仏蘭西料理店「連理 レンリ」の至福のフルコースディナーで北区を盛り上げよう!の会

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もくれん通りに静かに佇みながらも、重厚感を醸し出し、庭から眺めることのできるシンボルツリー「連理の木」の存在感溢れる素晴らしい建物が、こちらのオーナー様と新たなシェフとのコラボレーションにより生まれ変わったカフェ&レストラン「連理 レンリ」さん。昨年2013年12月3日(火)にフレンチレストランとして再オープンいたしました。今回こちらで活躍されるシェフ尾上成彰さんは、岐阜の多治見での修行を終えた後、「グランドエクシブ浜名湖」内のイタリアン「ルッチコーレ」さんにてイタリアン並びにフレンチで10年ほどシェフを務まれてきた方で、今まで培ってきた技術を最大限に活かし、東洋と西洋の融合による自家菜園を中心としたコロニアル仏蘭西料理を提供されています。古城をイメージして造られた建物は、ライトアップされて昼の顔とはまた一味違った厳かな雰囲気を醸し出しております♪

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暖炉が設置されている店内は、寒い日には暖かな火が燈されます。店内もテーブルクロスを纏い、昼の柔らかな自然光とは打って変わって、温かみのある照明でグッとしっとりした空間に早変わり。この日は、「一善整骨院」と「じゃがいも整骨院」の院長先生である金山昌賢さんから「北区を盛り上げよう!」ということで会を発足し、連理さんでの食事をお誘いいただき、「EVOLVE CHINA 龍 ロン」のシェフ中西翔くんファミリーと一緒に尾上さんの渾身のフルコースディナーをご馳走になります♪

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「アンニヴェルサーリオ コネリアーノ・プロセッコ・ スーペリオーレDOCG」イタリア スプマンテ

海抜およそ150mの丘陵地帯に位置するアストリア農地で、グレーラ種をシルヴォズ法によって製造されたスプマンテ。繊細な泡立ちで薄緑がかった明るい麦色のイエロー。クリアーでフルーティー、変化に富んだアロマ、中甘口で豊潤な調和のとれた味わいです♪

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アミューズ「竜神豚カツと生姜ソース ウコンとカレーで煮込んだポロ葱の根っこ」

富幕山(とんまくやま)山麓の大自然の中で、ストレスを感じること無くのびのびと育てられる竜神豚は、とても柔らかく豚肉特有の臭みがないのが特徴です。きめ細やかに引き締まった筋肉質を味わえる豚カツに仕上がっており、生姜のソースでさっぱりといただけます。ウコンとカレースパイスで柔らかく煮込まれたポロ葱の根っこの部分と一緒に♪

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前菜1「蕪のデッサン 帆立貝ムースにウニを忍ばせて春の舞」

尾上シェフのセンスの良さがキラリと光る前菜。デッサンと名付けられた通り、真っ白な器の上に、赤、黄、白、黒の薄くスライスしマリネした蕪やビーツが色鮮やかに並びます。柚子の爽やかな香りを纏ったオリジナルのソースと一緒に。その上には、まるでお花畑を舞う蝶々のように見立てられた帆立貝にウニの旨味をプラスさせたとても滑らかでジューシィーなムース。見た目も味わいも、ふわっと香る残り香も、そして遊び心までもが楽しめる素晴しい前菜です♪

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「マルセル・ダイス アルザス 2011」フランス 白

アルザスは、地元ベルグハイムのピノ・ブラン、リースリング、ゲヴュルツトラミネールが70%、ピノ・ノワール、ピノ・グリ、ミュスカ、シルヴァネールが30%、のブレンドで造られるワイン。見事な凝縮度と複雑味の中に独特の柔らかい酸味と後味に残る苦味が、めくるめく芳香を断ち切り、香の甘味を引き締めています。ダイスの中で最もリーズナブルなワインでありながらにして、他のドメーヌの最高価格品に肩を並べる美味しさでバランスが優れており、リピート間違いなしのワインです♪

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前菜2「鰯のゆっくり酢漬けと初春の山菜に梅香る」

以前、尾上さんから新作を考案されたと伺っていたのですが、これがその渾身の一皿。鰯を3日間入れたり出したりとしながらゆっくりと酢漬けにすることで、鰯自身に酢漬けされている感を与えず、〆過ぎない絶妙なバランスを引き出すテクニック。鰯の中には、大葉、三方原産のジャガイモ、そしてアクセントに茗荷と、和食の領域を幅広く感じるのですが、ブイヨンのゼリー状で美しく仕上げられた様はやはりフレンチの顔も持ち合わせています。付け合せには、高菜の一種である祝雷が添えられ、たらの芽、蕗の薹の春を感じる山菜たちの苦味(えぐみ)を抑えるために砂糖のシロップを纏わせてから揚げるという配慮もなされています。尾上さんのスペシャリテと言っても過言ではなく、繊細な味わいでありながらにして強烈に印象に残る最高の一品です♪

