伊豆吉奈温泉・誕生日旅行③「東府やResort & Spa-Izu」一般開放された敷地は愛犬家にも嬉しい施設

奈良時代の高僧「行基(ぎょうき)」によって発見された伊豆最古の温泉と言われ、「子宝の霊湯」として知られる温泉地・吉奈温泉にて、江戸時代より続く創業400年の歴史を誇る老舗旅館「東府や」が、2010年、装い新たに「東府やResort & Spa-Izu」としてリニューアルオープン。

吉奈川のほとりに広がる3.6万坪もの広大な敷地内には、宿泊棟となる本館と西館、ヴィラスイートと各種の客室が点在しており、さらに懐石茶や、足湯カフェ、多数のガーデンとテラスに散策路が広がり、まるで一つのヴィレッジのような壮大な世界感を創造。私たちは日帰り駐車場P1に駐車して、散策を楽しみます。

「屋外ステージ」

敷地内の随所に屋根付きの休憩場所が設置されており、屋外イベントの場としても活用。

そして、広大な敷地内に一面芝生が広がる「東府やガーデン」などは一般開放されており、自由に出入り可能となるため、公園のように利用される方も多いとのこと。ワンコもリードを付け、マナーを守れば入場可能と愛犬家にとっても嬉しい施設となります。

「パーゴラ」

公式サイトでこちらは「パーゴラ」と名付けられていますが、屋根付きで日除けも雨避けも。

「Bakery&Table 東府や 足湯カフェ」

リニューアルに伴い、数々の新施設が誕生する中で一際人気を博しているのが、宿泊客以外も足湯を愉しめるテラスを併設したベーカリー&カフェ「Bakery&Table 東府や 足湯カフェ」。

「み登里のはし」

敷地内を探索するために、足湯カフェを横目に昭和3年竣工の「み登里の橋」を渡り、宿泊客専用のラウンジとなる「大正館 芳泉」へと向かいます。

伊豆の清流「吉奈川」

敷地内には伊豆の清流「吉奈川」が流れており、宿泊施設やガーデンテラスなど、どの場所も川に面しており、至る所で清流のせせらぎを感じることができ、癒しの風景。

昔を懐かしむかのように日本の情緒を感じる趣で石畳が続くアプローチ。

11月上旬でも僅かながらに紅葉が見られ、日本の情緒と風情に溢れ、大正時代にタイムトリップ。

蔵は改装され、客室として利用。

「大正館 芳泉」

東府や」に隣接していた「旧芳泉荘」の敷地も手に入れリノベーションされており、その一角にあった「大正館 芳泉」は宿泊客専用ラウンジとして変貌を遂げています。こちらは大正時代の実業家「明電舎」の会長が、当時のセレブリティたちをもてなす社交場として建てられた館。

「カフェ アールデコ」

館内には、大正ロマンに触れながらノスタルジックな時を過ごせる「カフェ アールデコ」を宿泊客専用ラウンジとして、朝11:00〜17:30まで、生ビールやワインなどのアルコールに、各種ソフトドリンクなどをフリードリンクで用意。和洋融合したノスタルジックな趣の空間は、大正浪漫の影響があり、1910~1930年代当時のヨーロッパやアメリカで流行していたアールデコ様式が残され、クラシカルな装い。その隣には、大正時代のカフェの呼称「ミルクホール」をモチーフに創られた雰囲気の異なるレトロな佇まいの空間も用意。

ベーカリー&カフェ「Bakery&Table 東府や 足湯カフェ」は、旧施設でプールとして利用されていた空間を水の煌めきが楽しめる水盤として新たに整備され、時期になれば紫色が鮮やかな藤の花を咲かせる藤棚の下にテラス席と足湯付きのテーブルを備え、ベーカリー&カフェとして運用されています。犬の同伴についてスタッフに確認しましたが、ベーカリーショップ内と抱っこでの足湯以外は、リード付きのワンコも入場可能とのことで、美味しいパンを食べながら足湯が楽しめます。

このロケーションで、ベーカリーショップで好きなパンを選び、足湯テーブルに座って寛ぎながら足湯を楽しみ、カフェできるなんて最高!今回はお目当てのカフェが待っているので、次回はぜひ利用してみたいと思います。

緑豊かな敷地の奥へと進み散策してみましょう。

東府やガーデン

辺り一面芝生に覆われ、手入れの行き届いた素晴らしい「東府やガーデン」。

我が家のショコラにはあまりに広過ぎて、途中から抱っこをおねだりされました(笑)

「滝見テラス」

吉奈川沿いに面した「滝見テラス」からは、川のせせらぎを間近に感じることができます。

テラスには、テーブルの他にも「ハンギングチェア クラッシュダブル(二人掛け用)」が設置されており、ゆらゆらと揺られ、森林浴しながら、心地良く穏やかな時を楽しめます。

伊豆の清流「吉奈川」

「川床テラス」

川床として足場を整備しながらも、自然の風景に溶け込めるように自然美を活かされているテラス。

春には桜、秋には紅葉と季節折々の景色を楽しむことができます。

宿泊施設として庭が充実しているホテルや旅館は数多く存在しますが、こちらのように一般開放され、まるで公園のように無料で利用できる場所は大変貴重だと思います。

愛犬と過ごす休息時間に是非利用してみてはいかがでしょう。

川のせせらぎが心地良いBGMとして、日々の雑踏を忘れさせ、心を清らかに導いてくれます。

伊豆の中央を走る伊豆縦貫道から少し奥まった静かな山間にある吉奈温泉「東府やResort & Spa-Izu」。その広い敷地内には「子宝の霊湯」の謂われとなったお万の方や、唐人お吉ゆかりの品々、各界著名人の方々の足跡や作品なども数多く遺されており、この壮大なロケーション下で開放感を味わいながら、歴史や文化に触れることができるのもまた一興。

こちらの宿泊施設は、以前は離れの3部屋をドッグステイルームとして用意されていましたが、現在そのサービスは止められており、犬と泊まれる宿でないことが残念でなりません。しかし、敷地内は自由に利用でき、存分に散策を堪能させていただきリフレッシュすることができるため、とてもおすすめです。

東府やResort & Spa-Izu
住所:静岡県伊豆市吉奈98
TEL: 0558-85-1000
宿泊:ワンコ同伴不可
http://www.tfyjapan.com/

Bakery&Table 東府や足湯カフェ
営業時間:10:00〜17:00 (日・祝 9:30〜17:00)
定休日:無し
駐車場:有(無料)
足湯カフェテラス:ワンコ同伴可
https://www.instagram.com/bakeryandtable_tofuya/

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

先頭に戻る