夏の風物詩である浜名湖雄踏「たきや漁」に初挑戦!

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浜名湖湖畔に佇むホテル「浜名湖ロイヤルホテル」の支配人である大ちゃんこと小川大三郎氏に、浜名湖の夏の風物詩である”たきや漁”に誘われ貴重な体験をしてきました♪

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たきや漁とは、浜名湖独特のもので、突き棒と小さなかぶせ網の2つの道具によって漁をするもの。そもそも、”たきや”と言われる由縁は、100年以上ものその昔、当時は光源として松明(タイマツ)を使っていたため”たきや”と呼ぶようになり、”や”は俗な呼び方として魚屋、肉屋という「や」の意味と考えられると言われています。たきや漁業を営む漁師は、湖東部の雄踏町に限られ、現在では24隻のみが稼働しています。時期は、毎年4月1日から予約が開始され、5月15日~9月末までの期間中行われます。漁をする時間は、日没後に漁を開始し90分ほど。料理をいただく場合は、漁後に湖上筏”たきや亭”での宴会を90分程度設けてもらうことが可能です。料金は、1隻4名まで乗船可能で、漁のみの場合(調理なし)は、27,000円。たきや亭で調理ありの場合は、1隻につき3,000円追加となるので、1隻30,000円で漁体験と食事が楽しめるのです♪(※月~木曜日は、会員のみ平日割引があります)

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浜名湖ロイヤルホテルに宿泊される観光客の方々もこの”たきや漁”を楽しむ方は多く、乗船場所がホテル駐車場脇に桟橋が設置されているため、とても便が良いです。さて、夕刻を過ぎ19時集合と共に、桟橋には今回船頭を担当してくれる漁師の岩間さんが到着しました。岩間さんは、漁師歴およそ20年のベテランさんです♪

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1隻4名までが乗れるのですが、思っていたよりかは小さな船にちょっとビビリ気味のわたし(笑)大ちゃんは、10年ほど前に経験しているので余裕の笑みを浮かべています♪

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まずは、各々にライフジャケットを着用し、乗船名簿に記入します。今回のメンバーは、浜名湖ロイヤル支配人の大ちゃんと友人の恵子さんとわたし達夫婦の4名が同乗します。大ちゃんが手荷物などは潮風にやられたり、塩水をかぶる危険性もあるからと、大きなビニール袋を用意してくれていました!さすが大ちゃんの配慮は素晴らしいですね!

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本来、天候さえ良ければ浜名湖の壮大なサンセットを眺めながら出航するのですが、この日は生憎の曇空。しかし、雨が降らなかっただけでも天の恵みがあったということでしょう♪

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岩間さんの舵取りで一路は、漁ができるポイント目指して一気に船を走らせます♪

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船の時速は最速40kmほど。湖面に近い状態での体感速度はなかなかのものです!5月から開始するこのたきや漁は、船の上で体感する夜風はなかなかの冷え込み具合、7月から8月辺りは涼しいぐらいで心地良い風を浴びることができますが羽織物を1枚用意すると良いでしょう。といっても、興奮しているわたしはビール片手に全然寒さを感じませんでしたけどね(笑)

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大ちゃんが用意してくれたビール「スーパードライ ドライプレミアム」

湖上でいただくからこその味わいというこの上ない贅沢の中、深い味わいとキリッとした爽快さが堪りません!

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お仕事を終えた大ちゃんも浜名湖をバックにとても清々しい1枚です!ねじりはちまきはタオルですが(笑)

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漁ポイントに到着し船のエンジンを止めてしまうと静かな静かな時を感じます。

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岩間さんが照らすライトの下は、とても浅瀬で水は澄んでいるため、覗き込めば獲物が見えるのです。水に触れてみるとさほど冷たくはありません。

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エンジンを止めた後の舵取りは、岩間さんが船の先端に立ち、漁で使うモリを湖底に突きながら左右でバランスを取り進んで行きます。湖面が静かで波が無いとはいえ、水の上。漁師さんならではのバランス力が素晴らしいですね♪

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この日のたきや漁は、全部で20隻出陣したそうです。船から下を見下ろす人々の姿がぼんやりとあちらこちらに見えます。

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岩間さんの指示に従い、わたし達もモリを持ち漁に挑戦です!意外に重たいモリ。水圧も加わるため、水面下で持ち続けるには相当な体力が要ります。そして、不安定な船の上でバランスを取るのに必死です!浅瀬で膝ぐらいとはいえ、落ちたら大変ですからね!実際に、酔っ払い過ぎて落ちた方もいらっしゃるようです(笑)

