「人と畑と料理をつなぐ農園」というコンセプトを掲げ、美味しさにこだわった野菜づくりをする農家「農+(NOTICE)」の今津 亮 (Ryo Imazu)くんが、念願であったレストランを11/19(日)にオープンさせました!
浜松の山間地を見渡す自然豊かな三方原台地に建つレストランは浜松の木材をふんだんに用いた温かみのある空間を提供されています。
店内は、厨房を見渡せるカウンター席を含め、ゆったり40席と広々としており、農園を見渡すことができる開放的な窓からは自然光が注がれ、心地良い空間を演出!
レストラン料理長として、平野芳起さんを迎え入れられたノーティス。ランチコースは、採れたて新鮮野菜を8品の小菜として御重でいただくスタイルで、豊かな風土を活かした主菜との御膳2,000円~となります!
この日の主菜は、肉料理の「遠州豚の和風トマト生姜煮込み」2,000円と魚料理の「舞阪産天然真鯛のカリフラワーづくし」2,300円をそれぞれどちらもオーダー!
野菜の御重は、スタッフの一平(Ippei Shimizu)くんが一品ずつ丁寧に説明してくれます!右下から順に「赤大根、紅芯大根、青大根の3種のマリネ」、「出汁巻玉子 ビーツ」、「新生姜豚肉味噌巻」、「ブロッコリーの紅芯大根と茗荷のタルタルソース」、「シルクスイートのレモン煮」、「春菊と舞茸のお浸し」、「鶏胸肉とレタスの和え物」、「カリフラワーの豆乳寄せ 三杯酢のジュレ」と身体が喜ぶヘルシーな御重!
御飯は「都田産のこしひかり」、お味噌汁は麹たっぷりの自家製味噌を用いた「大根のお味噌汁」が付きます!
御重と御飯だけでも大満足ですが、さらに主菜の登場です!
主菜の「舞阪産天然真鯛のカリフラワーづくし」には、フレッシュなカリフラワーやボイルしたもの、味噌と合わせたペーストなど盛り沢山のカリフラワー尽くしとなり、わたし達が応援する富山の陶芸家・釋永 岳 (Gaku Shakunaga)の器「台皿」を用いてくださっているので、漆黒の台皿に真っ白に雪のように散らしたカリフラワーが良く映えます!
他の器たちも今津くんお気に入りの作家さんの作品を取り寄せられており、料理とのバランスを考慮しながらオーダーメイドされたとのこと!
一番面白かったのが、追加オーダーのスイーツです!
大きなスコップに乗って来たのは、土に見立てた「ほうじ茶のティラミス」!
独特な香ばしさを醸し出すほうじ茶の甘さ控えたティラミスは、折角ですので、巨大なスコップのままパクリと行きましょう!(小さなスコップ型のスプーンも付いてきますので御安心ください:笑)
緑のジェラートは食べてビックリの「ブロッコリーのアイス」!
ほろ苦さはあるものの、野菜のアイスだなんて、最後まで身体に嬉しいコースとなります!
食後のドリンクは「自家焙煎コーヒー」と、清々しい香りを放ち日本原産のアロマとも言われる「クロモジ茶」を。有田焼「李荘窯業所」寺内 信二 (Shinji Terauchi)さんの美しい器「Shinogiシリーズ」を採用されております!
食事を終えた後に、今津くんに農園を案内していただきました!
年間通して120種以上の野菜を育てている今津くんの畑には、今時期は根菜類が多く観られます。まだ収穫時期には少し早い「日本ほうれん草」の採れたてを生のまま味見させていただくと、茎の部分は今まで食べたどの「ほうれん草」よりも甘くてジューシィー!
来年、収穫する際の糖度は、およそ18度ぐらいまで上がるとのことで、衝撃を受けました!
浜松の優れた気候風土を活用し、研究に研究を重ねて丁寧につくり上げられるノーティスの野菜たち!レストランの店頭では、野菜やオリジナル商品など販売もされていくようなので、今後の展開が楽しみです!