フィレンツェのリストランテ「ベルコーレ」日本人シェフが活躍していると聞き付けて

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フィレンツェのサンタ・マリア・ノベッラ駅から徒歩数分のところにある「Ristorante Belcore リストランテ ベルコーレ」さん。1998年からイタリアで修業の後、1999年の終わりから働いていたトスカーナ州CHIUSIのレストラン「I Salotti de l’Hotel Villa IL PATRIARCA」で2003年にセコンドシェフとしてミシュラン1つ星を獲得し、その後2005年よりメインシェフとしてI Salotti を切り盛りし、4年連続ミシュラン1つ星を保持し続けてきたレストランに所属していた日本人シェフ古畑圭一朗氏が2009年3月より、こちらのベルコーレさんでシェフとして活躍されているという情報を知り、そのような素晴らしい日本人シェフが活躍されているお店とあらば、と迷わずフィレンツェの自由行動のディナーはこちらを予約。しかし、残念なことに古畑シェフは、2013年3月に共に活躍されていた奥様と一緒に退店され、故郷である鹿児島に帰省し独立されたとのこと。わたし達夫婦が訪れた2013年11月は既に退店をされた後。現在は、古畑シェフの味を引き継いだ新しい日本人女性シェフが在中されているとのこと。その新情報が入ったのは、こちらで食事をいただいている最中のことでした。

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店内は、広々とした落ち着きのある空間で照明の温かみもあり、居心地は良いと思います。ただ、これだけの大きなお店に店内はわたし達夫婦のみでしたので少々寂しい気もしますが、遅がけからスタートするイタリア時間ですね、きっと。そして奥の席で営業中に堂々とパソコンを開いているのは、おそらくこちらのオーナーさんだと思われます。こちらには、キッチン&ホール共に日本人スタッフがおり、何よりも日本語のメニューがあるので、安心してオーダーすることが可能です♪

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「スパークリングワイン」

「ご予約ありがとうございます!」とサービスでこちらのスパークリングワインを付けてくださいました!(嬉喜)こういったスマートなサービス嬉しいですね♪

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「パンとグリッシーニ」

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「野菜のスープ」

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「ボルゴ・シャルドネ」イタリア アブルッツオ 白

品種は、シャルドネ100%。地元で評価されている「カサール・タウレロ」。イタリア・ローマの東に位置するアブルッツォ州の生産者です。
16世紀の貴族、タウレロ家に由来する歴史あるワイナリーで、1961年にはアブルッツォ州でははじめて、DOCワイン製造を始めました。
創設時より、こだわりは一貫して品質の高さ。現代の技術とこれまで培った経験により生み出される品質の高さは今やアブルッツォ州に留まることなくイタリアを代表するまでになりました。白い花のフローラルな香り、ドライ白イチジク、ドライアプリコット蜂蜜の香りのなかに
ほのかに感じるフェンネルの爽やかなニュアンス アーモンドロースト香も隠れています。 口に含むと程好い厚みを感じ、味わいは辛口なのですが、果実味と酸のバランスが絶妙で、心地良い余韻を残してくれます。

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アンティパスト「モッツァレッラと茄子のフラン 少し辛めのトマトソースと」€11(日本円でおよそ1,540円)

カフェテイストの可愛らしい盛り付けです。薄くスライスした茄子をソテーし、モッツァレラと合わせ滑らかなフランに。酸味のあるトマトソースと一緒にいただきます。

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アンティパスト「マリネにしたサーモンのタルタル イクラとバターラスク添え」€12(日本円でおよそ1,680円)

小口にカットしたサーモンをマリネし、いくらを添えて。カリッと焼かれたバターラスクの上に乗せていただきます。鮮度はやはり日本には敵わないかもしれません。

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プリモピアット「ガーリックの効いたトマトソース又はトマトソース、トスカーナ風ラグーの手打ちパスタピチ」€12(日本円でおよそ1,680円)

ピチとは、イタリアはトスカーナの伝統的なパスタで卵を使わないパスタで、モチモとチした歯応えのある食感が特徴でやや太めです。生パスタということで楽しみにしていたのですが、食感がボソボソと粉っぽく生茹で。乳化もうまくいってない状態でかなりのオイリー具合。正直、驚いたのが、メインシェフであろう日本人女性シェフがオーダーしてからずっとキッチンでなくフロアで友人(元スタッフ?)らしき日本人たちとおしゃべりをしていたことです。スーシェフやアシスタントが居るのは解りますが、前菜のクオリティ、そしてこのパスタ。いくら客がわたし達だけとはいえ、少し心配になってしまいました。そのような状況下で、残念ながらセコンドピアットを頼む気にはならず、早々に撤退しました。前情報で大変評価の高かった当時のシェフは、今は日本の鹿児島で活躍されており、この情報をもっと早く知るべきだったと悔やまれます。慣れない初イタリアでの観光で、一番楽しみにしていた自由行動のディナーが残念な結果となってしまいましたが、こういった苦い経験もまた思い出の1ページに刻まれます。気を取り直して、次回はイタリアでの電車チケットの購入の仕方を紹介しましょう♪

Ristorante Belcore リストランテ ベルコーレ
Via dell’Albero 30, 50123 Firenze ITALIA Tel:+39 055 211198
営業時間:ランチ:土曜日、日曜日12:00 – 14:30、ディナー:毎日営業 19:00 – 23:00
http://www.ristorantebelcore.it/

Via dell’Albero 30, 50123 Firenze ITALIA

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