富山の卸ワインショップ「カーヴロンド」で月に1度開催されるワインの無料試飲会

_RIB0055

富山の名立たるレストランたちに精通しワインを卸しているというワインショップがあり、日曜日のみ一般開放されているという話を、先日紹介したイタリアン「ひまわり食堂」さんのカウンター席でたまたま一緒になったインテリ男子の荒木康寛くんがそこのスタッフさんだという偶然から、縁あって知ることができました。そして、これまた、偶然にもその翌日にも伺った「ひまわり食堂」さんで、そのワインショップ「cave l’onde カーヴ ロンド」さんのオーナー浅野大輔さんにもお目にかかることができ、挨拶を交わすことができました。そして、わたし達夫婦がたまたま伺う日曜日が嬉しいことに、月に1度のワイン無料試飲会を開催しているとのこと。早速、名刺の住所を頼りにお邪魔することにしましたが、なんとその住所に現れたのは、看板1つない倉庫のような建物です!(驚)

_RIB0033

恐る恐る左手入口らしきドアに手をかけると、中は車庫になっており、アルファロメオの146が置いてあります。こちらが後にオーナーの浅野さんの愛車と判明しましたが、一見、とてもワインショップには見えないこの空間に、一般人が立ち寄ってよいものか?と思わせる雰囲気に駆られます(笑)しかし、ドアの向こうには人の声が聞こえ、ほっと一安心。

_RIB0039

ドアを開けると外観とは打って変わって、シンプルでスタイリッシュな風景が広がり、空気はどこかひんやりと涼しげなエントランスが続きます。

_RIB0047

殺伐とした白壁には、歴代ボトルが飾られており、ようやくワインショップと思える空間に立ち会えました♪

_RIB0010

こちらがサロン。この日は、ワイン無料試飲会が11時から開催されており、既にテーブルの上には抜栓されたワインたちがズラリと並んでいます。今回の試飲会でいただけるのは、富山を代表するワイナリー「ホーライサン・ワイナリー」をはじめとし、世界各地より厳選したワインを輸入している「モトックス」、「ヴィレッジセラーズ」、「ポニー」、「ワインウェイブ」、「フードライナー」、「八田」、「テラヴェール」、「中川ワイン」のものから46種類♪

_RIB0008

オーナーの浅野さんにワインセラーを案内してもらいました。選び抜かれた年代物のワインが静かに眠るセラー。定温のひんやりとした空気とワインの歴史が物語る重厚感が何とも言えない雰囲気を創り出しています。

_RIB0004

そして、通常流れの早いワインたちはこちらの倉庫に定温で管理されています。富山と言えば鮮魚、鮮魚と言えば、水の美味しい富山では日本酒のイメージが強いと思っていましたが、意外や意外!富山の人口あたりのワインバーの軒数が、なんと全国第1位だそうです!(驚)それならば、これだけのワインが流通していることにも納得できてしまいそうですね♪

_RIB0026

ワインセラーを楽しませていただいた後は、試飲会をゆっくりと味わうことにいたしましょう。運転手の相方は飲めませんので、代わりに、ありがとうございます♪

_RIB0012

月1のワイン無料試飲会の案内は、カーヴ・ロンドさんに会員登録すると定期的に情報を流してくれるそうです。もちろん、わたし達も会員登録させていただきました。これで、富山に帰省する楽しみがまた1つ増えました♪

_RIB0022

「TOYAMA 2012」

とやま産まれの酵母を使用したワインTOYAMA 2012。とやま産まれの酵母は、県立大学在職時に富山県産大麦麦芽から分離した酵母で、従来の酵母に比べ臭みが少なく、香りが良いのが特徴のオールラウンダーな酵母。これまでに立山地ビール「星の空」、成政酒造醸造の清酒「尾仲」に使用されています。この酵母を使用した赤ワイン「TOYAMA 2012」が富山県内にある山藤ぶどう園から2013年5月22日に発売されています。富山県産ベリーA100パーセント使用で720ml 1800円。新酒らしい軽い風味でほどよい酸味が残る味わい。2860本限定販売中。

