「旬彩 香炉」絶品天然鴨の炭火焼きやクエのあら鍋で締めくくる忘年会!

浜松の東伊場に暖簾を掲げる日本料理「旬彩 香炉」にて今年最後の忘年会へ!

こちらは店主の新村 修 (新村修)さんが、2000年10月23日に開業されており、季節毎の旬食材を活かした料理を提供する日本料理店となり、今時期は、河豚やジビエ、蟹、鮑、岩牡蠣などが楽しめます!

店内は、昨年2017年に店内のリニューアルをされたばかりで清潔感に溢れ、一枚板のカウンター席6席に、障子越しの個室が3室と計24席の落ち着いた空間で、大将や女将の穏やかなお人柄で居心地の良さが伺えます!

昼はコースのみの完全予約制の営業となり、夜はお勧めの一品料理からおまかせコース料理(4,000円~)まで、良心的な価格帯で提供されており、常連客に愛されるお店で、今年の苦労を忘れる最後の忘年会はこちらに決定!

先ずは「生ビール・エビス(YEBIS)」650円で乾杯!

こちらでは、全国各地の銘酒を取り扱われているようなので、お次は刺身に合う日本酒を大将にオーダーし、山口県美祢市の「Ohmine Shuzou 大嶺酒造」の今冬限定の「ゆきおんな」を頂戴します!「Ohmine Shuzou 大嶺酒造」とイラストレーターの「たなかみさき」さんとのコラボレーションにより誕生した「ゆきおんな」は、マスカットのような甘酸っぱさとお米の旨味が楽しめるにごり酒で、ほんのりと甘く優しい味わいは、刺身にとても良く合います!

前菜「椀物」600円
蓋を開けると、ふわっと出汁の香りが立ち上り、柔らかく炊かれた大根や里芋、彩りに人参や青菜、巻貝の旨味に、生のキクラゲの食感が堪りません!

「刺身盛り合わせ」一人前2,200円
香ばしい金目鯛の炙りは塩で頂き、脂ののった縞鯵、ねっとりとした食感と甘味の強いアカイカ、鮪の中トロ、濃厚でクリーミィーな生雲丹、焼き立て熱々の状態で磯の香りが食欲をそそるトコブシには、酢橘をギュッと絞って頂くと、ジューシィーで歯応えも楽しめ思わず悶絶!

「天然鴨の炭焼き(半身)」5,000円
浜名湖の天然鴨が解禁となるこの時期ならではの真鴨の炭火焼き!
店主の新村さんが自ら狩猟し、捌きたての鴨を提供されているため、この上なく新鮮な鴨となり、こちらではジビエが得意料理とのこと!

炭火を囲んで、自分達のペースで部位毎に楽しめるというので、無類の鴨好きのわたし達にとっては堪らない一品となります!卓上に用意された岩盤の上に炭火鉢を乗せ、炭火の暖かさにじんわりと癒やされながら、いざ焼きへ!

最初は大将が焼き方のお手本を見せ、手解きをしてくださいます!

網に脂身を擦り付けて、柔らかな「もも肉」からスタートし、むっちりとした「胸肉」、弾力の「ささみ」、「手羽元」、コリコリとした「砂肝」、噛み応えのある「食道」、「ぼんじり」、新鮮だからこそ食べれる「ハツ(心臓)」や「レバー」など、半身の鴨を味わいの異なる部位毎に!

野生の鴨は濃い肉色となり、身が締まり、弾ける弾力とコク深い野性味が楽しめ、頂く毎に力の源になっていくのを感じます!

こちらには、鴨に合う日本酒を見繕って頂き、同じく山口県「中島屋酒造」の山田錦100%使用の「カネナカ 生酛純米 山田錦」を頂戴します!
こちらの日本酒は、熟成によるナッツを想わせる香りがあり、ほのかな甘みと後味すっきりとしたシャープさが楽しめる力強い味わいで、独特な香りを持つ鴨肉にピッタリ!

お次も鴨に合わせて、兵庫県加西市「富久錦株式会社」が作り出す日本酒「純青 生もと純米吟醸 おりがらみ 兵庫夢錦 29BY」
こちらは、兵庫三大錦と呼ばれている兵庫夢錦から造られる日本酒で、敢えて、山田錦より難しい夢錦で美味しいお酒を造りたいという蔵元の地元愛が生み出したチャレンジ精神の賜物!
果実香があり、口に含むとややガス味を帯びており、まろやかなお米の甘味が楽しめながらも、後味のキレの良さからスッキリと楽しめるおりがらみとなります!

「クエ あら鍋」一人前3,500円
クエはハタの仲間で希少性から高級魚とされており、福岡、佐賀では「あら」と呼ばれているクエの「あら鍋」を堪能!

甘い脂がたっぷりと乗ったクエの身は、ふわっふわで柔らかく、白身ゆえの淡白さはあるものの、何とも言えない上品な旨味が楽しめます!アラの皮際にあるゼラチン質のコラーゲンは、きっと明日の美肌を作り出すであろうプルンプルン食感!
骨からとったスープはゼラチン質が溶け込み出し、やや白濁し、とろみのある濃厚さが絶品となります!

野菜は、白菜、春菊、白葱、木綿豆腐、椎茸、えのき茸を投入し、クエの出汁を思う存分に吸わせてから頂きましょう!

「あら鍋」には、山口県宇部市の「永山本家酒造場」が作り出す「貴」の搾りたての新酒「貴 特別純米 直汲生酒 【新酒2019(H30BY)】」を合わせます!
杏を思わせる爽やかな香りとフレッシュな口当たりで、適度な酸とガス感があり、新酒らしい味わいが楽しめる軽快な辛口!

クエのプルンとしたコラーゲン質も堪能しながら合わせる最後の日本酒は、福井県吉田郡永平寺町の「黒龍酒造株式会社 兼定島酒造りの里」の売れ筋商品となる「黒龍 吟醸 いっちょらい」!
「いっちょらい」とは福井の方言で“一張羅”を指し、「自分にとって一番いいもの」という意味を表します!
フルーティーな吟醸香と旨み、黒龍の吟醸酒を堪能!

鍋の〆は、やはりクエの旨味を全て楽しむ「クエ雑炊」!
一旦調理場へ鍋を戻し、仕上げていただく雑炊は、極細の糸海苔と葱を散らして登場!

添えられる「ぬか漬け」の浸かり具合も絶妙です!

白濁としたスープの中からは、旨味をたっぷりと吸わせた艶々ふっくらのお米が胃袋を満たしていき、鍋を空っぽにして満腹の御満悦!

タクシーを待つ間は、旬のフルーツがギッシリと詰まったデザートの「シャーベット」を温かいお茶と共にほっこり!

年の苦労は忘れても、この味わいは脳に焼き付く美味しさで、本当に良いお店を知ることが出来ました!大将&女将、ありがとうございます!

年越し前の至福のひとときとなり、新年を清々しい気持ちで迎えられそうです!皆様も良いお年をお迎えください!

旬彩 香炉
住所:静岡県浜松市中区東伊場2-6-7
TEL:053-451-0805
営業時間:
昼:火曜~日曜12:00~14:00
(ランチはコース営業のみで完全予約制:2名様~)
夜:火曜~日曜17:00~24:00(L.O.23:00)
定休日:月曜日
https://shun-kouro.com/

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