思ったことを書き綴る「環境」

次のテーマは「環境」です。

世界中には様々な環境で生活をしている人がいます。人は人生においてある環境に生まれます。さて、最初の質問です。その環境をあなたは選ぶことができますか?残念ながら、その環境は自分で選ぶことはできませんね。しかし、その後の環境についてはどうでしょう?それについては、ある程度、選択していく自由があります。その選択が人生を大きく左右していくという事実をみなさんはご存知でしょうか?人は環境によって創造されます。この事実を今一度、重要視して欲しいなということで、今回はこのテーマに迫ってみました。

アメリカ人は子供でも英語がしゃべれますが、日本人は義務教育で何年も勉強しているのにしゃべれません。PL学園の野球部の子はみんな甲子園を目指して血のにじむような練習しますが、弱小野球部の子はさぼることばかり考えます。

どうでもいい環境にいたら、人はどうでもいい行動をしてしまいます。なぜでしょう?それは、本能のせいです。人間は本能にしたがって、生きています。本能の力はとても偉大です。本能の力を味方につけないと、なかなか思うようにいきません。本能を味方につけるためにもう一度、環境について見直す必要があります。環境は人間の「本能」にとてつもない影響を与えるのです。

あなたは今、本能の力をうまく引き出せるような環境に自分の身を置いていますか?チョウザメというサメがいます。このサメは普通、成魚になるとに2~3mになると言われています。しかし、水槽で育てると30cmほどで成魚になってしまうそうです。ところが不思議なことに、そのチョウザメを海に放すとまたスクスク育っていくのです。なぜでしょう?別の実験を例にあげます。水槽で何匹かの魚を育てます。水槽の中で自分より大きな魚がいなくなった時点でその魚の成長は止まります。自分が一番になったら、他の魚に食べられてしまう心配がないからです。ところがさらに大きな魚を水槽に入れるとどうなると思いますか?そう!また成長し始めるのです。では、この魚は努力しているのでしょうか?していませんよね?本能の力が勝手にそうして導いていくのです。

人間にも同じ現象が起こります。自分を取り囲む環境が小さいと大きくなれません。大きくなる必要がないからです。火事場の馬鹿力という言葉があります。火事場で自分の子供がタンスの下敷きになってしまいました。母親はそのタンスを持ち上げ自分の子供を助けました。しかし、後で動かしてみようと思ったら、びくともしなかった。似たような話を私は何度も聞いてきました。人間は必要に迫られたとき、自分でも信じられない力を発揮します。

あなたにはまだあなた自身も気付いていないすばらしい能力が眠っています。その能力を得るためには本能の力を借りる必要があります。自分を成長させたければ答えは簡単です。まず大きな環境に飛び込むのです。すると本能の力が作動し、おのずと成長していくのです。頑張っている感覚はあまりありません。それが、本能のマジックです。

本能のマジックを使うためには、自分の環境を変えていく必要があります。努力や根性の精神論に走る前に自分の「環境」というものを見つめ直してみてください。

「つるみの法則」というものがあります。人はつるんでいる人と同じレベルになっていくというものです。貧乏人は貧乏人とつるみます。チンピラは集まって行動します。人の悪口を言う人には悪口を言う人が集まります。後ろ向きな考え方の人は似たような人とつるみ、前向きな人は前向きな集団を作ります。一流の人は一流の人同士でプライベートも過ごしています。自分と同じレベルの人同士で集まると安心するのです。ただ、そこに成長はありません。その環境にいて成長する必要がないからです。かっこいい!素敵!この人みたいになりたい!そう思える人とつるむようにしましょう。そういう人は向こうから近づいて来てくれることは滅多にありません。自分から近づいていくのです。遠慮に成功はありません。向上心のあるずうずうしさは逆に好まれます。最初はそんな人と同じ空気を吸うのに違和感がありますが、そのうち感じなくなります。考え方や行動がその人に近づいてきて、セルフイメージが変わってきます。そうやって人は成長していくのです。

もしも私たちが・・・
日本の戦国時代に生まれていたら、
明治維新の時代に生まれていたら、
第二次世界大戦の時代に生まれていたら、
いま私らは何を考え、
何をしていたのでしょう?

私たちの先祖は何とかしなければいけない時代に生まれ何とかしてきました。では、今は何もしなくてもいいのでしょうか?私たちはとても平和な時代にとても平和な国に生まれました。だから、たいした努力をしなくても幸せを感じることができます。しかし、そんな恵まれた環境だからこそ、しなければならないことがいっぱいあるのではないでしょうか?地球上の生物の中で人間にだけ与えられた能力があります。それは「想像力」です。

次は「想像力」について書いてみますね。この力が人類のすばらしい歴史を作ってきました。身体の成長には限界がありますが、想像力の力には限界はありません。この力を無限に発揮していける環境を作り出していきましょう。狭い部屋で考えるとせこい考えが浮かんできます。せこい人と話しているとすべてのことが難しく思えてきます。広々とした大平原で大きな空を見ながら何か考えると壮大なイメージが湧いてきます。前向きなパワーを持っている人と一緒にいると何でもできそうな気がしてきます。世界はとっても広いし、人生は長くすばらしいものです。思いっきり満喫しましょう!そのためにも、自分に最高の環境を用意してあげてください。本能へのプレゼントです。あなたは今、最高の環境にいますか?それは与えてもらうものではありません。自らがチョイスするものなのです。

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