「トヨタ博物館」時代と共に成長し続けている世界の歴史的な車140台を展示

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トヨタ自動車株式会社」が創立50周年を迎えられた記念事業の一環として、1989年4月16日にオープンされた「トヨタ博物館」。
世界の歴史的な車が常に140台ほど展示されており、
本館(写真右)では、自動車の誕生にはじまり自動車技術・文化の発達の歴史を、実車と共にわかりやすく展示。
さらに、1999年には新館(写真左)をオープンされ、
日本のモータリゼーションの歴史を生活文化との関連で捉え、車を当時の生活用品と併せて展示されています♪

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本館入口

館内は、入館チケット(大人1人1,000円)を購入すれば自由に見学が可能です。
また、日本語での無料ガイドツアー(インフォメーションにて予約)なども時間設定されているため、
初めての方はガイドツアーを申し込まれると良いでしょう♪

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インフォメーション
トヨタ博物館は、2015年4月16日開館26週年を迎えられることから
周年謝恩week」として、4/11(土)~4/19(日)まで入館料が半額(大人1,000円→500円)となっており、
今回は半額で入館することができました。
女性スタッフさん達のユニフォームやスカーフがまた素敵です♪

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「モーリス オックスフォード」生産国イギリス(1913年)

最初にお出迎えしてくれる車は、モーリス オックスフォード
イギリス人のための車づくりを目指した「モーリス社」の創立者ウィリアム・モーリス氏によって
つくられた小型大衆車です。
この車は、エンジンなどの主要部品の外注により、製造コストを低く抑えて提供され続け、
1913年~1923年までにおよそ15万台生産されています。
また、個性的なラジエーターから「ブル・ノーズ」と呼ばれ広く親しまれたのです♪

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「トヨダAA型(レプリカ)」

豊田喜一郎らが当時最新のアメリカ車を手本に開発し、トヨタ自動車が初めて生産した乗用車「トヨダAA型」のレプリカ。
観音開きのドア、触れることはできませんが、車内も覗くことが可能です。
牛や馬を驚かせないために設置されている手押しフォンなど、時代の背景も伺えます。
ボンネットに輝く「豊田」のエンブレム、またバッグのスペアタイヤケースに記された「TOYODA」にもご注目ください。
TOYOTAでなくTOYODAの時代です。
当時、大卒の初任給が75円の時代に3,350円もしたそうです!(驚)

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2Fフロア「欧米車展示」

2Fフロアでは、ドイツで実用化された世界初のガソリン自動車第1号と言われるベンツの3輪車
ベンツ・パテント・モトール・ヴァーゲン1886年のレプリカをはじめ、
代表的な車両をおよそ60台ほど楽しめ、クラシックカーファンのわたし達には、まるで夢のような世界が待ち受けています♪

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1880年代~1910年代

ド ディオン ブートン 1 3/4HP(生産国フランス・1898年)」(写真右)は、
パリの「ド・ディオン・ブートン社」が1895年~1903年まで生産したガソリン車です。
3輪車の機動性と低価格ということから、たちまちヨーロッパ市場で最もポピュラーな車となり、
1898年には、前部に客用シートを備えた改造4輪車も追加されますが、
乗車定員増、乗客の安全性、快適性等の要求には応えられず生産中止となっています。
車というより自転車のような可愛らしさです♪

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「フォード モデルT」生産国アメリカ(1909年)

大量生産システムによるコストダウンや運転を簡素化する数々のメカニズムで大衆化を果たした「フォード・モデルT」は、
1908年のデビューから1927年までの19年の間に1500万台以上も生産された空前のベストセラーカー。
アメリ力はもちろん全世界の足になったばかりでなく、モデルTなしに自動車史は語れないほど大きな影響を与えています♪

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「フォード モデルT シャシー」生産国アメリカ(1917年頃)

フォードモデルTのシャシーは、合理的で簡潔且つ軽量であり、およそ19年もの間、基本設計を変えずに使用され続けます。
このシャシーは、1915年(大正4年)頃に創設された日本初の自動車教習所「東京自動車学校」で教材として使われていたものです♪