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スープ「じっくりことこと一中夜スープ」

じっくりと手間隙をかけて旨味を引き出した凝縮スープはブイヤベースです。濃厚さの中にオニオンのほっとする甘さも相まって、バゲットに付けていただくだけで贅沢な香りが広がります♪

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「バゲット」 外はカリッと中はもっちり食感の自家製フランスパン。

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魚料理「甘鯛のおこりんぼ しじみと浜名湖産青海苔リゾット 薬草ソースと共に」

先日、尾上さんに「甘鯛のうろこパリパリが大好きなんです!」とお伝えしたところ、魚料理はまさにそちらを用意してくれました!(嬉)鱗の立ち上がった感じを”甘鯛のおこりんぼ”とネーミングする辺りも尾上さんのチャーミングさが出ていて可愛いですね。中はふっくらと仕上がっており、鱗は見事なパリパリ食感で、しじみのエキスと青海苔の香りを贅沢に使用したリゾットとの相性も良く、最近いただいた魚料理の中ではピカイチのお味です♪

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「シャトー・フォイユ ラランド・ド・ポムロール 2008」フランス ボルドー

AOCラランド·ド·ポムロールの70%メルロー30%、カベルネ·フランのボルドーで、桜の花や熟した赤い果実のフレーバーでエレガントさの溢れるワイン。赤肉、ラム肉、鴨のコンフィ、鴨、プライムリブ、ブドウを詰めたキジなどとの相性が良いとされています。この日のメインのラム肉との相性が良いと尾上さんお勧めの1本!

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肉料理「仔羊鞍下のロースト 自家菜園ハーブでマリネ ポルト・マデラソース」

ラム肉が大好きな昌賢さんが喜ばれ、わたし達夫婦も大絶賛した仔羊のローストです!そもそもうちの旦那様はラム肉がかなり苦手な分野に入るのですが、このラムには食感、火入れ加減、臭みのなさに感動していました!それもそのはず、尾上さんがこの仔羊の鞍下肉を事前に自家菜園の様々なハーブとの組み合わせにより、細心の注意を払って下処理をされた後、最良の火入れと休ませ方を見計らっての絶妙なタイミングで生まれた料理なのです。箸休め的な付け合せの菊芋や、根パセリのほっこりとする美味しさと、仔羊の弾力と旨味を噛み締める毎の味わいに、ついついワインが進みます。少々癖はあるものの、その癖を最大限に活かし、高い栄養価と豊富なミネラル分を持ちヘルシーな仔羊をこのように美味しく料理してくださるのは大変嬉しいですね♪

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「フォンダンショコラとグラスバニーユ」

しっとりと滑らかな生地の中から、とろ~っととろけ出てくるチョコレートが堪らないフォンダンショコラです。バニラのアイスと共にいただきます♪

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「ドメーヌ・ミシュロ ブルゴーニュ・ブラン 2009」フランス シャルドネ

ムルソー・ヴィラージュのアペラシオンとの境にあるこの区画は、粘土石灰質で下層土は砂利のみの土壌で構成され、ヴィラージュや1級のアペラシオンと同様に耕作され、醸造や熟成に関しても、ヴィラージュや1級ワインと同様に行われています。香り高く、かっちりとした綺麗なミネラルと酸が感じられます。キレの良い酸と凛とした味わいで食事の〆を飾るには良いスッキリさを楽しめるシャルドネです♪

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「コーヒー」

フルコースを出し終えた尾上さんを交えて楽しい談義を過ごすことができました。北区に院を2店舗構える昌賢さんが、「北区がもっともっと盛り上がるように!」と企画してくれた今回の会。熟練の業を織り成す尾上シェフと若手でこれからの未来を切り開いていかねばならない中西シェフとの対談も含め、とても勉強になる有意義な時間を過ごせたのではないかと思います。リニューアルオープンされた連理さんは、ランチタイムもお勧めでしたが、今回ディナータイムの緩やかな贅沢な時間を味わってみて、夜の素晴しさも体感することができましたので、こちらも心底お勧めさせていただきます。コース設定は、下記のとおりです。昌賢さん、尾上さん美味しい料理とワインをご馳走様でした!そして中西くんファミリー、楽しい時間をありがとうございました♪

よるシェフのおもてなし
・オードブル、スープ、魚料理または肉料理、デザート、パン、コーヒー 3,800円(税別)
・オードブル、スープ、魚料理、肉料理、デザート、パン、コーヒー 5,000円(税別)
・オードブル2皿、スープ、魚料理、肉料理、デザート、パン、コーヒー 6,500円(税別)
・わが家のおすすめのコロニアルフレンチ(5皿それぞれの料理に合わせたお酒がそれぞれに付きます)スープ、デザート、コーヒー 12,000円(税別)
※アラカルト料理もあり、ご予算に応じてのコース料理または宴会料理も予約可能。

カフェ&レストラン 連理 レンリ
浜松市北区都田町8501-2 TEL:053-428-7000
営業時間:10:00~22:00 定休日:木曜日

浜松市北区都田町8501-2

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