4代目店主が紡ぎ出す「割烹しんはま」の日替わり定食

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柳通りから二俣街道に入り元浜方面へ走ると見える「割烹しんはま」の看板。明治初期に「新浜屋魚店」として創業され、現在の店主・永谷光弘さんで4代目となるそうです。先月までは隣の店舗もご両親が定食屋として営業されていたようですが、引退され、店仕舞いをなさったとのこと。今現在は、空き店舗になっておりますが、店主の永谷さん曰く”隣を使ってかき氷屋か、浜松名物でもあるいそ焼き屋を開きたいんですよね”と語っておられました。楽しみですね♪

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店内は、厨房が見渡せるカウンター席6席、テーブル席6名×2、個室4席、お座敷最大で20名といったゆったりとした空間です。カウンター台の上には、小魚の唐揚げや、自家製の梅干やらっきょう、さらに食材が並び、それを観ているだけでも楽しめます。元々が代々鮮魚商をされていたこともあり、美味しく新鮮な魚をリーズナブルに提供されたいと、必ずご自身の目で厳選した食材を仕入れられているそうです。そんな割烹しんはまさんでは、日替わりランチがなんと800円と大変お得な価格でいただけます。馴染みの常連さんに愛されており、日替わりということで毎日通われる方も多いのだそうです。今回は、その日替わりランチ(主菜、副菜2品、御飯、味噌汁、香の物)800円と刺身定食(刺身盛り合わせ、副菜2品、御飯、味噌汁、香の物)1,200円を注文することにしました。

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いつもお昼時は一杯でなかなか入れないようですが、13時頃に伺ったおかげでカウンター席に座れ、店主の永谷さんと食事をいただきながらゆっくりお話しすることもできました。永谷さんは、昨年末に閉店された「割烹 岡田」さんの板場に長く立たれていたようで、当時の良い時代の話なども楽しそうに、そしてまた閉店を惜しむようにいろいろとお話してくださいました。ご両親の跡を継がれ独立されてからは、今年2013年で3年目を迎えるまだまだ新しいお店です。話の流れで偶然にも、相方の実家の富山では叔父に当たる方が金太郎温泉で料理長をされていたそうで、今は息子さんが跡を継がれていて何度か足を運んだことがあるようで、富山の良い処話で盛り上がりましたね。初めて伺ったお店でしたが、とても気さくな店主で一気に親近感も湧き、居心地の良さを感じられるお店だと思いました♪

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「刺身定食」1,200円

マグロ、真鯛、カンパチ、貝柱が2切れずつ。どれも本当に鮮度良く美味しくいただけました♪

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小鉢「イカの酢味噌和え」 イカの弾力が良く食べ応えがあり優しい酢味噌で食欲をそそります。

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「日替わりランチ」800円

鰆の西京焼き。浸かり過ぎてなく、加減の程好い味わいで御飯がすすみます♪

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小鉢「ニラレバ炒め」 御飯がすすむおかずがここにも♪

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「法蓮草の鯛味噌添え」

鯛味噌が香りも風味も良く、こちらも御飯の上に乗せて食べたら最高のお供になりますね。鯛味噌は自家製だそうで、浜名湖で捕れた新鮮な鯛を茹でてほぐし、そぼろを作り、茹でた時に出た出汁に味噌を加え、丁寧に練り上げたものだそうです。お土産ものとしても小売りされていましたよ♪

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「御飯」

しっかり目の盛りの御飯。常連の中には、年配の方々も多いそうですが、皆さんガッツリお召し上がりになるそうで、おかわりをされる方もいらっしゃるんだとか。お元気な証拠ですね♪

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「浅利の味噌汁」

あまりの大きさにハマグリと勘違いしましたが、愛知県産の浅利だそうです。身がプリッと柔らかく、しっかりお出汁が出ていて美味しいお味噌汁♪

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「香の物」 瓜、蕗、沢庵。

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入口にある生簀には、浜名湖の幻の蟹と呼ばれるどうまん蟹を始め、たくさんの鮮魚が泳いでいます。どうまん蟹もとってもリーズナブルな価格で提供されていますよ。夜のメニューは、お酒の当てに良い一品料理も多く、懐石料理のコースをいただくことも可能なようなので、とっても良いお店を見付けちゃいましたね。また楽しい店主の永谷さんに会いに是非訪れてみたいと思います♪

割烹しんはま
浜松市中区中沢町67-12 TEL:053-522-8789
営業時間 11:00~14:00 17:00~22:00 定休日:日曜日、祝日、第3月曜日
http://sinhama.com/

浜松市中区中沢町67-12

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