花蓮のリゾートホテル「花蓮理想大地渡假飯店Promisedland Resort & Lagoon プロミスドランド リゾート & ラグーン」のホテルアクティビティには、ホテルの外へ出て花蓮の長閑な街を散策するサイクリングコースがあり、日本統治時代の歴史を学ぶことができる「ネイチャーツアー(Nature tour)自然之旅」があります!
レンタル自転車は一人乗り用、二人乗り用と選べますが、今回は、午後の雨模様を案じ、自転車で周るコースを金三郎さんガイドの下、ホテルの車で案内していただきましょう!
花蓮には、数多くの日本統治時代にまつわる歴史的文化財・文化遺産が残されており、この「ネイチャーツアー(Nature tour)自然之旅」では、寿豊共和村に訪れ、日本統治時代に最大の製糖拠点であった歴史を遡り「日本製糖工場招待所」や「奉安殿」、「豐田村」、「花蓮豐田文史館」、「碧蓮寺(豐田神社)」、「豐裡国小学校(旧:豊田小学校)」、「地神」などの必見スポットを巡ります!
日本統治時代、日本人移民が3つの部落「大平部落」、「森本部落」、「山下部落」に移り住み、 1913年(大正2年)に統合して開村した豊田村。今も美しい田園風景が残るこのエリアは、当時、移民した日本人が荒れ果てた原野を開拓し用水路を巡らせ豊かな土地として築き上げました。そして、その土地が豊かな水田であったことから「豊田」と名付けたようです。その最寄り駅となる「豊田駅 (花蓮県))」へ!
駅前には、ホテルオーナーの梁清政さんがボランティアの一環として、 2008年8月にオープンさせ運営しているリサイクルショップ兼多目的ハウス「五味屋」があります!
こちらでは、地域の貧しい子供たちが立ち寄り、勉強をしたり、遊び場にしたり、または、ビジネス方法を学んだりしながら、 子供たちの共有スペースとして様々な活用をされています!
店では、寄付で集めた文房具やおもちゃ、電子機器に小型家電、食器類などをリサイクルショップとして販売しており、売り上げた店舗収入により、店舗を運営し、子供たちの支援を続けられているとのこと!
「五味屋」に訪れると、所狭しと置かれた商品には、子供たちが手書きで仕上げたアイディアの詰まった愛らしいポップが目に付きます!年上の子は、年下の子の面倒を必然的に見ている様子が伺え、お互いに協力し合いながら、ここを社会勉強の場としているようです!
また、筋向かいには、古着のリサイクルショップとして衣料品を販売される「五味屋」もありました!
地域の人が商品を手にすることで、多くの子供たちの笑顔が護られています!
その後、豊田村の中心地となり、1914年(大正3年)に日本人移民によって建てられた「豊田神社(現在: 碧蓮寺 )」へ!
戦後「豊田神社」は「碧蓮寺」に改名されており、当時の神社の面影を残しつつも、奥には中国様式のお寺が建てられ、神社と寺の不思議な共存となっているようです!
境内には、当時の台湾総督・長谷川清総督が建立した「開村30周年紀念碑」があり、当時の石灯篭や井戸も残されています。樹齢100年は超える大木が、日台の重なる時代を静かに見守っているようです!
度重なる台風の影響により、現存する日本統治時代の建物は数少なくなりますが、農家の家であった建物は「豊田文史館」として、かつての派出所は「寿豊郷文史観」として残り、どちらも当時の様子などが伺える貴重なモノクロ写真等が資料として残されています!
当時「豊田小学校」であった現在の「豊裡国小学校」へ!
休校日であったため、残念ながら生徒たちには会えませんでしたが、校内にある当時の剣道場であった建物は、現在、講堂として今も大切に利用されているそうです!
最後に1940年(昭和15年)9月に建立された「地神」様の下へ!
日本人移民は、戦後日本へ強制送還される際に、自分達が開墾してきた田畑や商売を雇用していた客家人に護るよう託して行ったそうです。客家人たちは日本人との約束を守り、その地で根を下し、日本人移民がつくり上げていったものを引継ぎ、その歴史を花蓮では今も大切にしてくれています!
この地域では、現代の子供たちにも正しい歴史を教え伝える様子が随所に見られ、日本と台湾の深い関係性を学び知ることができるため、お時間のある方は、是非、歴史探索の旅に出掛けてみてください!
プロミスドランド リゾート & ラグーン
Promisedland Resort & Lagoon
花蓮理想大地渡假飯店
所在地:花蓮県寿豊郷理想路1號
TEL:886-03-865-6789
http://www.plcresort.com.tw/
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2018/4/22台湾旅行/Promisedland花蓮 Vol.4
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