「九份の豎崎路」千と千尋の神隠しの舞台になったと噂される赤提灯の階段道

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基山街の途中に街の中心を縦に貫く細い石階段の路地「豎崎路」が見えてきます。
赤い提灯と階段道の両サイドにあるレトロな建物が風情溢れる独特の雰囲気を感じさせてくれます。
台湾の映画監督である侯孝賢監督の228事件を描いた作品「悲情城市」のロケ地ともなっており
日本のガイドブックにもこの路地からの光景が主にクローズアップされています。
まずは、基山街から上へと上ってみましょう♪

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「泥人呉」

小籠包職人であったオーナーが創り出す「」を具象化したお面が幾つも並ぶ奇妙なお店。
夕刻を過ぎ、ライトアップされるお面は、リアル過ぎて恐怖心を駆り立てます(笑)

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「九份秘密基地柑仔店」

1950年代をイメージしたレトロなお店。
骨董品オタクのオーナー賈裕祖さんが収集したコレクションが展示されており
まるで50年代にタイムスリップしたかのような雰囲気を味わえます。
台湾の中学校の制服や、チャイナドレス、警察官や消防隊員等のユニークな衣装に着替えて記念撮影が楽しめます♪

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「阿柑姨芋圓」

豎崎路の上まで足を運ぶと行列で賑わうお店は
芋圓(タロイモの団子)が名物の老舗の人気店「阿柑姨芋圓」です。
ホットかアイスが選べ、テイクアウトも可能ですが、店奥に用意された展望台からの景色が絶景!
景色と共に味わってみることをお勧めします。
かなりのボリュームですので、いろいろ食べたい方は、2人で1つでも良さそうです♪

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「九份小学校」

最上段まで上ると、驚くことに九份小学校の正門が見えてきます。
1910年に日本式の建築様式によって造られた小学校で
九份で最も大きなグラウンドからは、基隆沖の美しい海を眺めることができます♪

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最上段までの景色を楽しんだ後は、基山街から下段の景色も楽しみましょう。
昔、豎崎路を下った先には、病院や派出所、金品を盗んだ罪人が入れられる事務所があったことから
この階段を下ることは、地獄へ下りるようだと言われていたようです。
その一方で
階段を上った先には、当時、飲み屋などが多かったこともあり
階段の上と下とでは天国と地獄ほどの差があったとされていたとのこと。
今では、瞬く間に観光名所となり常に人で賑わう豎崎路
上から見下ろす風景と下から見上げる風景の違いを楽しみながら散策すると良いでしょう♪

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夕刻を過ぎると、所々で赤提灯が灯され始め、一層と雰囲気を増してきました。
こちらでは、夕刻から夜にかけての景色の移り変わりを楽しむのが良いでしょう♪

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「芋仔蕃薯」

金鉱を連想させる洞窟のようなトンネルの先には、風情溢れる木造建築のレストランがあり
おばあちゃん特製の素朴な郷土料理が楽しめます♪

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「阿妹茶樓(阿妹茶酒館)」

九份を代表するを老舗茶芸館で
ジブリ映画・宮崎駿監督作品の「千と千尋の神隠し」の湯婆婆の油屋のモデルとなったとされるお茶屋さんとして大人気です!
しかしながら、宮崎駿監督自身は、九份と「千と千尋の神隠し」の関係性は否定されているとのこと(笑)
(※「江戸東京たてもの園の子宝湯」と「道後温泉本館」は参考になった場所であると公式に発表されています。)
それでも、噂になった途端、こちらのお店に多くのジブリファンが詰め掛けたことには違いありません。
確かに、赤提灯に覆われた店構えの雰囲気は、映画の中の雰囲気を持ち合わせてもいます。
噂とは恐ろしいものですが
ジブリ作品の舞台となったと噂される場所は、世界各国様々な場所に点在するとされています。
ジブリの世界観は、様々な経験を元に宮崎駿監督が描かれる空想の世界です。
その空想の世界観に実際に触れることができる空間として
「もしかしたら・・・」という淡い期待を胸に訪れてみるのも良いでしょう。
こちらでお茶を楽しむ様子は、後ほど紹介します♪

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豎崎路と軽便路が交差する広場から石階段を見上げた眺めです。
こちらの広場には「昇平戯院」という古い映画館があり
九份が金鉱産業のゴールドラッシュで賑わいを見せていた時代に台湾北部初の映画館として誕生しています。
現在は、当時の映画館の様子を再現しており、無料で見学可能となります。
広場より豎崎路は、まだまだ下へと続き、最下段には九份派出所があります。
さて、歩き疲れたことですし、夕暮れを待つ間まで、お茶タイムと参りましょう♪

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