_RIB0048

1人2脚のグラスを用意され、ワインのアイテムリストを眺めながら、好みの味わいを探していきます。あらかじめ、オーナー浅野さんのオススメには印が付けられております。そして、この中でお気に入りのワインが見つかった場合は、その場で予約をすることが可能です。試飲会ですのでガブ飲みは避けましょう(笑)

_RIB0016

さて、試飲会のワインとは別に、在庫のワインの中から、オーナー浅野さんに我が家のデイリーワインを見繕ってもらうことにしました。価格は、1,000円台~3,000円ぐらいまでのものを要望しています♪

_RIB0019

白ワインは、この4本をセレクトしてくれました。

左から
「バルテン リースリング クワリテーツヴァイン ベシュテムター アンバウゲヴィーテ トロッケン 2011 トーマス バルテン」ドイツ

モーゼルの生産者で、5,5ha所有 残糖3,4g/L 酸度5,1 g/Lかの地では珍しくマロラクティック醗酵を施します。7年がかりでやっと満足出来る結果が得られたとの事。当然とがった酸ではありませんが新大陸系のリースリングに有りがちな酸のゆるさは無くとてもバランスの良い料理と合わせ易いワインとなっています。コストパフォーマンスもとても高く新しいドイツワインの方向性を示す1本です。

「エストーラ ラ マンチャ ブランコ 2011 ボテガス アユソ」スペイン

緑色がかったレモンイエローで、フルーティー。ライム系のさわやかな柑橘系の香り。フレッシュで滑らかな口当たりでキリッとした酸味があります。後を引くバルサミコの香りと、素晴らしい後味。生産量は、年間300,000本。

「エチケッタ グリージャ コッリ ディ ルーニ ヴェルメンティーノ 2012 ルナエ」イタリア

産地は、イタリア共和国北西部のリグーリア州、品種は、ヴェルメンティーノ。調和がとれていながらも、際立った個性をもった、ルナエ社の哲学を完全に反映させたワイン。黄金色がかった薄い黄色。濃厚でエレガントなブーケ。花やフレッシュフルーツを思わせるフレッシュで調和のとれた味わいで、余韻にはバランスのとれたミネラルが感じられます。

「ギュファン ブラン マルサンヌ ルーサンヌ 2011 ヴェルジュ デュ スッド」フランス

ブルゴーニュのヴェルジェの当主、ギュファンス氏が自社畑を持ち、ブドウ栽培から醸造までを手掛け、南仏の可能性を具現した傑作。自然派ワイン。品種は、マルサンヌ75%、ルーサンヌ25%。香りが複雑でフルボディ、驚きがあるワインです。

_RIB0020

赤ワインはこちらの掘り出し物「バローロ レゼルヴァ コルダーナ 2004 テッレ デル バローロ」フランス

イタリアはピエモンテ州で、品種は、ネッビオーロ100%。煙草や焦がした樽、ドライフラワーやスパイスなどの熟成を感じる香りと少し若々しさを感じる酸が全体のバランスをまとめている。華やかな香り、熟成感のある果実味、そして滑らかなタンニンがありさらなる熟成を期待させるしっかりとした酸とミネラル。衝撃的なコストパフォーマンスのワインです。

卸しがメインのカーヴ・ロンドさんですが、日曜日限定で一般の方にも破格でワインを譲られていますのでオススメです。オーナーの浅野さんも食べ歩きが非常にお好きなようで、その話でも盛り上がり、ついつい長居してしまいましたね。お持ち帰りのワインは、帰りの道中の車内の温度差が気になりましたが、親切にもスチロールに保冷剤を詰めて梱包してくれたおかげで、富山から浜松に問題なく持ち帰ることができました。ありがとうございます!また帰省の際には、必ず立ち寄らせていただきますね♪

cave l’onde カーヴ ロンド
富山県富山市栄町3-2-8 TEL:076-420-5001
営業時間:11:00~18:00 営業日:日曜日のみ一般営業

富山県富山市栄町3-2-8

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

先頭に戻る