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ガイドを付けずに、トヨタ博物館13回もの訪問回数を誇る車ヲタク
マセラティ浜松」のジェネラルマネージャー杉浦明さんのマニアックな案内で見学していると、
「ご説明いたしましょうか?」と、ガイドスタッフの天木直司さんが付いてくださり、細かく説明してくださいました。
ガイドがあるとより一層楽しめますが、杉浦さんは十八番を取られてしまいましたね(笑)
運転の仕方は、現代の車とは大きく異なり、エンジンのかけ方からしてユニークです!
アセチレンガスを送り灯されるヘッドライト、そんな時代なのです。知れば知るほどにワクワクします♪
トヨタ博物館では、運転講習なども開催されており、実際に学び乗ることが可能となります。
こちらの車は、先日「明治村開村50周年記念新村長就任パレードで新村長に就任された
作家・エッセイストの阿川佐和子さんがハイカラな真っ赤なドレスで乗られ、実際に走行されたそうです♪

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「ロールスロイス 40/50HP シルバーゴースト」生産国イギリス(1910年)

F・H・ロイスとC・S・ロールス1904年、完璧な自動車をつくるためRR社を創立。
徹底した製品管理のもとに高品質な高級車をつくりはじめ、1906年に最大の傑作といわれる40/50馬力の6気筒車を発表。
この13番目のシャシーに全身銀色のツアラーボディを載せて、RAC(英国王立自動車クラブ)の監督下、
グラスゴー~ロンドン間を昼夜ノンストップで延べ15,000マイルもの距離をほとんどトラブル無くして走破。
幽霊のように静かでスムーズな走行性と塗色から“シルバーゴースト”と呼ばれるようになります。
高い品質を持った量産車として、フォード・モデルTとは異なるも高級車の源流となっています。
時代関係なく、機能はもとより装飾や仕様、どれをとっても流石のロールスロイスです♪

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「ベイカー エレクトリック」生産国アメリカ(1902年)

ガソリン自動車の普及がはじまっても、アメリ力では長い間、電気自動車がつくられます。
それは、1895年ジョージ・ウィリアム・セルデン氏が取った自動車そのものに対するパテントのため、
ガソリン自動車をつくるためには、ロイヤリティを支払わなければならなかったからだそうです。
他に考えられる理由としては、静かで、排出ガスもなく、始動時にクランクを回す必要がないという
電気自動車の利点によるもので、事実、女性には人気があったとのこと。
ベイ力ー エレクトリック」(写真左)は、1899年~1915年まで続いた有名な電気自動車で、
1馬力のモーターから時速40kmの走行が可能。
各部にボールベアリングを多用し、初めて駆動系にベベルギアを採用されたことでも有名です♪

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「イソッタ フラスキーニ ティーポ I」生産国イタリア(1908年)

イタリアの伝説的な最高級車「イソッタ・フラスキー二」は、4輪ブレーキ(1910年採用)やSOHC8気筒エンジンの先駆者として、
また、モータースポーツでも大活躍を遂げています。
この「タイプI」は、1907年にはコッパフローリオを勝ち取った他、1908年のタルガフローリオで勝利を飾るなど、多くの栄光を残します。
また、英国の「アストン・マーチン」もこの最初の車には、「イソッタ・フラスキーニ」のシャシーが使われており、
若き日の「エンツォ・フェラーリ」や「アルフィエーリ・マセラティ」もこのドライバーを経て巣立っていったそうです。
杉浦さんが、長年謎だったというこの車のエンジンの仕組みが知りたいと天木さんに質問されたりと、
コアな世界に突入する場面が訪れます(理解できたのかは謎です:笑)
この車には、ガソリンタンクの横に40ℓものオイルタンクが装着されており、その大きさに驚きます。
この時代の車は、駆動チェーンの潤滑にオイルを垂らしながら走行していたため、大量のオイルを路上に撒き散らしていたのだとか!
エコではありませんが、その仕組みには目を見張るものがありますね♪

