ブッダ生誕地となる仏教の聖地「ルンビニガーデン」にて巡礼の旅

ブッダ生誕地であるルンビニ(Lumbini)の仏教の聖地とされる「ルンビニ・ガーデン(Lumbini Garden)」の入口、東ゲートへやって参りました!ルンビニ園は、1997年にユネスコ世界遺産に登録されており、世界中から仏教徒たちが心の安らぎと平和を求めて巡礼に訪れます!

広大な敷地内には、ブッダの生誕地を記念して建てられた「マヤデヴィ寺院(Maya Devi Temple)マーヤー聖堂」のある聖園をはじめ、世界各国の仏教寺院(世界15ヶ国22の寺院)が点在する「寺院地区(Monastic Zone)」、ホテルが立ち並ぶ「新ルンビニ村(New Lumbini Village)」と3つのエリアに分かれており、仏教の聖地として世界中の仏教徒が巡礼に訪れる場所となります!ルンビニガーデンは、様々な考古学者たちの発掘の下、1970年に巡礼と観光地を目的とするセンターとして開発するために、国際委員会が発足。以後、開発が進む中、1985年にはルンビニ開発公団も設置され、日本人建築家で都市計画家の「丹下健三」氏のデザインしたマスタープランに従い、各国寺院の建設が進められ現在に至ります!

広大な敷地は、徒歩で回るにはあまりに時間を要するため、タイでいうトゥクトゥクのような三輪タクシー「テンプー(Tempo)」または三輪人力車「リクシャー(Rickshaw)」がお勧めです!今回は、4人乗りの「テンプー(Tempo)」で4組に分かれ、連なって回ることになったため、ガイドのナレスさんがドライバーに価格交渉してくださいました!何故なら、ネパール人と観光客とでは価格は倍以上違うからです!

おおよそ2時間程度を目安にチャーターした「テンプー(Tempo)」は、1台に付き1,000ルピー(日本円にして約1,070円)にチップを付けてお支払い!しかしながら、この日は2時間を有にオーバーしてしまい、倍の4時間を要することになりましたが、追加料金は取られませんでした!カラフルな色合いの「テンプー(Tempo)」は、屋根付きで日除けができるので嬉しいです!

わたしたちの乗車した「テンプー(Tempo)」のドライバーは、彫りの深いお顔立ちのハディラタニさんが担当してくれます!走行速度は30km程度で、心地良い風を感じながら園内の自然を横目に爽快な走りを見せてくれます!

園内の寺院地区にある全ての寺院を観て回るには、あまりに時間が掛かり過ぎてしまうため、代表的な寺院を巡って参ります!最初に訪れた寺院は「スリランカ修道院(Sri Lankan Monastery)」です!寺院というよりかは、リゾートホテルのような造りが印象的です!階段を上がると、座禅で瞑想する金色の仏像がお目見え!

世界各国の寺院は、ドネーション(寄付)により成り立っており、寺院毎にドネーションボックスが設置されています!スリランカの寺院は、仏陀の生活を描写した色鮮やかな壁画が素敵です!

黄金に輝く寺院は「ミャンマー修道院(Myanmar Monastery)Myanmar Golden Temple」です!ロカマニ・クラ・パゴダ(Lokamani Cula Pagoda)は、ヤンゴンのシュエダゴン・パゴダ(Shwedagon Pagoda)様式となり、黄金のストゥーパが見事なものです!ミャンマーでは、寺院の境内は裸足で入るものとされておりますので、靴を脱いで参拝しましょう!こちらは1996年に建設され、修道院区において最も古い寺院の1つとなります!

お次は「ネパール寺院:ゴータミ・ヌン・テンプル(Gautami Nun’s Temple)」です!ネパールの寺院の特徴としては、仏塔に可愛らしい眼が観られることです!なかなかシュールなお顔立ちの仏塔ですが、実はブッダが坐っている姿を表しているため仏眼となります!こちらでは、ガイドのナレスさんとお母様のプレマヤ(Premmaya)さんと妹のリタ(Rita)がお参りされました!

園内には、コブ牛や水牛、山羊や猿、鳥などが自由に共存しており、動物たちの見せる安らぎの瞳に癒やされてしまいます!

お次は「インドの仏教施設:マハ・ボディ協会(Maha Bodhi Society)」。仏教の開祖となるブッダは、ネパールのここルンビニ(Lumbini)で釈迦族の王子ゴータマ・シッダールタ(Siddhartha Gautama)として生誕した後に出家し、インドのブッダガヤ(Bodhgaya)の「マハ・ボディ寺院(Maha Bodhi Temple)」の菩提樹の下で悟りを開いたとされています!

