浜松・鉄板焼き「こころ」天かすでサクサク新食感の中はふわしっとりの絶品お好み焼き!

浜松は住吉にある聖隷浜松病院の通り沿いに平仮名3文字で「こころ」 と書かれた暖簾を掲げる鉄板・お好み焼き屋へ!

こちらは、2007年4月に店主である大石竜也(Tatsuya Ohishi)さんが開業されて以来、口コミでその美味しさが広がり、あっという間に全国区レベルの有名店となりました。今年2023年で17周年目を迎えられる「こころ」は、私たち夫婦も浜松へ来てから16年程通い詰めているお気に入りのお店となります。

店内はカウンター席6席と鉄板のテーブル席が14席となっております。ランチタイムは、比較的ご年配のご夫婦やサラリーマンの方々の姿が多いのですが、夜は一変して、ビール片手に鉄板焼きで晩酌を楽しむ方々の憩いの場となっています。コロナ過で飲食店にとても大変な状況が続いていましたが、それも落ち着き始めた今年1月頃からは、コロナ過以前よりもお客様が増え、連日大盛況とのこと。

お好み焼きは、各ご当地の味が存在するほど身近なソウルフードとして愛されていますが、薄い生地に具材を重ねて焼く“広島風”や、具材をまぜた生地をふんわりと焼く“関西風”をはじめ、様々なタイプがあります。浜松を中心とする遠州地方にも”たくあん”を入れて生地を折り畳んだ”遠州焼き”がありますが、「こころ」のお好み焼きは、そのどれにも属さない全く新しいオリジナルのお好み焼きです。そのお好み焼きが評価され、有名グルメ口コミサイトの「食べログ」が、いま訪れたい100店を選出した「お好み焼き 百名店」として、2022年には静岡県内で唯一選出されています。

メニューはお好み焼きを中心に、ホルモン、もつ鍋、焼きそばや餃子などが並び、ビールや焼酎と一緒に味わいたくなる一品や鉄板焼きの料理に加え、宴会用のコース料理もあります。私たちは16年間変わらず、決まってオーダーするメニューがあるため、「いつもの」とオーダー。

開店当初は、鉄板でお客様自身に焼いてもらうスタイルでしたが、時間のロスを省くため、また、やはりプロが作ることで成せる味を知ってもらう為に、途中からは店主の竜也さんが裏の厨房で焼き上げてから、卓毎の鉄板の上に提供するというスタイルに変えられています。一昔前は、自分で焼くお好み焼きの楽しさもありましたが、所詮は素人が焼いたお好み焼きなんぞが、プロが焼く味に到底敵うわけがないのです。厨房で焼き上げたお好み焼きの顔付きを見れば一目瞭然です。

「お好み焼き 海鮮ミックス」950円(税込)

ぷりっとした小海老やイカがふんだんに入ったお好み焼きは、自家製調合粉を使用しており、こだわり抜いた焼き方が特徴。表面は天かすでカリッカリに仕上げるため、コテを刺した瞬間のサクサクッとした小気味良い音と食感が堪らなく、中はふんわりと程好い火入れでしっとりと美味しいのです。ふわっと香る胡麻や刻み生姜の風味も相性抜群。「こころ」オリジナルの焼き方となるため、初めて食べる方は「こんなお好み焼き初めて!」と衝撃を受けるようです。実際に私たちも初めていただいた日の衝撃は今でも忘れることはありません。

「お好み焼き もちーず」950円(税込)

サイコロ状にカットした”餅”を埋め込んだふわふわの生地に、天かすとチーズを程良く敷き詰めて、表面に”カリカリ”の香ばしい焦げ目を付けて仕上げてます。女性のお客様の殆どが、このネーミングを見た瞬間に「私これ~♪」と選ぶのがこちら。かく言う私もその口です(笑)やはりチーズは女性にとって、不動の人気メニューと言えるでしょう。

お好み焼きのデコレーションは、運ばれてきてから鉄板の上で自分好みに仕上げることができます。熱い鉄板の上にソースがかかると「ジュジュ~ッ」と食欲をそそる音が鳴り響き、 香ばしい蒸気と共に五感をそそります。「こころ」のお好み焼きソースは、原料に野菜と果物をふんだんに使用したコクのある甘酸っぱいソース。スタッフは家庭でもお好み焼き以外で使用されるそうで、無くなると店で補充して帰るとのこと。店内のレジ前では、お客様用にオリジナルソースの販売もしています。

こころ」のお好み焼ソースはソースはマヨネーズとの相性も抜群。マヨネーズを線状に敷き詰めるとソースとのコントラストが美しく、これまた食をそそります。お好み焼きにマヨネーズを最初にかけたのは、大阪の有名な老舗お好み焼き「大阪ぼてぢゅう」で、創業者がホットドックのソースからヒントを得て、マヨネーズをかけるようになったと言われています。

鉄板焼きの上で、お好み焼きにソース、マヨネーズ、削り節、青海苔の順にかけて完成させます。

一口大にカットして、削り節と青海苔の香りに癒されながら熱々を頬張ると、具材の出汁が生地全体に行き渡り旨味となっています。ふわしっとりの中にキャベツの甘味を感じられ、胡麻の風味や刻み生姜のアクセントも良く、香ばしいソースとマヨネーズの相乗効果で絶品お好み焼きに。

自宅でこれ程の美味しいお好み焼きを作ることは不可能です。竜也さん曰く「誰にでも手に入る食材で、プロだからこその腕で出せる味わいを知ってもらう」と、食材ありきではなく腕ありきの商売だと話してくれました。「こころ」でバイトをしている子たちは「どうしてマスターの焼くお好み焼きと自分のは同じものを使っているのにこうも違うのでしょう!?」と不思議がり、腕を上げて一人前に焼き上げれるようになるのは容易ではないとのこと。レシピの基本配合があったとしても、キャベツの時期の違いで水分量が変わるために、毎日、カットの大きさや細かさ、生地の水分量の調節、焼き加減が違うのとのこと。職人技とはまさにこのことですね!

竜也さんのお好み焼きは、表面に天かすを使用することで、カリッとサクサク食感でありながら、中はふわふわでしっとりとしており、今までに味わったことのないお好み焼きの新食感を体験できます。焼き方も絶妙なため、是非ともこの食感を皆さんにも味わっていただきたいものです。浜松に来てからというもの、身近なグルメの友人たちに、こちらでいただくお好み焼きをお勧めしたところ、皆からもとても高い評価を受けており、リピーターやファンになる方続出。県外組の来客時にも、浜松餃子よりも、ついつい「こころ」をお勧めしてしまう私たち(笑)それ程に私たち自身が「こころ」のファンなのです。竜也さん、いつも美味しいお好み焼きを有難う御座います!

お好み焼き こころ
住所:静岡県浜松市中区住吉1-16-14
TEL:053-476-5086
電話受付可能時間:10時~13時半、16時~21時
営業時間:ランチ11:30~13:30、ディナー17:00~21:00
定休日:日曜日
駐車場:4台
https://cocollo.jimdofree.com/

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