あなたならどのオーブンレンジを選びますか?売れ筋人気メーカー別商品比較

TOSHIBA

東芝 過熱水蒸気オーブンレンジ(石釜ドーム)  ER-LD430(R)  グランレッド

一家に一台、あったら便利!というよりも、今では無いほうが珍しいであろうオーブンレンジ。そのオーブンレンジを購入すると決めてから、電化製品売り場に足を運ぶも、その陳列された品数の多さに戸惑った記憶はないでしょうか。まずは通常、電化製品を購入する際には、どのご家庭にも大抵の予算というものがあると思います(※金に糸目を付けないという方は参考になるかは判りません:笑)。その予算内で機能性(スチームオーブン機能など)、使い勝手(操作や手入れ法など)を念頭に置き、メーカーごとの特徴をリサーチした上で自分に合ったものを見付け出さなければなりません。近年の電化製品は性能を高め、リニューアルのサイクルも短く、次々と新しい商品が開発されて販売されています。しかし、そこそこの高額なオーブンレンジとなると、決して安い買い物ではなく、しかも一度購入すれば5年、いや、ヘタしたら10年選手となる可能性もあるでしょう。”おうちごはん”をより充実させるためにも、長く愛用するためにも、きちんと下調べを熟知して失敗の無い、後悔の無いオーブンレンジ選びをしてほしいものです。

SHARP

SHARP ヘルシオ AX-GA1-R レッド

Panasonic

Panasonic 3つ星ビストロ NE-BS1000 ルージュブラック

HITACHI

日立 ヘルシーシェフ MRO-MBK3000 パールレッド

今回は、我が家の事情(予算)も考慮した上で、上記記載の売れ筋人気メーカー4社の比較商品をクローズアップします。メーカーごとの特徴を見極めて、どのオーブンレンジが自分に合ったものかを検証しましょう。写真の大きさの違いで既に我が家に選ばれた商品がお判りでしょう。結論からいうと答えは、そうです。東芝の人気商品、石釜ドームのオーブンレンジに決定し購入済み。既に我が家に設置されています。本格的な料理にオーブンを使うとなると、高出力でオーブン機能メニューの充実性があり、30L以上の大容量、ターンテーブルは無論なしで、中が2段調理になっているのが理想でした。そして、そんな条件をクリアし、お眼鏡に叶った商品が上記商品なのです。

最初から最後まで水で焼くとヘルシーで栄養が壊れないヘルシオ

東芝の石釜ドームとは違った性能の高さで悩み、候補としても有力であったのがSHARPのヘルシオです。ヘルシオは、2004年に発売された過熱水蒸気オーブンの先駆け的シリーズで、ネーミングの狙い通りヘルシーで健康志向な方には、十分に選択するに値する地位に登り詰めました。何と言ってもヘルシオの素晴らしいとことは、余分な脂は落としヘルシーなことはもちろんですが、食材本来の細胞破壊を抑えて栄養素を損ねにくいことにあるのです。加熱した水蒸気で調理するので、肉や魚、野菜などの水分を奪うことなくふっくらと瑞々しい食感を保ち、熱に弱いビタミンCなども守りやすく、食材本来の旨味や甘味を引き出すといわれています。そして、電磁波ではなく水蒸気で温めることから、金属製のザルや缶詰、パウチされたレトルト食品などを器に移し替えることなくそのままチンすることが可能なのです!(驚)単純にヘルシオ凄いじゃん!と思ったのですが、落とし穴はありました。ヘルシオでのレンジ機能は、一般家庭の主婦には向かない欠点があったのです。それは、調理時間の長さにあります。レンジ機能が弱いため、ただ温めなどに使う際、ご飯1杯の温めのために、なんと10分以上もかかってしまうのだとか!(驚×2)忙しい主婦の朝(もしくは寝坊した主婦の朝:笑)、もしかしたら炊き立てのご飯でない朝もあるかもしれません。そんな時、冷凍庫に保存してあったご飯をレンジでチンして、直ぐに出したい!と思うことあるでしょう。ご飯1杯に10分以上、これは困ります。そして使用中も温め終了後にもファン音の五月蝿さがわずらわしく感じることも。さらに、水蒸気調理では焼き目が付きにくいという難点もあり、パリッとした色合いと焼き目が好きなわたしにはそこに難色を示します。時間以外にも、もう1つヘルシオを断念した理由があります。それは手入れが面倒だということ。ヘルシオは、オーブンにスチームを噴射して焼くのではなく、超高温の水で焼く、と言う独自のとても優れた調理法のため、は必須で、調理の際は事前にタンクに水をセットしなければなりません。加えて、本体下部にある水受けトレーの水を捨てる必要もあり、庫内の水拭き作業もマメにしないと臭いが残りやすいとされています(※実際に使用されている方の感想です)。食品を扱う場所ですから、掃除をマメにするのは良いことですが、水のセット、排出、掃除となると少々、いや、かなり面倒なことから、ヘルシオは除外されたのであります。

