「エルルカンビス」竹林に囲まれて過ごす至福の湯河原バースデーランチ!

湯河原の竹林に囲まれ幻想的な世界感を醸し出し、日本情緒と洗練された和の技法を取り入れた本格フレンチを提供してくれる「HERLEQUIN BIS(エルルカンビス)」でのバースデーランチへ!

こちらには、2010年に初来店して以来、何度も記念日等のお祝いで訪れておりますが、やはり一番の思い出としては「プロポーズを受けた最高の思い出の場所」になります!

プロポーズ当日、旦那様からのサプライズということで、オーナーシェフの伊東淳一(JUNICHI ITO)さんをはじめ、マダムやスタッフの皆さんを巻き込んでの盛大なプロポーズ大作戦は大成功に収まり、涙涙の感動のフィナーレを迎えたことを今でも昨日のことのように思い出します!感動のシーン再び!

そして、何度訪れても飽きの来ない安定のクオリティと、訪れる度に温かなおもてなしの心で出迎えてくださり、幾度もの感動をくださる伊東シェフの料理の数々に感謝しています!

そんな素敵な思い出が詰まった大好きなレストランにて、今回は45歳の誕生日を祝して、もう一つの幻のドン・ペリニョンと呼ばれるChampagne「J.M.ゴビヤール ブリュット トラディション(J.M.gobillard Brut Tradition)」にて乾杯!

伊東シェフには以前もご協力して頂きましたが、今回もわたし達Lade Gourmet & Hotel Web Magazineが企画する『器と旅するシリーズ』をお願いし、企画第一弾として登場した陶芸家の「釋永 岳 (Gaku Shakunaga)」の無駄を削ぎ落としたシンプルなデザインを誇るシャープな器と、企画第二弾で参加して頂いた下尾 和彦 (Kazuhiko Shimoo)さん&下尾 さおり (Saori Shimoo)さん御夫婦のユニット作家「Shimoo Design」の「日本の美」を象徴し、合理的且つ美しさを忘れない木製器とコラボしていただくことに!

卓上に広げさせて頂いた器を一点一点確認しながら、楽しそうに選別される伊東シェフ!何と!今回は「木漏れ日のランチ」3,500円(消費税・サービス料別)の全ての料理とコラボしてくださいました!

店内は、真っ白な漆喰の壁に墨色の天然石が並ぶ床、竹林を見渡す窓ガラス越しに落ち着いた色調のテーブル席が45席用意され、非日常を味わうに相応しく静かな時を刻み、優雅なランチタイムが始まります!

日本の風情溢れる優雅な竹林は、日本人が本来持つ「静の心」と「動の心」が存在すると伊東シェフは考えられており、こちらでは、その情緒を大切に無駄なものを無くし本当に必要なものだけを誂え、豊かでゆったりとした時の流れの中、幸せだと感じられる瞬間を過ごしていただきたいと願われているのです!

この日は、雨露をしっとりと含んだ竹林が、いつもより一層色濃く輝いており、心から安らぐ「日本の情緒」を堪能しながらの至福のひとときの始まりです!

[木漏れ日ランチ~Menu~]
①アミューズ・ブーシュ「パニプリ、サラミ、自家製ピクルス」×「釋永岳mars himawari」
インド料理の定番おやつとして知られる「パニプリ」には、ひよこ豆、ボロネーゼ、フロマージュブラン、ミントのスープにミントを添えて!

カリカリ食感の中に異国情緒溢れるスパイスの香りが満載で、とても爽やかなフィンガーフード!

②一の前菜「ヤリイカのグリル コリアンダー風味のマリネ」×「釋永岳 gen 台皿」、「Shimoo Design 浮様 リム皿」
隠し包丁を入れたヤリイカの表面をサッとグリルし、中はレアで仕上げ、人参と玉葱、大根をコリアンダーや八角でマリネしたものを敷き、フレッシュな林檎と松の実を添えて、カシスフルーツとバジルの2種のソースで!
ヤリイカの香ばしさと甘味に根菜類のマリネが、浅漬け具合で程良い食感を残しており、複雑味を帯びたスパイスとの相性も抜群!

そこへ、青林檎のシャキシャキとした食感がアクセントになり、僅かな酸味が爽やかな余韻を添え、思わず顔がほころんでしまう味わい!ヤリイカの美しい白肌を釋永岳の黒釉で魅せるも乙ですし、木目の優しさと自然が創り出す木の力強さが感じられる浮様の世界感もまた素敵!同じ料理でありながらも、器が変わるとこんなにも印象が変わるのだと教えてくれます!

③「自家製バゲット」×「釋永岳 gen 台皿」

④二の前菜「地鶏のささみ」×「釋永岳 リバーシブルシャーレ、mars 平皿」
地鶏のささみに赤海老と帆立貝のたたきを詰めて、パート・ド・フリュイで巻いてから、表面はカリッと、中はしっとりと焼き上げ、パプリカと焼き茄子のソースでいただきます!