真っ白な王宮のような華やかさを持つ一際美しい寺院は「ロイヤル・タイ修道院(Royal Thai Monastery)」です!大好きなタイ王国の寺院は、やはり圧巻の装飾となります!

園内の中央に流れるセントラル運河(The Central Canal)の横を一気に走り抜け、いよいよ日本寺へと向かいます!

運河の先には「ルンビニ博物館(Lumbini Museum)」が見えて参りました!

運河の先にそびえ立つ白亜の仏塔は「日本山妙法寺・通称:日本寺(世界平和佛舎利塔:World Peace Pagoda)」となります!世界各国の寺院では、「修業体験」が可能となりますが、日本寺の修行は大変厳しいことで有名で、観光客にはあまり人気ではないそうです(苦笑)日本山妙法寺は日蓮宗のため「南無妙法蓮華経」を唱えるのですが、早朝4時30分からお祈りが始まり、それは夕方まで続き、食事も精進料理のような慎ましやかな食事となり、修行僧が体験するような過酷な修行が待っているそうです!

日本山妙法寺・通称:日本寺(世界平和佛舎利塔:World Peace Pagoda)」を背景に、天上天下唯我独尊のポーズでパチリ!お釈迦様(仏陀)は、摩耶夫人(Māyā)の右脇から生まれたとされており、その直後に七歩歩き、右手で天を指し、左手で地を指して「天上天下唯我独尊(てんじょうてんげゆいがどくそん)」と唱えたと言い伝えられています!

サリーを身に纏い、巡礼に出向く人たち。

意外にも華やかさのある「ドイツ修道院(German Monastery)」。

閉館されていた「チベット寺院(Tibetan Temple)」。

リン・サン寺院(Linh Son Temple)」。こちらも閉門されていました!

仏教の一派である大乗仏教である「ネパール・マハヤナ修道院(Nepal Mahayana Monastery)」。

ネパール寺院となるため、ガイドのナレスさんとお母様のプレマヤ(Premmaya)さんと妹のリタ(Rita)がお参り!

イエローカラーでインパクト大の「カナダ・リッチモンド修道院(Thrangu Monastery Canada)」。カナダのリッチモンドに一番最初に建設された伝統的なチベット僧院です!

園内の中でも規模を拡張し続けているのが「中国修道院(Chinese Monastery)」。

中国の寺院は、どの国の寺院よりも大きく、建設費も桁外れというのが一目瞭然です!

寺院内の装飾の華やかさも目を見張るものがあります!

最後は「修業体験」が一番人気だという「韓国修道院(Korean Monastery)」!修行中でも焼肉などが食べれて、食事が大変美味しいと伺いました!

セントラル運河(The Central Canal)を一周ぐるりと回ると、運河上にぽっかりと「日本山妙法寺・通称:日本寺(世界平和佛舎利塔:World Peace Pagoda)」が浮かんでいるように見え、それはそれは美しい光景です!このような素晴らしい場所に建設できたのも、日本人建築家である「丹下健三」氏のマスタープランのおかげでしょうか♪

ここから先の「聖園(Sacred Garden)」には、徒歩以外では入場できないため、一旦「テンプー(Tempo)」を降りて歩いて向かいます。ここまでの各所寺院での徒歩も相当体力を使いましたが、やはり「テンプー(Tempo)」のおかげで移動中は体力が温存でき助かりました!照り付ける熱射と蒸し暑さが大分身体に堪えますが、もうひと踏ん張りです!

幼き仏陀像「The Budhisattiva Siddhartha」と一緒に記念撮影!さぁ、いよいよ、ブッダ生誕地となる「聖園(Sacred Garden)」へと突入します!

2件のコメント

  1. マイペンライ
    2021/01/24

    楽しく拝見させていただいています。
    今更ですが、一点「フランス修道院(French Monastery)」と
    ご紹介されているところは「シンガポールの寺院」ではないでしょうか?
    もし私が違っていたらごめんなさい。
    貴サイトを参考にされる方も多いかと思いますので、ご検証をお願いします。
    マイペンライ

    返信
  2. lade
    2021/01/25

    ご指摘ありがとうございます!
    再度調べてみたところこちらの寺院に関して
    フランスと紹介されている方とシンガポールと紹介されている方がいて
    現在こちらでも確認をしています。
    とりあえず該当する部分はいったん削除させていただきました!

    返信

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

先頭に戻る