高雄屈指の観光名所とされる人気スポット「蓮池潭」一帯をぐるり散策

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高雄屈指の観光名所として有名な湖「蓮池潭」。
色鮮やかな龍と虎が口を大きく開き待ち受けているこちらの「龍虎塔」を、
台湾のガイドブックで一度は見掛けたことがある方も多いはず!
風水でも龍虎塔は「パワースポット」と言われており、開運効果があるとされ、大変人気のスポットとなります。
龍虎塔は7層建てとなり、仏家の七級浮屠を表しています。
龍虎塔の入口までの桟橋はクネクネと蛇のように曲がっていますが、
この形状にもきちんと意味があり、直進しかできない悪魔を寄せ付けないための魔除けなのだとか。
高雄は、台北駅(Taipei Station)より台湾高速鉄道で最短90分となるため、
日帰りでも楽しめる観光地として人気です。
左営駅(Zuoying Station)からは、車でおよそ10分程度で到着します♪

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の口は「入口」、虎の口は「出口」となるため、お間違えのないように!
台湾では最も善良な動物を「」とし、その逆が「」だと信じられています。
龍の口から入り、虎の口から出ることにより、
自分のこれまでの悪戯が清められ、災いも消えて無くなり、福が訪れると信じられています。
入口を間違えないように「矢印」で記された案内板まで出ております。
Chateau de Chine Kaohsiung(シャトードシン高雄)翰品酒店高雄」の
Marketing & Public Relationsの許以玟(Sarah Hsu)
フロントスタッフのEvelyn Chiung-Yi Huangに案内していただきましょう♪

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の口の入口から入ると、緩やかな階段が続き、両サイドには色鮮やかな陶器でできた壁が迫り、
中国での親孝行の模範とされている「二十四孝」や、
罪人が死後地獄へ行き10人の閻魔王から受ける審判と罰刑の図が描かれており、
中国独特の空気感が訪れます。

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塔の中央に螺旋階段があり、こちらから七層建ての塔を上ります♪

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天井にも見事な施しが成され、思わず目を奪われてしまいますが、
足元には十分にお気を付けください!
現在、最上階の侵入は禁止されており、5階まで上がれます。
螺旋階段は5階までで100段となるため、ゆっくり休憩を取りながらお進みください♪

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螺旋階段を上り切ると、湖がスカッと360℃見渡せ、心地良い眺めが広がります。
蓮池潭は、周囲約5km、水域面積は約75ヘクタールと左営区内最大の淡水湖となります。
かつて、池の中には沢山の蓮の花が植えられており、
夏の暑い時期になると湖には蓮の花が満開となったことから「蓮花潭」とも呼ばれていたそうです♪

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湖の奥には、桟橋の先にポツリと佇む3層建て中国式東屋の「五里亭」が伺えます♪

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の塔を降りて、の塔へ辿り着く頃には、足腰がかなりパンパン状態に(笑)
実際に、の塔へ上がる方は少ないとお聞きしました。
わたしたちも「ほぼ同じ景色ですよね?」と弱気な発言をし、こちらの塔は断念。
いえいえ、決して同じ景色ではありませんので、
体力に自身のある方は是非虎の塔にもチャレンジしてください♪

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の口には「十二賢人」や、
天国の極楽生活を代表する玉皇大帝の三十六宮将図が描かれており、こちらも色鮮やかです。
の口から出ることで清められた身体で幸先良いスタートとなります♪

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龍虎塔の目の前には「慈済宮」があります。
こちらは1719年建立となり、およそ300年近くの歴史があり、保生大帝という医者の神を祀っておられます。
廟は元々別の場所にありましたが、
日本統治時代に左営軍港建設にあたり移転を余儀なくされ、1959年に現在の蓮地路に移って来ました。
こちらの御神籤は一風変わっており、医者の神様なだけに、「薬籤」という名の「処方箋」の御神籤となり、
処方箋や病気の今後の状況が記されていることで有名です♪

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蓮池潭に1953年建立された「春秋閣」には武聖、関羽を祀っております♪

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春秋閣には「春閣」と「秋閣」のふたつの塔が立ち並び、その間には騎龍観音像があり、
その昔、観音菩薩が雲の間から龍に乗って現れ、
信者にその姿の像を現在の位置に建てるよう命じたという伝説が言い伝えられています。
こちらもの口が入口となっております♪

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春秋閣の目の前には「啓明堂」があります。
こちらは1899年建立となり、当時は「明徳堂」でしたが、1903年に「啓明堂」と名を改め、
武聖、関羽を祀っております♪

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蓮池潭に浮かぶ道教の神「北極玄天上帝」を祀る「元帝廟北極亭」。

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北極玄天上帝」の像の高さは22mあり、
水上神像としては東南アジア最大級と言われています。
右手に七星宝剣をも持ち、
左足では蛇と亀を踏み付け、雄々しい姿を見せています♪

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北極玄天上帝」の像の下には建物の入口があります。
柱、天井ひとつとっても精巧な細工が施されており、目にも鮮やかです♪

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元帝廟北極亭」の御神籤を引いてみることにしました!
コイン投入口に10TWD(日本円:約36円)を入れてみると、廟の中の人形が動き出します♪

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御神籤を取出口から受け取ると、カバーが巻かれているため、
取出口の横にある杭に差し込み、カバーを取り除き、御神籤を開きましょう。
御神籤に書かれた漢字4文字を頼りに、設置されている解説本を読み取りましょう。
旅の始まりということもあり、「出外」について読んでみると、
一路春風」と嬉しい言葉がありました♪

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蓮池潭の湖畔沿いには台湾最大級の「孔子廟」があります。
こちらは「大成門」から観た「櫺星門」です。
廟内は広々としており、緑に囲まれとても気持ちの良いエリアです♪

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大成門」をくぐり抜けると本殿にあたる「大成殿」となりますが、
門ひとつとっても、台南の「孔子廟」と比べるとサイズ感の違いがわかります♪

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本殿にあたる「大成殿」には、孔子と四配、十二哲の牌位が祀られています。
紀元前551年に生まれ、儒教の基礎となる思想を作り上げた孔子。
台湾をはじめ中華文化圏では「学問の神」として広く信仰されています♪

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大成殿に祀られた孔子の牌位の上には「萬古綱常」と書かれた扁額が架けられており、
萬古綱常とは、中国浙江省杭州の岳飛祠に記された「三字蒙冤、千秋湛血。一生忠勇、萬古綱常。」に由来し、
「世間の倫理や道理は、万年にわたり不変である」という意味を持ちます。
天井には、人力車が描かれた木製ランタンが吊るされており、
天井中央には龍が描かれており、良く覗き込んでみると顔付きがとてもお茶目です。
大成殿は広々と静寂に包まれており、人気のない廟内はとても厳かな空気が漂います♪

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こちらは1974年に建立ですが、2013年に改修工事をされたばかりで、
隅々までが色鮮やかな孔子廟となります。
蓮池潭」に訪れるほとんどの観光客は、こちらの孔子廟にまで足を運ばれないのか、
とても静かで長閑な心地良い空気が流れており、
ゆったりとした時間が過ごせます♪

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