思ったことを書き綴る「行動」

今回のテーマは「行動」です。

あなたは志行力という言葉を聞いたことがありますか?志行力とはその字から予想できるように、「何かを志して行動に移す力です。」現代社会に生きる人々は偏差値教育を受けてきたおかげで、思考力はとてもあります。しかし、考えすぎてしまうがゆえに、志行力に乏しい人がものすごく多いのです。頭の中で無駄に時間を費やしすぎると、一番大事な行動に移すという作業がおろそかにされがちです。何でもやる前から答えを知りたがっていてはダメです。何事も分かるからやるのではなく、やってみたから分かるものなのです。知識は行動をともなって初めて、知恵となります。知識は応用があまりきかないので、人生においては実際そんなに役に立ちません。人生において本当に役に立つのは知恵です。知恵を身につけるには、行動をするしかありません。

成功の反対とはなんなのでしょう?成功の反対は失敗ではありません。何もしないことです。成功しようと思ったら、何かにチャレンジしなければいけません。新しいことにチャレンジすれば、たいてい最初は失敗します。そしてその失敗からさまざまな教訓を得ることによって、だんだんと成功に近づいていくのです。どんな人でもそうやって成功してきました。初めてやったときからプロ並なんて人は存在しません。つまり失敗しないと成功できないわけですから、成功と失敗は仲間なのです。しかし、何もしなければどうでしょう?何もチャレンジしなければ一生成功にたどり着くことはありません。だから、失敗することを恐れて何もしない人は、その時点で人生の敗北者なのです。

ほとんどの人が失敗と挫折を勘違いしています。成功の過程であきらめてしまうことは、失敗ではありません。それは挫折です。何事も成功するまで続ければ、その過程で起こったさまざまな失敗体験はすべて成功するまでの伝説になります。まさに茂雄に言わせれば、「失敗は成功のマザー」なのです。行動をするタイミングは「やってみようかな」と思ったその瞬間です。やってみようかなと思った瞬間に行動に移さないと、次に行動に移すチャンスはなかなかやってきません。考えてはみたものの、結局そのまま何もしなかったという経験が誰にでもあるはずです。

ピッパの法則というものをご存じでしょうか?

「ピッと思いついたら、パッとやる。」

笑っちゃうくらい単純な法則なのですが、まさにその通りだと思いませんか?ほとんどの人はピッポッパで行動を起こそうとします。ピッと思いつくのですが、ポッと一息おいてしまうのです。だから、ピッポまではいくことがあっても、なかなかパッにたどり着きません。ピッと思いついた瞬間が心にガソリンの入っている状態です。人間は一回睡眠をとったりして、一息ついてしまうとすぐにガス欠になってしまいます。だから一番感情が高ぶっているピッと思いついた瞬間に、行動を起こさないとなかなか前に進まないのです。やってみようかなと思った瞬間が行動するベストタイミングなのです。サントリーの鳥井さんの有名な「やってみなはれ」という名言をご存知ですか?いいなと思ったらまず「やってみなはれ」です。

話しが脱線しますが、サントリーの社名は、当時発売していた赤玉ポートワインの「赤玉」を太陽に見立ててサン(SUN)とし、これに鳥井の姓をつけて「SUN」「鳥井」、「サントリー」と銘々したそうです。

ためになったねぇ~。

さて話を戻しましょう。

世の中には人生の評論家や観衆みたいな人がいっぱいいます。自分の人生にあまりエキサイトできないので、他人の人生に興味を持ってそれにエキサイトするしかないのです。人生の評論家や観衆になったらおしまいです。人生の主役はいつもあなたでなければなりません。あなたはしっかりと人生のピッチに立っていますか?「あっ、それ自分も考えていたよ。」などという人がいっぱいいます。成功する人としない人の差は紙一重です。ようは、実際にやってみたのか、結局やらなかったのかです。やってみると不思議なもので、粘れば結構何でもできちゃうものなのです。しかし、やらない人やすぐにあきらめてしまう人が圧倒的に多いのです。

「できるかできないか」ではないのです。

「やるかやらないか」なのです。

いいなと思ったら、今すぐやる。そう、林先生の「今でしょ!」です。人間が生きることができるのは、今だけです。今やっていることが未来というものを作っていきます。しかし、未来という時間を私たちは過ごしたことがありません。「いつかやろう。」は一生やらないと一緒です。今という瞬間、瞬間の積み重ねが人生なのです。今できることを将来に残しておくなんて、もったいないことは絶対にしないでください。もっと、もっと面白いことが地球上にはいっぱいあります。やれるときにやっておかないと絶対に後で後悔します。「もっとこうしておけばよかった。」が口癖にならないように、行動を起こすのです。行動したことはどんな結果にせよいい思い出になります。しかし、行動しなかったことはいい思い出にはなりません。私たちは必ずいつか死にます。死を迎えるときに、思い出は墓場まで持っていける最高の財産だと私は思っています。

所詮、私たちは大宇宙の中のちっぽけな星のちっぽけな生き物です。私たちが悩むようなことは、大宇宙のスケールに比べたらほんの些細なものです。人生とは一回しかないあなたが主人公の大冒険です。悩んだり、迷ったりしている時間はもういりません。ワクワクする方向へと、どんどん突き進みましょう!

最後に先日の研修会でもお話しした行動にまつわる面白い言葉がありますので最後にご紹介します。

「知覚動考」

という仏教用語があります。これは「ちかくどうこう」と読みます。成功する人はみな、左から右の順に進むという意味だそうです。情報を「知」ったら、ただしく「覚」って、「動」いてから、「考」える。簡単そうに思えるのですが、なかなかできないものですよね。

この「知覚動考」を別の読み方をすると、

知 とも
覚 かく
動 うご
考 こう

となります。

実はこの用語には「ともかくうごこう」というメッセージが
隠れているというオチでございます!

山田君!座布団三枚(笑)

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