細やかな手法で、手を掛けることを惜しまない料理は味わい深く、噛めば噛むほどに食材同士のハーモニーが気分を上げてくれます!一歩間違えれば弾力の強さが際立ってしまう”ささみ”を、こんなにも繊細な料理に仕上げてしまうシェフの腕に脱帽!

⑤スープ「白菜のスープ」×「釋永岳 gen bowl、gen 薄鉢」
白菜を少量のベーコンと共に煮込み、塩味を抑え、白菜本来の甘味を楽しむ一品!スープはどれだけ美味しくても少量で頂くのが一番!

多いと胃がタポタポになってしまうからというのもありますが、その僅かな量で得られる幸福感が醸し出す余韻は脳裏に焼き付き、その野菜が美味しく感じる季節に、ふと「あぁ、またあのスープが飲みたい!」と、思わず足を運んでしまうという具合の量が良いのです!

2016年12月から厨房に新しいスタッフとして渋谷さんが入店され、今は伊東シェフの右腕として活躍されています!
代官山の有名店にてお勤めされていたところを伊東シェフに抜擢された渋谷さん!伊東シェフやマダムを支えてくれるセンスの良いスタッフが見つかり嬉しい限りです!

⑥魚料理「鹿児島県阿久根の鱧と根菜」×「釋永岳 áge 新作」
大きな鱧は骨切りした後、魚と帆立の出汁で煮込み、ふわふわの食感で花を開かせており、彩り溢れる根菜類と一緒に楽しみます!蛋白な鱧ゆえに、イタリアのチンタセネーゼの背脂を塩漬けにしたラルドを添えてあり、その脂が本当に良い仕事をしています!

⑦肉料理「フランス産仔羊のロティ」×「釋永岳 áge」
仔羊のロティは、初々しい御姿で登場し、見事な火入れ!
ソースは魚と羊の骨から取れる出汁を煮詰め、奥深い味わいに仕上がっています!口中で溢れる肉汁と旨味で、思わず「ほっぺた落ちそう!」と昔懐かしのフレーズが飛び出す始末!
フランス産のジロール茸とプルロット、マッシュルームを添えて秋の香りを楽しみます!

⑧デザート「バースデープレート」
遅がけのランチタイムで訪れたため、いつの間にやら店内にはわたし達だけといった頃合いに、嬉しいことにサプライズで「Joyeux anniversaire Ayaco!!」とデコレーションしてくださったデザートの盛り合わせが登場!

此処で何回お祝いの日を迎えたことでしょう!

⑨デザート「ダックワーズとヌガーのムース、和三盆のアイスクリーム、山葡萄ソース、ブラジルプリン」×「釋永岳 大工カット、gen 薄鉢」
マダムのお姉様がブラジル人と御結婚されたことをキッカケに、伊東シェフがブラジルで作られているおやつプリンのレシピをもとに試行錯誤を重ねて、日本人の舌に合うよう、独自のレシピを完成させて作ったプリンがこちらの「ブラジルプリン」!
どこのプリンよりも濃厚で、滑らかさと弾力のバランスが絶妙で何度頂いても飽きない美味しさ!
伊東シェフの料理やデザートは、どれを取っても胃にもたれず優しく、身体が素直に喜ぶ味わいです!

⑨珈琲 or 紅茶「エスプレッソ」×「釋永岳 呑みすぎる杯 ゴブレット」
今、浜松の新しい我が家で、およそ3年振りとなる「釋永岳陶芸展」を開催しておりますが、この「呑みすぎる杯」のシリーズは人気も高く沢山のオーダーを頂いております!
本来は、日本酒を美味しく呑んでいただくようにと、極限まで薄くして作った杯ですが、わたし達は珈琲や緑茶、またはスープや小鉢としてなど多様に用いて大活躍させています!

昨年の2017年3月に「エクシブ湯河原離宮」が誕生して以来、近隣となる「エルルカン・ビス」はその恩恵にあやかり連日大賑わいのようですが、今回は、久方振りにゆっくりと伊東シェフの料理を堪能しながらお話を伺うことができ、誕生日を締めくくるに相応しいひとときを過ごせました!

食後は、いつもの如く伊東シェフとマダムを囲み、さらに、新しいキッチンスタッフの渋谷さんを交えて記念撮影!

帰りの道中はすっかり雨も上がり、澄んだ空気と幻想的な雲に覆われた富士山が、まるで祝ってくれているかのようでした!

HERLEQUIN BIS(エルルカンビス)
住所:神奈川県足柄下郡湯河原町宮上744-49
TEL:0465-62-3633
営業時間:ランチ11:30~13:30(L.O.)、ディナー18:00~20:30(L.O.)
定休日:水曜日
http://herlequin.com/

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