との年齢や役職など上下をいつも気にする 今住んでいる場所や与えられた環境ではないどこかを求めてばかり 先を争いいつも急いでいる 人の情報にすぐ踊らされる やりたくないことだけを常に考える 全て自分の言うことは完璧で全部わかったつもり 目を背けている
このような解釈をする人生を歩んでいる人を見てみなさんはどう思いますか?
「きっと損しているな」
「周りにはこんな人がいる」
「自分はこんな生き方をしていない」
と思われる方が多いとは思いますが、でも実際は自分にもそういう部分が多少あってそういう部分をごまかしているって方が多いはずです。
もし同じ事実に対する解釈をちょっと変えてこんな風に生きれたらどうでしょうか。
心の声をたえず聞く 信じて一歩踏み出してみる 常に前向きにもくもくと事実を積み上げる うまくいくのは誰かのおかげ 人とは与えられた役割がちょっと違うだけ 今住んでいる場所や与えられた環境がいつだって一番 今を十分楽しみ存分に味わう 自分で動いて調べる やりたいことだけを常に考える いつも未知への疑問だらけ 目を開けている
こういう人はきっとハッピーな人生を送れるはずです。これはどちらも同じ事実が目の前に起こってそれをどう解釈したかたの違いだけなのです。解釈の仕方を変えるだけなんて誰にでも出来るとっても簡単に思えますが、自分をコントロールすることが一番難しいことなのかもしれませんね。