台北市内より北へ8kmほど離れた郊外の
日本人学校やアメリカンスクールなどがある天母地区は、
外国人の在台者が多いエリアで閑静な住宅街となります。
その天母地区に台湾人の食通の友人である「楽人阿仙(通称:お仙さん)」が
今年の4/16にトルコやギリシャ式のコーヒーを楽しめるカフェ
「一步一步來/Kopi Ibrik(コピーイブリック)」をオープンさせたので足を運んで参りました♪
世界中を飛び回るコーヒーマイスターでありながら、料理人であり料理評論家でもあり、
世界民族音楽シーンに中近東楽器の王様である撥弦楽器のウード奏者でもある
お仙さんのカフェの名は「一步一步來/Kopi Ibrik(コピーイブリック)」と言い、
トルコやギリシャ式の美味しいスペシャルティコーヒーがいただけるワールドミュージックカフェとなります♪
今回もわたしたちはlade企画で【器と旅するシリーズ第2弾】として、
富山県にて活動されながら世界中で活躍する
二組の作家「Shimoo Design」の木製器と「Syouryu」の錫製器と共に旅しています!
台北初日では台湾をはじめ世界各国の食に精通しているお仙さんに作品を紹介し、
コラボレーションしていただきました!(謝謝!)
お仙さんはカフェオープンに向けて、
ターキッシュコーヒーの資格「STC」を取得されています♪
「Lomi Tasha(ロミ・タシャ)」エチオピア
エチオピアの希少豆である「Lomi Tasha(ロミ・タシャ)」を淹れていただきます♪
焙煎されたコーヒー豆をハンドミルで挽いていきます。
トルコ式のコーヒーは、銅または真鍮製の長い柄が付いた柄杓型の小鍋を
「Ibrik(イブリック)」といいます。
その器具を用いて、「Ibrik(イブリック)」の中に
パウダー状に挽いた珈琲豆と水を入れ、弱火にかけてゆっくりと熱を加えていきます。
「ターキッシュコーヒー」とも呼ばれ、中近東などで飲用されているスタイルがトルコ式コーヒーです。
独特な味わいの神秘的なコーヒーに魅了されたお仙さんが、
「ターキッシュコーヒー」の魅力を語ってくれました♪
泡が吹いて、溢れる寸前の沸騰間際になったタイミングで火から降ろし、
同じ動作を繰り返したら濃厚なトルコ式コーヒーの完成です♪
お次は、ギリシャ式コーヒーの淹れ方です!
こちらにも「Ibrik(イブリック)」を用いて、150度もの熱を発する砂の中で作り上げるギリシャ式コーヒー。
砂の上に手をかざすともの凄い熱気が伝わってきます!
ギリシャ式コーヒーのオリジナルの淹れ方をアレンジし、お仙さんの淹れ方でスペシャルティコーヒーの希少豆である
「Columbia Pink bourbon(コロンビア・ピンク・ブルボン)」を淹れてくれます!
沸騰したコーヒーをペーパードリッパーで濾して完成です!
「一步一步來/Kopi Ibrik(コピーイブリック)」の「Ibrik(イブリック)」
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「Syouryu」の「すずがみ(11cm)」
「一步一步來/Kopi Ibrik(コピーイブリック)」の「鯖魚三明治(サバサンド)」200TWD(日本円:約720円)
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「Shimoo Design」の「浮様オーバル」
トルコ名物の「鯖魚三明治(サバサンド)」もパンから自家製でバットポットを作っており、
サフランのアイオリソースとの相性も良くとてもお勧めです♪
「一步一步來/Kopi Ibrik(コピーイブリック)」の「Lomi Tasha(ロミ・タシャ)」時価、
「果仁酥餅(バクラバ)」100TWD(日本円:約360円)
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「Shimoo Design」の「浮様・丸盆」、「Syouryu」の「すずがみ」
スペシャルティコーヒーの「Lomi Tasha(ロミ・タシャ)」と
トルコ名物のスイーツ「果仁酥餅(Baklava:バクラバ)」をお仙さんのアイディアで
「Shimoo Design」の「浮様シリーズ」に「Syouryu」の「すずがみ」を乗せてワンプレートセットにしました!
日本製の昭和初期のコーヒーカップや中近東の「Ibrik(イブリック)」に
日本は富山の作家作品との面白い組み合わせの誕生です。
木の持つ自然の力と個性溢れる錫製の器にお仙さんも興味津々です♪
Baklava(バクラバ)というトルコの有名なスイーツは、ミルフィーユのように見えますが、
こちらは薄い生地を一枚一枚を重ねて40層の厚みを出しています。
上にピスタチオ、中にはアーモンドと胡桃、ローズウォーターを生地に練り込んでおり、
オーブンは160度設定で50分焼き上げ、最後にシロップをかけたら完成です!
層の間に生クリームを挟んでからいただきます。
ナッツの香りが香ばしく、サクサクとクリスピーな生地に、
しっとり滑らかな生クリームの優しい甘味との相性が最高に美味しいです♪
トルコ式コーヒーは、上澄みだけを飲み干した後に
カップの下に沈んだ粉を逆さにし、その粉の出方で「コーヒー占い」をすることができます♪
カップの底に残っている粉の様子で占うという、楽しいコーヒーです♪
常連のお客様がいらっしゃると、カウンター越しにコーヒーについて語り合うこともあり、
コーヒー繋がりで不思議なご縁が生まれます♪
常連のお客様が持参された珈琲豆を試飲させてもらうなど、
お仙さんを通じてお客様同士でのコミュニケーションも取りやすい空間です♪
自由なスタイルでカフェを切り盛りされるお仙さんは、
撥弦楽器のウード奏者を抱え、アラブ系ミュージックを演奏を披露してくれました!
日本人のウード奏者である常味裕司さんが、うちの旦那様にソックリとのことでプロフィールをチェック!
侍のように束ねたヘアスタイルだけはソックリでした(笑)
こちらはお仙さんの友人である林浥聖(Yi sheng Lin)通称:Easonとの
共同経営カフェになるとのことで、親友のEasonを紹介していただきました!
Easonとわたしは、11/9の誕生日(蠍座)でB型の血液型も同じでビックリなご縁でした!(笑)
最後に3人でTambourineを叩きながら記念撮影!
「一步一步來/Kopi Ibrik(コピーイブリック)」は、緩やかな民族系のBGMが心地良く流れ、
オーナー2人が演奏する中近東の打楽器や絃楽器の生演奏が楽しめる
素敵なカフェでお勧めです♪