独自の光ヒーターシステムで多彩な焼き調理を実現するビストロ

次の候補は、Panasonicのビストロ。ビストロは、ヒーターと電子レンジアンテナ、グリル皿などに加熱効率を高める機構を採用し、時短調理に力を入れたシリーズとなります。冷凍保存された食品を解凍から一気にグリルする機能が優れており、強い火力で外はパリッと、中はふっくらと焼き上げるようです。さらに上下段でグリルとレンジの2品同時調理ができる機能も、器用な主婦で操作に使い慣れてさえしまえば、時短で数品を同時に調理していくことが可能となります。トーストがたった5分台でこんがりと焼けるのは、業界一の早さだそうです。忙しい主婦に時短という言葉は大変魅力的なのですが、調理面以外に落とし穴がありました。ビストロ庫内を覗けばビストロ最大の自慢の火力の理由がわかります。それが庫内天板のヒーター露出です。この露出により火力を誇っていますが、グリル調理の際にはねた油の掃除が、むき出しだとしづらいということ。ガスコンロからIHに変わり、掃除の楽さを知ってしまったわたしにとって、これは致命的な問題です。結局手入れしなければ、どんなオーブンレンジも汚れてしまうのですが、掃除のしやすさは大変重要です。しづらいというだけで手が伸びにくくなり、使用頻度も減少する可能性が強いからです。調べに調べていくと、購入された方たちの中で問題になっていたのは、機種にもよりますが、センサーなどの精密機能が進化すればするほど故障も多いようです。故障=無料保証とはならないこともあるようで、なかなか手を出すには怖いと思ってしまいました。手軽に楽しく料理する!これがわたしのモットーなので、残念ながらこちらのビストロは該当しないようです。

ベーカリー機能も焼き蒸し料理もこれ一台のヘルシーシェフ

ビストロが候補から退き、次の候補で迷ったのが、日立のヘルシーシェフです。ヘルシーシェフは、本当に評価が高く、“はかって両面グリル皿”と“焼き蒸しふた”を使用して、高火力による焼き蒸し調理も可能な優れた機能の過熱水蒸気対応オーブンです。底面に設置された3つの重量センサーで火力と加熱時間を調整するため、オーブン使用直後の庫内温度が高い状態でも連続して調理ができます。生地のこねから焼き上げまでを行うベーカリー機能搭載モデルもあり、パン作り初心者には便利です。ビストロは、温度を感知するセンサーで電子レンジの加熱ムラを少なくしていましたが、ヘルシーシェフは、食品の重さを感知して加熱します。庫内の底に3点の重量センサーが設置してあり、食品の重さでどれぐらい加熱するかを決めるのです。さらにヘルシーシェフは、「わがや流あたため」という機能があり、頻繁に使う器を最大20種類まで登録することができ、より効果的に加熱することが可能となります。解凍や温めなどのレンジ機能に対しては高評価な方が多く、電子レンジ、グリル、オーブン、焼き蒸しと、オールマイティーに活躍するといわれているヘルシーシェフ、非の打ち所がありません。強いて言えば、庫内の照明が暗く、パンやケーキなどの調理中の様子が判断しにくいことと、扉を開けた際には点灯しないため、汚れを見落としやすいといったことぐらいでしょうか。では、選ばれなかった要素は何?と聞かれたら、わたしは迷わずデザインと答えます(笑)同じ価格帯で機能性もあまり変わらず天秤にかけた場合、我が家で一番重要視するのはデザイン性かもしれません。上記画像を比べていただければお判りのように、石釜ドームもヘルシーシェフもメニュー量の多さは同じでも、石釜ドームの方が断然スッキリとした表示でシンプルなデザインなのです。家具やインテリアなども含め、すべての物に対してデザイン性をとても重視する我が家としては、それはそれは大きな決定打となり、結果、東芝の石釜ドームになりました!

熱対流と400℃の大火力で焼きにとことんこだわる石窯ドーム

東芝の石釜ドームは、パン作りをされる方に多く選ばれていたことが一番の理由です。ビックリしたのは、パンの調理メニューの中のらくらくベーカリーといったコース。こちらのコースを使用すれば、焼きたてふっくらパンが、発酵から焼き上がりまで1時間以内で完成するため、ホームベーカリーのように出来上がりまで3時間待ちといったことがないのです。(実際に焼いてみましたが、これには本当に驚きました!)さらに我が家では、石釜ロースターというピザや肉料理などに大活躍している調理器具があるのですが、その遠赤外線での仕上がりは本当に、旨味や水分を保ち、ムラを抑えてふっくら焼き上げることから、この石釜ドームの遠赤外線にも大きく心惹かれるのです。遠赤外線と上下からの熱風で包み焼き、まるで石窯で調理したようにこんがりとふっくら。これ、かなり理想です。レンジ機能も良く、8つ目の赤外線センサーがスイングして温度感知することで、たくさん温めても温めムラが少ないようです。家庭のオーブンレンジとしては、異例の最高温度400℃の過熱水蒸気が余分な油を落としながらカロリーカットし、少量の油で揚げものができ、ヘルシーで美味しい料理が楽しめてしまいます。そして肝心なお手入れとしては、焦げ付きも汚れも簡単にとれるとれちゃうコートが施されており、角皿と庫内は、微細な粒子でコーティングされているので汚れがつきにくく、掃除も簡単とのこと。(確かに、パンを焼いた後の掃除も楽チンでした。)手間なしお手入れコースを選択すると、3分間スチームを出すことで汚れを浮かせてくれるので、庫内をクリーンに保ちやすいのも良いですね!

今回は、オーブンレンジを購入するにあたっての目的が、パンやスイーツ作りを頑張りたい!という想いから、この東芝の石釜ドームとなりました。今後の目標としては、実際にこちらを使用していきながらメリット&デメリットをレシピと共にお伝えしていければと思います。次回は、らくらくベーカリー機能の凄さを紹介します♪

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