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1920年代~1950年代

館内に展示されている車両のほとんどが現在も走行可能なため、車両下には、トレイが何枚も敷かれオイル漏れを凌いでいます。
定期的に、こちらの駐車場でテスト走行されるため、タイミングが合えば、実際に走っている姿を見ることが可能だそうです♪

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「ブガッティ タイプ 35B」生産国フランス(1926年)

エットーレ・ブガッティ」の作品のなかで、もっとも有名な「タイプ35」は、
量産レーシングスポーツカーとして大成功を収め、世界中を驚嘆させた傑作です。
それはエットーレの独創性から生まれ、レーシングカーの持つ機能美を徹底的に追求し、
各部品の調和まで考え、自動車を芸術ともいうべき造形に変えてしまいます。
タイプ35」は美しいだけではなく、
ブレーキドラムと一体鋳造したアルミホイールや運動性能の高いシャシー設計などメカニズムの点でも大いに注目できます。
タイプ35B」は、1924年~1930年までつくられた35シリーズの中でもスーパーチャージャーを装備した高性能モデルです。
憧れのブガッティの横に、可愛らしい小さな小さなブガッティが!
こちらはタイプ35」を半分のサイズにした子供用の電動カー!何とも贅沢ですね♪

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「アルファロメオ 6C1750 グランスポルト」生産国イタリア(1930年)

スーパーチャージャー付6気筒DOHC・1750cm³の軽快なエンジンで数々のレースに勇名を馳せた6Cは、
設計者ヴィットリオ・ヤーノ氏の傑作の1つ。
ミッレ・ミリアで史上初めて平均時速100km以上を出し、タチオ・ヌヴォラーリ氏が走破し見事優勝しています。
我が家の愛車の1つでもあるアルファロメオの傑作と一緒に記念撮影です♪

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「デューセンバーグ モデルJ」生産国アメリカ(1929年)

モデルJ」は、アメリ力最高の多くのコーチビルダーがボディを架装し、
この時代の豪華サルーンに一歩も引けを取ることなく、性能においても優れています。
レーシングカー並みのその強靱なパワーで人々を圧倒したのです。
2力ウルの独特なボディは、ルバロン製フェートンで、数あるバリエーションのなかでも有名なモデルとなります。
クラシックカーを好きになった理由の1つでもあるのが、このボディカラーのコンビネーションです。
淡いパステルカラーのものが多く見られ、こちらもレモンイエロー×クリームと、何とも可愛らしい色合い!
眺めているだけでその時代にトリップしてしまいそうです♪

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館内の車両の横には、ところどころにステップが設置されており、車内を上からじっくりと眺めることが可能です。
真っ白なシートもピッカピカ!
この時代のインテリアやステアリングなどのシンプルなデザイン性の素晴らしさには身震いものです♪

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1940年代~1950年代

「チシタリア 202クーペ」生産国イタリア(1947年)は、
イタリアの大富豪ピエロ・ドゥジオ氏が第2次世界大戦後に興したスポーツカーメーカーで、
フィアットのエンジンを使い、数多くのレースで活躍。
この「202クーペ」は、ピニンファリーナ氏のデザインによりボディとフェンダーを一体化した美しいスタイルを誇り、
ここから車のデザインが大きく変化していきます。
1951年に二ューヨーク近代美術館の現代の造形を代表する優秀なデザイン8車に選ばれ”動く彫刻”として永久展示。
この車は、1948年ミッレ・ミリアにおいて5位入賞を果たしています♪

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「ドラージュ タイプD8-120」生産国フランス(1939年)

フランスのGPカーの頂点ともいうべき「ドラージュ」も、
1930年代に入ると盛んに高級ツーリングカーや豪華サルーンをつくりはじめます。
その美しさは、“愛人に贈るならドラージュ”といわれるほどまでに優雅にして華やかなものばかり。
D8-120」は、一番後期に属する大型高性能車として最も美しいモデルです。
コーチワークは、すべて専門業者に依頼して容姿を競い合いますが、
どれもオートクチュールを想わせるいかにもフランスらしいものばかりです。
この美しい力ブリオレは、フィゴーニ・ファラッシ氏の手により、「ドライエ」に併合されてからつくられたものとなります♪

