「上海 外灘」黄浦江西岸に広がる各国様式の歴史的洋館が連なる街並み

黄浦江西岸に位置する上海 外灘 the Bund Shanghaiは、近未来都市のような浦東夜景に次ぐ上海の観光名所となり、1842年の南京条約開港以降、東アジア貿易や金融の中心地として栄え華やいだ時代に、各国の商社や銀行が競うように建設したその歴史的洋館群が今も立ち並ぶ街並みが人気です!

外灘は、中山東一路沿い全長1.1kmほどの地域を指しています!この一帯は、19世紀後半から20世紀前半にかけての租界地区(上海租界)。当時の華やかな時代を刻んだこのエリアは別名「万国建築博覧」とも呼ばれており、バロック、ルネッサンス、アール・デコなどの様々な建築様式が観られ、レトロな雰囲気が漂います!

 

 

外灘側の遊歩道から眺める浦東の風景!

高さ492mの「上海ワールドフィナンシャルセンター(Shanghai World Financial Center)上海环球金融中心」から、高さ468mの「オリエンタルパールタワー(Oriental Pearl Tower)東方明珠搭」までの高層ビル群が一望できる大パノラマは迫力があります!

河岸沿いということもあり、穏やかな風を感じる昼下がりの午後。遊歩道の散策はとても気持ち良くお勧めです!

遊歩道を下り、中山東一路へ出ると巨大な猛牛の姿が見えてきます!アメリカの彫刻家であるアルトゥーロ・ディ・モディカ(Fanpage Arturo Di Modica)氏が、1987年に起こった株式大暴落後に再びニューヨークが活気付くことを願って制作したアメリカ・ウォール街の巨大牛「チャージング・ブル」の兄弟分がここ上海・外灘にもあるのです!

その名も「金融牛」!

重さは3,200kg(7,100 lb)、高さは11フィート (3.4 m)、長さは16フィート (4.9 m)とサイズや重量は同等の物ながらに、その勇ましい姿には若干の違いがあるようです!この猛々しい巨大牛の体勢には、株価を上昇させるという願いが込められているということですので、その金融の恩恵を受けるためにも一緒に記念撮影しておきましょう!

巨大牛の先に飛び込んで見えるは、1923年に建設された旧香港上海銀行上海支店で現在の「上海浦東発展銀行(外灘12号)」です!パーマ&ターナー設計事務所によるデザインで、調和のとれた外観が特徴的な新古典主義建築となり、外灘でも一際重厚な佇まいとなります!

こちらは、現在も銀行業務を通常営業しておりますが、館内の見学は可能となります!

中央ドームの天井には、東京、ロンドン、ニューヨークなどの当時の金融センターを描いたモザイク画があり見ものです!

アーチ状の開放的な天井高を誇り、大理石の柱が立ち並ぶ重厚感は圧巻で、そのクラシカルな雰囲気に癒やされます!

その隣には、15分毎に鐘が鳴り響く時計台「上海海関」の姿もあり、風情があります!

外灘には、上海の歴史を見守り続けているクラシカルなホテル「フェアモント・ピース・ホテル Fairmont Peace Hotel(外灘20号)」をはじめ、複合商業施設に有名なレストランなども点在するため、ショッピングや食事も楽しめる場所となります!

お時間のある方は、ネオンが灯される綺羅びやかな夜の風景も是非ご覧ください!

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