「國立國父紀念館」中国革命の指導者であり台湾の父とも呼ばれる孫文を讃え設立

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中山公園、國父紀念館入口

國立國父紀念館(グォリーグォフージーニエングァン)は、中国近代化革命の指導者であり、台湾では國の父と呼ばれる孫文の功績を讃え、その教えを後世に語り継ぐことを目的に設立されました。100元札の肖像も孫文を起用し、現在でも市民から高い尊敬の念を受けています。こちらは、忠孝エリアと信義エリアの2大ショッピングエリアの真ん中という便利なロケーションで、長閑な中山公園内に位置します♪

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國父紀念館の周囲を取り巻く中山公園は総面積約4万㎡と広大で、太極拳をする老人やストリートダンスの練習場として利用する若者たちで賑わい、市民の憩いの場となっています。緑豊かな柳や椰子の木に囲まれており、池端にはテラスカフェが佇み、ゆったりとした空気が流れています♪

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孫文のブロンズ像

孫文は、1869年に清国広東省香山県翠亨村(現中山市)の農家の子として生まれ、香港西医書院(香港大学の前身)で医学を学びつつ革命思想を抱くようになり、ポルトガルの植民地のマカオで医師として開業。諸外国の侵略に成すがままの清の政府に対する憤りと、貧困にあえぐ人々に対する悲しみから、革命家に転身。ハワイ、日本などで革命家組織を結成した孫文は、1912年の辛亥革命の精神的な指導者となり、革命後には中華民国の臨時大統領に就任。孫文が1905年に発表した中国革命の基本理念である「三民主義(民族の独立、民権の伸張、民生の安定)」は、現在の台湾政府の基本理念でもあり、学生の必須科目となっています。民族路、民権路といった主要道路は、この三民主義にちなんで名付られているのです。

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國父紀念館から望む台北101タワー

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オレンジ色の沿った屋根が特徴とされる國父紀念館の高さはおよそ30mと壮大です。本堂の中には、記念展示室や図書館があり、週末には、国内外のコンサートやイベントも催されています。お時間のある方は、9:00~17:00までの1時間毎におよそ10分間程度行われる衛兵交代式を見学してみましょう♪

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目指すは、台北101タワー!松高路を進み、三越周辺を散策します♪

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國立國父紀念館
所在地:台北市仁愛路四段505号 TEL:02-2758-8008
営業時間:9:00~18:00 休業日:旧正月の大晦日~元日
http://www.yatsen.gov.tw/

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