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1950年代

メルセデスベンツ 300SL」は、1954年にニューヨークショーでデビューし、
世界初のガソリン直噴エンジン搭載車として知られています。
特有のガルウィングドアは、レーシングカーをベースとした鋼管スペースフレーム構造だったことから、
通常の車のドア下半分にフレームが来てしまい開口部の敷居が高くなってしまったこと、
そして車高が低かったことから乗降性確保のため止むなく採用されたと言われています。
車名300SLの300は、ベンツの排気量表記で3ℓを意味し、SLは、「Sport Leicht」(英語:Sport Light)の略で軽量スポーツの意味。
このクーペモデルは、1955年3月~1957年までに1400台を生産しています。
この時代のベンツは、可愛らしいフェイスをしています♪

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ルネ・ラリック カーマスコット展示室

こちらでは、フランスのガラス工芸家、ルネ・ラリック(1860~1945)が量産したカーマスコット全種類楽しめます。
ラリックは、当初、宝飾デザイナーとして活躍していましたが、その後ガラス工芸の分野に転向を図り、
独自のガラスの世界を創り出し成功をおさめます。
展示作品は、1920年代後半を中心とした全29種類32点のカーマスコットが贅沢に展示されています。
作品の1つでもある「五頭の馬」は、「シトロエン5CV」と関係があるといわれており、唯一具体的な車をイメージして作られたものです♪

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「鷹」(1925年)

当時、大きな作品でおよそ7ポンド、小さな作品でもおよそ3ポンドほどし、
今現在の価格に換算すると10万~20万円ほどに相当する高価な贅沢品であったカーマスコット。
当時、豪華で優美な高級車の先端に装飾するカーマスコットは、
限られるほんの一握りの人々のステータスシンボルとして贅を競い合ったもの。
日本国内に限らず海外でも、全種類を揃え、常設展示しているところはありません♪

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「トヨペット クラウン RS型」生産国日本(1955年)

海外と技術提携が盛んに行なわれるなかで、トヨタは純国産方式を押し通し、1955年に「トヨペットクラウンRS型」を発表。
当初から自家用車として設計された「RS型」は、あらゆる意味において国産車のモータリゼーションの出発点となります。
そして日本の自動車業界へも大きな自信を与えるのです。
デザインは、当時の日本の実情に適応させた巧みなもので、
乗り心地や耐久性など、全てのバランスが整った純国産車として話題を集めた車です♪

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3Fフロア「日本車展示」

3Fフロアでは、第2次世界大戦後から現代に至る日本の自動車産業の歩みを各社の代表的な車両およそ60台を展示。
昔の図面やレンダリング、デザイナーがスケッチを描いているところから、
車が出来るまでを模型で表現したジオラマなども展示されています♪

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「フジキャビン 5A型」生産国日本(1955年)

フライングフェザー」と同じ設計者である富谷龍一氏により、富士自動車(当時、日産自動車系のエンジンメーカー)は、
当時としては画期的なFRPのフルモノコック構造の3輪キャビンスクーターを送り出します。
空冷単気筒2サイクルエンジンを備えたボディは、わずか130kgで最高速度は時速60km。
限られたスペースを生かした室内や空力的なボディデザインなど革命的な試みではありますが、
FRPの製作技術がこれに伴わず、わずか85台しか制作されていません。
まるで一つ目小僧のような愛らしい顔付きが特徴です♪

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「ホンダ S500 AS280型」生産国日本(1964年)

当時、既に2輪メーカーとして名を馳せていたホンダが4輪分野へ進出し、
1962年に発表したプロトタイプ「S360」の生産型をモデルに1963年に本格的なライトウェイトスポーツ「S500」を送り込みます。
531ccの超小型4気筒ツインカムには4基のCVキャブを装着して44hp/8000rpmの出力から最高速度は130km/h。
小型車としては驚異的なパフォーマンスと軽快な2座オープンボディから若者の憧れを一身に集めることになります。
その後、このモデルは「S600」、「S800」へと発展し、本田技研工業の自動車部門の基礎を築き上げていきます♪

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1970年代~1980年代

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「トヨタ 2000GT MF10型」生産国日本(1968年)

