【閉店】富塚の「イルクッチョロ」絶大な人気を誇るイタリアンで至福のランチ

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2019年12月末日に「イルクッチョロ」は一時閉店を致しました。
隣接する「呑みどころクッチョロ」にて氏原シェフが料理を提供しておりますので
詳しくはお店までお問い合わせください。

呑みどころクッチョロ 053-570-3513


ホワイトストリート沿いにある蜆塚遺跡の交差点の角にあるイタリアン「IL CUCCIOLO イル クッチョロ」さん。2008年3月14日にオープンされてからというもの、佐鳴台近辺の素敵マダムやカップルなどのランチデートでも利用されるレストランへとなる中、名古屋の某有名ブロガーさんの高評価を得たことから遠方からのお客様の足も途絶えないほどの人気スポットとなっています。CUCCIOLO クッチョロとは、イタリア語で仔犬を意味します。その名をイメージすることと言えば、入店してすぐのウェイティングブースに腰掛けると、2匹の愛犬のミニチュアダックスフントと海岸を楽しそうに走り回る氏原シェフのモノクロ写真が印象的で、さらにテーブル上のカトラリーレストにミニチュアダックスフントのデザインのものをセットされていることから、無類のワンちゃん好きと伺えます。こじんまりとした中でも可愛らしいセンスで温かみを感じる雰囲気の良いお店となります。いつも混み合っているので事前予約をすることをお勧めします♪

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店内は陽射しが差し込む気持ち良い空間で、窓際はベンチシートとなっており、落ち着いた色合いのクッションが並べられ、ペンダントタイプの温かみのある照明で寛げる優しい雰囲気創りをされています。席数は14席。平日のランチタイムもいつも満席状態で賑わっていることが多いクッチョロさん、直前に駄目もとで電話連絡を入れたところ、2名ギリギリ入店可能とのことでツイています!ランチメニューは、PranzoA 2,200円PranzoB 3,400円の2コース用意されているため、今回もメーンが付いてくるPranzoBをオーダー。通常PranzoBのメーンは本日の鮮魚or定番の竜神豚のどちらかとなりますが、この日はシャラン産の鴨とアイスランドの仔羊があるとのことでその2皿でお願いしました!これまたとってもラッキーです♪

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「前菜の盛り合わせ」

手の込んだ9品それぞれを少しずつ楽しめる前菜の盛り合わせ。奥様の那奈ちゃんが丁寧に一品ずつ説明してくれます。右手上から名古屋コーチンの卵を使ったフリッタータ、宮崎牛と竜神豚とうずらとうずらの軟骨を使用したポルペッティーネ(イタリアの家庭料理で小型のミートボール)、ディルの香りを乗せて鯖のリエットとパン、ブロッコリーのグラタン、白とうもろこしのポレンタ・ソースは赤いかゲソミンチの煮込み、水牛のミルク100%のモッツァレラチーズ・ボッコンチーニと国産では珍しい石川県産の黒イチジク、苦味の少ない子供ピーマンはフレッシュで・アンチョビソース、北海道産蝦夷鹿腿肉のロースト・サルデーニャ島のペコリーノサルド、浜名湖産の真蛸とインゲン・バジリコのソース。素材にこだわられるシェフの想いの詰まった盛り合わせ、どれも本当に美味しいです♪

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「自家製パン」 外はカリッと中はふわもっちり。

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「自家製カラスミとアンチョビのスパゲティーニ」

アンチョビのコクと旨みが行き渡ったオイルパスタにたっぷりの自家製カラスミとイタパセを散らして彩り良く。オイル系のパスタはシンプルですが、シンプル故にそのシェフの腕前がよく判るパスタでもあります。浜松のイタリアンでこれほど美味しいパスタを出すところはそうありません♪

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「竜神豚の自家製ベーコンと名古屋コーチンの卵を使ったカルボナーラ」

シェフのこだわりが伝わってくる竜神豚の自家製ベーコンは、ヒッコリーで燻製された香りが食欲をそそり、口中でいつまでも香ばしく香ります。何でも桜のチップでは強過ぎるから…とのこと。確かに燻製香は嫌味な感じは無くマイルドでありながら程好い主張もあり、カルボナーラ全体の引き立て役になっています。何より濃厚さだけを売りにするようなカルボナーラとは訳が違い、コクとまろやかさのバランスが整った美味しいパスタで後を引きます♪

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「シャラン産鴨胸肉とささみのロースト フランス産山葡萄とバルサミコのソース」

シャラン産鴨胸肉の皮面はパリッと、中はしっとりと仕上げ、野生の山葡萄とバルサミコの濃厚ソースでいただきます。ささみのプリッとした弾力も美味しいです。付け合せの野菜は、トピナンブール(日本でいう菊芋)、コールラビ(キャベツの仲間)、姫人参、ブラウンマッシュルーム、スナックエンドウなど♪

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「アイスランド産仔羊のグリル 宮崎県産平兵衛酢のソース」

平兵衛酢(へべす)とは、皮が薄く種が少なく果汁が多い柑橘で、柚子やかぼすやすだちと並んで人気があり、すっきりとくせのない酸味とまろやかな味わいで料理によく合います。香りはまるで爽やかな青蜜柑のよう。アイスランドの仔羊は、環境が海で囲まれているため、海風を受けて育った草やハーブ、LICHENと呼ばれ漢方薬にも使われている苔の一種などを食べて育ちます。塩分を多く含む草やハーブなどを食べることにより、肉にも深い味わいがあり、寒い土地柄故に脂が程好くのっていて、バランスのとれた羊肉として有名です。抜群の火入れで、しっとりと柔らかく、脂の甘みも感じれ、平兵衛酢でさっぱりと美味しくいただけます。付け合せの野菜は、トピナンブール(日本でいう菊芋)、コールラビ(キャベツの仲間)、姫人参、小玉葱、スナックエンドウなど♪

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「モンテビアンコ」

イタリア語でMonte Bianco モンテビアンコとは、フランスでいうモンブランのことです。山を意味するこのデザートは、生クリームで覆った姿はまるで雪を被った山のように見立てています。栗が旬のこの季節、あちらこちらでいただくモンブランは、若干甘過ぎるのが苦手なのですが、流石は氏原シェフ!甘みを控えた上品なモンブランに仕上げられています!クリームの中からは、洋酒の香りが楽しめる栗ペーストがお目見え。滑らか過ぎず程好く食感を残した栗のペーストにスポンジを混ぜ合わせることで軽さも出しています。表面や地上には岩石のように見立てたクランチの食感も一緒に楽しめ、最後の最後まで美味しく楽しめるコースです♪

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「コーヒー」

ARABIAのカップでいただくコーヒーは、いつまでも冷めることなく熱々で、デザートのモンテビアンコにもよく合います。この価格帯でこれほどのクオリティのランチをいただけるとは、まさに至福のひととき。食事を終えると、最後の客になってしまったわたし達夫婦は、奥様の那奈ちゃんと氏原シェフと一緒に食談義に華が咲きます。こじんまりとしたお店だからこそ、シェフの顔が見えて、サポートする奥様の細やかな気配りが行き届き、御2人とのコミュニケーションも楽しめる、そんな素敵なクッチョロさん。またゆっくり伺います♪

IL CUCCIOLO イル クッチョロ
浜松市中区富塚町4710-2 TEL:053-456-4073
営業時間 Lunch 11:30~13:30(L.O)Dinner 18:00~21:00(L.O) 定休日:水曜日

浜松市中区富塚町4710-2

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