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最初の漁ポイントは蟹が潜むスポットへ、そしてタコのポイント、魚のポイントへと移っていき漁を楽しみます。湖底を覗き込み、獲物を静かに待ちます。

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はじめはモリの突き方を見せるためにも、岩間さんが1振り2振りするたびに、面白いように蟹が漁れるのを横目に歓声を上げて喜ぶだけのわたし達♪

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しかし、馴れてくると岩間さんの”ほら、そこそこ!そこ突いて!”の掛け声で一斉に”エイッ!”っとモリを突き指します!

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見事に、蟹やタコ、黒鯛、ハゼが漁れるではありませんか!楽しすぎます、たきや漁!最期の漁ポイントでは、網ですくうサヨリにも挑戦しましたが、キラキラと湖面に輝きながら速すぎる華麗な泳ぎを魅せたサヨリさんは残念ながら漁れませんでした。漁れたてを揚げると美味しいそうですよ♪

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漁れたての蟹や魚を持ち込み、湖上に浮かぶ筏”たきや亭”に到着。既に宴会をしている皆さんの姿が見え、とても楽しそうです♪

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筏の上にシートを敷き、寛げるスペースを確保します。漁師さんが調理してくれている間に、大ちゃんが用意してくれたシャンパンをいただくことにしましょう♪

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冷たく冷やしたおしぼりからグラスにはじまり、大ちゃんの準備の良さには頭が上がりません♪

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「ランスロ・ロワイエ ブラン・ド・ブラン・キュヴェ・ド・シュヴァリエ」フランス

ランスロ・ロワイエはクラマン村に11代も続く造り手で、1930年にレコルタン・マニピュランになりました。レコルタン・マニピュランとは、葡萄栽培から醸造・販売にいたるまで自らが行なう小規模生産者のことで、最近では人気の高いアイテムも多くその生産量の少なさからレアアイテムとなるものも多いようです。100%特級畑のシャルドネから造られるこのキュヴェ・シュヴァリエは、整ったバランスと、適度な熟成感を持っており、その長いフィニッシュはアペリティフとして最適です♪

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驚くことに大ちゃんが今回のために、浜名湖ロイヤルホテルの和・洋・中、すべてのレストランの重箱弁当を用意してくれました!たきや亭での調理される料理が出てくるまではこちらを皆で楽しみたいと思います!

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これには漁師の岩間さんも驚き、思わず”ブログ用に撮影していいですか!?”とカメラにおさめてましたね(笑)こういった弁当箱をご希望の方は、あらかじめ予算とともに浜名湖ロイヤルホテルまでお問い合わせくださいね♪

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あまりに見事な重箱に漁師さんもわたし達も笑いが止まりません(笑)伊勢海老のエビチリやエビマヨ、アワビのやわらか煮、鴨ハムや、和牛のステーキにフォアグラ、たらば蟹、焼き魚、漬物、フルーツにデザートまで!つい昨年に、浜名湖ロイヤルホテルさんで出された正月用の100万円の御節料理の撮影を思い出してしまいましたね♪

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重箱弁当を楽しんでいる間、岩間さんが一生懸命に海老を揚げてくれています♪

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「揚げたて漁れたての才巻海老の天ぷら」

小振りだけれども1番美味しい才巻。殻が柔らかいのでそのまま頭から殻ごとカプリと塩で熱々の揚げたてをいただきます!本当に至福の瞬間ですね!

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こちらでは、漁れたての蟹を茹でてくれています。

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「茹で蟹」

こちらも小振りなので、豪快に割って身をしゃぶり出しましょう(笑)

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「蟹の味噌汁」

これは美味しくないわけがありません。蟹の旨味を十分に味わえる蟹汁。最高ですね!

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たきや亭での楽しい宴会を終えると手土産には、漁れたタコや魚を全て持たせてくれます。そして今一度船に乗り込んで帰りの水路を夜風にあたりながら楽しみ、夏の風物詩である”たきや漁”初体験は無事に幕を下ろします。浜名湖ロイヤルホテルに宿泊される方は是非、この素晴らしい伝統漁法をご自身の手で体験してみてくださいね♪

たきや漁
http://takiyaryou.jp/

浜名湖ロイヤルホテル
http://www.daiwaresort.jp/hamanako/

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