滋賀結婚記念日旅行「びわ湖松の浦別邸」ワンコファーストの温泉リゾート-琵琶湖岸散策編-

琵琶湖畔に佇むワンコファーストの温泉リゾート「びわ湖松の浦別邸」の裏手には、琵琶湖岸に通ずる散策路があり、自由に出入りが可能です。愛犬をドッグランで遊ばせるのも良いですが、折角ですので足を伸ばして琵琶湖岸ワンポと参りましょう。

ドッグランの奥にあるこちらの出口から湖岸へ。

雪解けしている小道を進めば、琵琶湖岸へと続きます。

その前に、暫し、雪体験を。

滅多に雪に触れ合うことのない静岡育ちの私たちとショコラ。わずか10cmほどに積もる雪でも興奮が隠せません。

ショコラは鼻をクンクンとさせ、まだ慣れない雪を前に渾身のクン活を。

「冷たくて、柔らかくて、不思議だね、ママ、これなぁ〜に?」とでも言ってそうな顔で見つめてきます(笑)

そっと片足を伸ばし慎重に下ろしてはみたものの、ひんやりとしたその感触には慣れず、すぐに足を縮め、固まりました。風邪を引かせてもいけないので、雪遊びもほどほどに。

裏手の「びわ湖松の浦別邸」を望むと、奥には比良山との景色が楽しめ、この美しい景色と見事調和する建物が伺えます。

松林をくぐり抜け琵琶湖へ。

湖岸へ降り立つ入口はこちらのフェンスから。

琵琶湖の静かな湖岸に沿って歩み進めると、松の木が生い茂る美しい風景が広がり、風に揺れる松の葉が心地良い音を立てて鳴いています。

少し立ち止まり深呼吸をすると、湖の澄み渡る空気が体に染み渡り、まるで自然そのものに包み込まれているような感覚に陥り、透明感溢れる湖面の輝きに心を洗われる癒しのひととき。

足元は細やかな砂利道が広がり、砂浜のように柔らかな湖岸に果てしなく続く琵琶湖の壮大さ。きっと、この景色は、刻一刻と移り変わり、その日その時にしか見ることのできない奇跡の絶景に。

穏やかな波が、打ち寄せては引き、引いては打ち寄せる単調な流れが心を安らげ、静けさが漂います。

砂浜のような湖岸は足腰にも優しく、ワンポも快適。

誰に邪魔されることのないプライベートな時間を楽しめ、心なしかショコラの顔もいつもより穏やかな顔付きで気持ち良さ気。

昼時に北比良で吹雪いていたのが嘘のように吹く風は優しく、湖面は朧げな鏡のように雲を映し返しています。この穏やかな世界に身を委ねていると時が止まったかのように錯覚するほど。記念日を祝うこの旅の思い出として、主人と愛犬と一緒に、湖を背に記念写真を残すことができました。

帰り道に、ふと視線を感じる先に目をやると、そこには静かにこちらをジッーと見つめる猫さんの姿が。

首輪はしていないものの、野良猫にしては毛艶も良く、ふっくらとした体つきの猫さん。食に困っている様子は感じられません。「ここはあなたの縄張りかな?」と声をかけて近付くと、猫さんは小さく「にゃ〜ぁ」と一声発すると、こちらの様子を伺いながら、何度も何度も振り返り、慣れた足取りで、ゆっくりと松の奥へと消えていきました。

日暮れが近くなってきたこともあり、私たちも戻ることに。枯れた松葉を踏み締め、松に囲まれながら歩くと、松の香りがふわりと鼻をくすぐり、どこか懐かしく心を落ち着かせます。

心地良い疲れを感じながら、ドッグランのテラス席で一休憩。

冬のこの時期は、うっすらと雪景色が楽しめますが、きっと麗らかな春の陽射しを感じる時期や、青々とした芝が広がる夏の時期も過ごしやすいことでしょう。

部屋に戻り、冷えた身体を温めようと、そのまま露天風呂へ。いつでも好きな時間に温泉が楽しめるなんて、まさに極楽。

木製ルーバーを開放し、松の浦と琵琶湖を一望しながらの温泉。43℃の湯温は、冷えた身体をすぐにほぐし、体の芯まで温めていきます。「美肌の湯」と謳われる、1200年の歴史を誇るおごと温泉「湯元館」から運ぶ、アルカリ性単純温泉のしっとりと滑らかな泉質は、肌にスーッと馴染み、整えながら潤いを与えてくれます。

夕暮れ時になると、空があかね色に染まり始め、目の前に広がる景色はまるで一枚の絵画のように澄んでいます。湖面の光がゆらゆらと幻想的で、湯に浸かっているだけで、日々の疲れがすべて溶けていく気がします。今回の旅のキーワードの一つに”温泉露天風呂”を欲して選んだこちら、間違いのないお宿となりました。身支度が済み、ちょうど夕食の時刻が近付いてきました。お次は-夕食編-です。

びわ湖松の浦別邸
住所:〒520-0513 滋賀県大津市荒川711-1
TEL:077-592-2727
全室:ワンコ同伴OK・温泉露天風呂付き
https://www.matsunoura.com/

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