オイルショックや排出ガス規制などに縛られなかった’60年代には世界的な傾向のなかで魅力的なスポーツカーが多く誕生します。
日本においてもかつてない高性能なグランツーリスモ「トヨタ2000GT」(1965年)が登場!
トヨタ側の開発陣4名と、当時オートバイメーカーとして既に日本を代表する存在であったヤマハ発動機との共同開発。
ロングノーズの均整がとれたスタイリングやバックボーンフレーム構造、6気筒ツインカムなどデザイナーやエンジニアが
思う存分に腕をふるった結果は、谷田部のテストで3つの世界記録と13の国際新記録を樹立し、
世界水準の高性能車をつくり上げます。
海外でも評価が高く「美しい!」と絶賛されるそのデザインは、トヨタのデザイナー野崎喩氏によるものです♪

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「レクサス LFA プロトタイプ」生産国日本(2009年)

炭素繊維強化樹脂(カーボン)製モノコックシャシーにヤマハ発動機と共同開発したV型10気筒4.8リッターエンジンを搭載。
最適な前後重量配分を得るために、エンジンのフロントミドシップ搭載し、
トランスアクスル方式の採用に加え、ラジエーターを後輪の後方左右に配置。
世界56カ国500台のみ限定販売されています。
ラ・フェスタ・プリマヴェラ 2015」の先導車でしたね♪

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新館

新館では、日本のモータリゼーションの歩みと生活文化の変遷を
「前史」、「戦後」、「国産」、「成長」、「マイカー」、「多様化」と6ゾーンに分けて展示し、
各時代の代表的な車と生活の様子を示す文化資料をおよそ2,000点も展示されています♪

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「フォード カスタム4ドアセダン」生産国アメリカ(1949年)

第二次世界大戦後初のフォード社のニューモデルで、
フラッシュサイドの流れるようなざん新なデザインが当時大きな話題となり、日本へも一早く持ち込まれ、
多くの日本人はその新鮮さ溢れるニューモデルに魅入ったのです。
当時の生活の背景をイメージさせる空間コーディネートと共に楽しめます♪

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「トヨタセリカ リフトバック」生産国日本(1973年)

OHC2000ccの高性能エンジンを搭載し、スポーティ ドライブを実現し、同時にサーフボードやキャンプ用具など、
大型レジャー用品の積載も可能にしたリフトバック車としたことでレジャー志向の若者に絶大な人気を得た車です。
何と!杉浦さんの初代カーがこちらとのこと!思い入れがありますね♪
わたしは、生まれ年の車ということに驚きを隠せません(笑)

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「スイフト 9HP」生産国イギリス(1905年)

スイフト社」は、イギリスのコベントリーに本社を持ち、ミシン、自転車の製造でよく知られています。
自動車製造開始後は、2気筒、3気筒のエンジンを搭載したシンプルな小型車の製造を続けますが、
やがてモーリス、オースチンなどの大手メーカーの前に敗れ去ってしまいます。
スイフト9HPは、直列3気筒エンジンを搭載し人気を博した初期モデル。
展示されている中で、唯一乗り込める車となり記念撮影が可能となります。

こちらでは、常設展に加えて企画展を年に数回開催し、自動車を、時代やテーマで切り取り紹介されています。
さらに、自動車文化の醸成と地域貢献を目的に、全国からおよそ100台の一般参加車両を募集し公道パレード。
また、所蔵車の走行披露を行うなどの「クラシックカーフェスティバル」を年に2回(春・愛知 / 秋・東京)開催。
そうした活動を通じて、自動車文化を伝え続ける姿勢を持たれ、自動車産業の発展に尽力されています。
1日じっくりと時間を取って楽しめる場所だと思いますので、是非足を運んでみてください♪

トヨタ博物館
愛知県長久手市横道41-100 TEL:0561-63-5151(ご見学・お問い合わせ専用TEL:0561-63-5155)
開館時間:9:30~17:00 (入館受付は16:30まで)
休館日:月曜日(祝日の場合は翌日)および年末年始
http://www.toyota.co.jp/Museum/

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