3月閉店「欧風膳処 蕗薹」34年感謝の気持ちを込めてスペシャルサンクコース

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我が家に程近い、東三方町の静かな住宅街の中にRCの一風変わったこちらの建物が「欧風膳処 蕗薹 ふきのとう」さん。お箸で気軽に欧風料理を手軽にいただけるレストランです。ランチタイムには平日、週末変わらずいつも満席というマダムに人気のレストランです。蕗薹のオーナーである小杉光幸さんがご隠居されることを望み、2014年の今月3月31日に店仕舞いされることを決意されたと聞き付け、お別れの挨拶を兼ねて「34年の感謝を込めて。スペシャルサンクスディナー」3,990円を予約。夜はなかなか伺えないので、今回も特別に昼時間に夜のスペシャルメニューを出していただくことにしました♪

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ホームページにも掲載されておりますが、蕗薹さんの予約は、閉店日まで昼も夜も既に一杯で取れない状況だそうです。この日も、平日だというのに、2回転する大繁盛振りでございました♪

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小杉さん自身は、老後の生活を楽しむために引退されるものの、この建物自体は買い手を募集されているようなので、どなたか跡を継いでくださる方が見つかると良いですね♪

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「オードブル盛り合わせ」

カリフラワーのムース、イカのタルタルステーキ、カキのフリット、鴨のリエット。蕗薹さんのお料理は、どれも非常に優しい味わい。薄いという表現ではなく、日本人向けでご年配の方々が好む味わいだと思いますし、わたし達の舌にも合います。店内の客層も比較的年齢層は高めで、胃もたれしないフレンチがいただけるお店です。こういった味わいのお店が無くなってしまうのは本当に寂しい限りです。

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「パン」 パンに付く蕗薹オリジナルのバターも滑らかな優しい味わいで大好きです♪

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「フォアグラのポワレ」

外はカリッと中は口中でとろけるフォアグラに、2種のソースを混ぜ合わせて頂くのですが、ソースがたっぷりと余るのでパンに付けていただくと、とても美味しくパンをペロリと食べてしまいます♪

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「サーモンの低温調理フォンデュトマト添え」

蕗薹さんのスペシャリテ。低温調理したサーモンはふっくらとジューシィーです。フォンデュトマトの優しい甘味とバルサミコ酢の酸味と合わせていただきます♪

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「シャラン鴨のロースト」

メインは鴨または蝦夷鹿から選べるため、どちらもオーダーしてシェアします。柔らかくローストされた鴨。お箸で食べやすいように薄くスライスして提供してくれます。蕗薹さんのソースは、本当に良い意味で癖も少なく滑らかな仕上がりで上品で飽きのこないテイスト。34年間、変わらぬ味を提供されてきたので、ファンの方は本当に名残惜しいと思います。

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「えぞ鹿のロースト」

蝦夷(えぞ)鹿とは、北海道産の野生の鹿肉のことを言います。冬には、鹿が生息する山々は雪で閉ざされてしまうため、野生の動物は、実りの秋に木の実などを沢山食べて冬に備えるのでお肉が一番美味しくなる季節が秋から冬にかけて。温かい春の訪れと共に、それももう終わりを迎えます。鹿のお肉は、他の動物に比べると脂がほどんどといってついていない赤身のお肉で、高タンパクで低脂肪、鉄分の含有量も非常に高く生活習慣病の予防などに良いとされる食品です。ジビエ好きなわたし達夫婦には嬉しいメインです。この日の火入れ、最高に良い状態で美味しくいただきました♪

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「デザート」

黄桃のシャーベット、苺、トリュフチョコ、マロントリュフ。金紙と銀紙に包まれたトリュフチョコもすべて自家製のもの。濃厚で程好くスイーティー。そしてさっぱりとしたシャーベットと甘い苺でお口を潤します♪

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「コーヒー」

コーヒーまたは紅茶かた選べます。小杉さんとゆっくりお話がしたくて、あえて遅がけの時間帯に伺いました。地下のワインセラーに眠る小杉さんのコレクションのワインは、すべてご自宅に移されるようですが「入りきらない」と嘆いておいででした(笑)呑むお手伝いはいつでもいたしますので、気軽にお声掛けしてくださいね(笑)小杉さん、シェフ、スタッフの皆さん、34年間本当にお疲れ様でございました♪

欧風膳処 蕗薹
浜松市北区東三方町216-3 TEL:053-437-5252 定休日:火曜日
営業時間 ランチ11:30~13:30(L.O)ディナー17:30~20:30(L.O)
http://www.fukinotow.co.jp/ ※2014年3月末閉店予定

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