lade | WEBマガジン・ラデ

静岡県浜松市を中心にグルメ、海外旅行、デザインなどのライフスタイル情報を配信する「WEBマガジン・ラデ」

「SHIMOO DESIGN」夫婦で生み出す洗練された美しい日本の道具たち

2015/06/21

IMG_9477

おわら風の盆」で全国的に有名な八尾町。
富山出身の旦那様の母方の実家でもある八尾町に初めて足を踏み入れました。
八尾町に入り、小高く細い山道を進むと、下尾和彦さんとさおりさんご夫妻のユニット作家
SHIMOO DESIGN」の住まいとアトリエがあります。
今回は、自然に恵まれた長閑な環境で作り出される木工家具を見学させていただきます。

IMG_9482

夫婦共に家具づくりの修行を経て1998年に独立し、
お世話になっている棟梁に協力してもらいながらも、そのほとんどを夫婦2人で造られたという住まいとアトリエ。
住まいのリビングの一角をギャラリーとされ、
まるでモデルルームのようにスッキリとシンプルに作品を配置。
木の作品はすべて御2人の作品だそうです。

IMG_9486

IMG_9484

IMG_9489

彼らの作品は全て手作業で、丁寧に時間をかけて無垢材を愛でるように削り出し生み出していきます。
木目の美しさを気に入っていることから、材質は全てタモ材を使用。
流行や時代を感じさせない「潔く、美しい日本の道具」をコンセプトに追求し、
互いに出し合うデザインの原案をベースに、さらに意見を積み重ね完成へと導き出してゆくのです。

IMG_9504

高岡出身の下尾和彦さんは、高岡銅器の原型師である父親とは別の道をすすみ、木工の世界へ。
工芸高校から短大の木工科を出られ、20歳の若さで高山の家具工房へ就職されます。
そこで、家具づくりの面白さを見いだし、
いつしか「誰もやらないようなものをつくりたい」と思うようになったそうです。
独立当初は、試行を重ねて様々なことに臨み、
1998年の「工芸都市高岡クラフトコンペティション」への出店し、
見事グランプリを受賞し大きな夢を掴みます。

IMG_9485

立礼卓

無駄なものを削ぎ落とした引き算のデザインを生み出し、
当時はまだあまり類を見なかった洗練された家具で、軽やかさとスタリッシュさを目指します。
受賞を機に、そのスタイルに自信を持ち、さらに少しずつ改良を重ねられています。
2008年には、隈研吾建築都市設計事務所が設計した
パリのサンジェルマンデプレにある「寿月堂パリ店」に「CHAJOKU」の立礼卓を納めるなどし、
国内外問わずの活躍も見られるようになっていきます。
元々は、友人であるお茶の師範より依頼を受けた立礼卓は、従来の固定概念にとらわれないよう、新しいスタイルを提案。
シンプルなデザインゆえに、細部に渡るディテールにこだわり、木目の美しさを表現されています。

IMG_9497

縁具

下尾さんは、お母様を亡くされた際に、従来の仏壇のルールに違和感を感じ、
もっと自由で今の時代に受け入れやすいスタイルのほうがいいのではないかと思考されます。
そして、2008年に「縁具」というネーミングで、
両親が大事にしていた形見を飾り、故人を偲ぶというコンセプトをもとに、
高岡の仏壇問屋とコラボレーションして仏壇を発表。
扉も飾りも全て取り去り、リビングにも置けるようなデザインに仕上げ、
いつでも身近に感じられるようにという想いを込められています。

IMG_9487

下尾さん夫妻が「L’évo レヴォ」の谷口英司シェフと出会い、
オープン前にレストラン内のテーブルや器をオーダーされてからのお付き合いとのこと。
レヴォに「県外のものを入れず、富山一色にしたい!
そんな谷口シェフの熱い想いから生まれた素敵なご縁です。

IMG_9494

レヴォでも使われている木の器。
SHIMOO DESIGNの作品は、家具からインテリア小物まで多岐に渡ります。

IMG_9496

木に囲まれた住まいということもあり、どこかゆったりとした空気が流れ落ち着くリビング。
奥様のさおりさんにお茶を淹れていただき、お話を楽しませていただきました。
お茶のお供にいただいた和菓子は、
京都「和久傳」のれんこん菓子、「西湖(せいこ)」です。
「西湖」とは、蓮の花が浄土のごとく咲き誇る美しい湖のことで、
蓮は泥にまみれず清らかに咲くことから、花の君子として尊ばれ愛されています。
その根から採れる蓮根のでんぷんと、和三盆の品のいい甘みのお菓子、これを西湖と名付けられています。
清々しくひんやりとした冷菓でつるんとした優しい口あたりで美味でございます。
7月に京都に出向くので、足を運んでみたいと思います。

IMG_9506

作業を終えたばかりのアトリエも見学させていただきました。
木の香りが立ち込める広々とした工房。
1つ1つ手作業で生産量が限られてしまうため、現在、共に働いてくれる人を募集中とのことです。
ご興味のある方は、お問い合わせしてみてください。

IMG_9511

一枚の木材にラインを入れて、それを目安に電動ヤスリでひたすら削る地道な作業。
谷口シェフの紹介もあり、滋賀県の「徳山鮨」をはじめ、様々なレストランからのオーダーが増え続けているそうです。

IMG_9519

学生時代からのお付き合いが続く御2人は、いつも夫婦一緒に行動を共にされているおしどり夫婦です。
互いの意見を尊重し合い、認め合うことで作り上げる夫婦ユニットの作品。
今後も仲睦まじく築く下尾夫妻の活躍を楽しみにしています!
夏には、近隣のブルーベリー畑で採れるブルーベリーを
ふんだんに使ったかき氷屋さんが最高に美味しいとお聞きしたので、
下尾さん、さおりさん、また遊びに行かせてくださいね♪

SIMOO DESIGN シモオデザイン
富山県富山市八尾町松原251-5 TEL:076-455-3191
http://www.shimoo-design.com/

富山県富山市八尾町松原251-5

静岡県西部地区を中心に東京・名古屋・海外のグルメ情報が満載!
食べログ版カケスタには現在700件以上のグルメ情報が掲載されています。
<kakesta★カケスタ>
http://tabelog.com/rvwr/kakesta/
イベントや料理写真のWEBアルバム
Google Photoでladeの撮影してきたフォトアルバムがご覧頂けます。
lade Photo album
https://plus.google.com/u/0/collection/w6LhRB

富山「鮨人」北陸の海の素材を活かした赤酢鮨をランチで堪能! 富山のノスタルジックな街並み岩瀬にて陶芸家として生きる「釋永岳」
富山「鮨人」北陸の海の素材を活かした赤酢鮨をランチで堪能!
富山のノスタルジックな街並み岩瀬にて陶芸家として生きる「釋永岳」

Reply

CAPTCHA


lade - life style web magazine | ラデ - ライフスタイルWEBマガジン | 会社概要 | Google+
copyright (C) 2013 lade. All rights reserved. 掲載記事・画像の無断転載・複製を一切禁じます