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日本料理「龍吟」が台北進出!「祥雲龍吟」至極の哲学料理とティーペアリング

2015/10/10

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台北市中山区の大直地区に、同地区初の高級飲食店ビル「赫士盟大樓」が2014年9月末にオープン。
ミシュランガイド」で3つ星評価を得た六本木の日本料理「龍吟」の台湾1号店「祥雲龍吟」をはじめ、
5店舗のレストランがこのビル内に進出し、
このエリア一帯は、内湖科学園区がある他、近年は高級住宅が相次いで建設されており、
富裕層の消費力が期待され、大いに話題を呼んでいます。

赫士盟大樓は、香港を拠点に中台で海外飲食店ブランドの代理展開を手掛ける「赫士盟グループ」の本部を兼ねており、
セメント大手である「嘉新水泥股份有限公司」との合弁事業として建設。
投資額は、15億台湾元(約50億円)を折半出資。
地上5階、地下3階建ての延べ床面積はおよそ1,000坪。
内装は、日本やデンマーク、パリなどの世界的に有名な建築会社が手掛けられています。

1階には英誌「レストランマガジン」が主催する投票イベント「アジアのベスト・レストラン50」の2015年度で5位にランクインした
シンガポールの仏料理店「Restaurant André レストラン・アンドレ」の江振誠 André Chiangシェフの監修する
レストラン「RAW ロウ」が店を構え、予約困難とされるこちらも今回伺えるという奇跡が起きています!
2~3階は赫士盟グループのブランドが占め、
2階に日本のラーメン店「ラーメン凪」とアメリカンカジュアルレストラン「Chili’s Grill & Bar チリズ・グリル&バー」が、
3階にはステーキ店「RUTH’S CHRIS STEAK HOUSE ルース・クリス ステーキハウス」が入店しており、
そして5階には、この日伺う「祥雲龍吟」があります!

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東京・六本木に店を構えるミシュランガイド3つ星獲得の日本料理店「龍吟」は、
香港に続き2店舗目となる海外出店とし、2014年11月1日に台北市内に支店「祥雲龍吟」をオープン。
台湾でミシュランクラスの日本料理店の出店はこれが初となります。
メニューは、12品からなる6500TWD(日本円にしておよそ24,050円)の1コースのみ。
(別途サービス料10%・個室利用15%)
台湾各地の特産品を素材とした台湾店独自の懐石料理を提供し、
山本征治シェフの片腕とされる稗田良平シェフが祥雲龍吟料理長として腕を振るいます。
ドレスコードはセミフォーマルを推奨されており、Tシャツやハーフパンツ、男性サンダルなどでの入店は不可で、
男性は、襟付きシャツにジャケットが望ましく、GパンもNG。
女性は、香水など過度に強い香りを放つものには注意が必要です。
9歳以下のお子様の入店はできませんので、事前に確認を取るなどしご注意ください。

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祥雲龍吟」では、コース料理に台湾の食材を使用し、東京、香港とはメニューが異なります。
営業は夜のみとされています。

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アプローチには龍の置物。
富貴吉祥の象徴とされ、邪気を払うとされる龍。
観音様の使いとして宝珠を携え、幸運や財運を授けるともいわれており、
風水の必須アイテムでもある龍の置物を置くと、気の流れが良くなるといわれています♪

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静寂さが押し寄せるような厳かな佇まい、
行灯の灯火がほのかに足元を照らし、石畳のアプローチが続きます。

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待合室

和モダンでスッキリとスタイリッシュな趣を見せる待合室。

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ワインセラーには、ワインのみならず日本酒の銘酒がズラリ。
100種類を超える厳選されたワインと、30種類以上の希少な日本酒が用意されています。
待合室のカウンター席では、食前酒などを楽しまれるゲストもおります♪

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待合室のモニターには、
NHK「プロフェッショナル~仕事の流儀~」の山本征治シェフの回が流されていました。
未だご覧になったことがない方は是非、観てください!
料理とは理(ことわり)を料(はか)ること
その想いに真摯に向き合い、先人たちが生み出してきた日本料理の伝統と
新たな進化を遂げる革命の中で葛藤する山本征治シェフの熱き魂が見えてきます!
料理人ってこういう人のことをいうのだと思います。

プロフェッショナル~仕事の流儀~第189回 山本征治

山本征治 プロフィール
1970年、香川県生まれ。1993年、徳島の料亭「青柳」 に入社。
虎ノ門「青柳」、晴海「BASARA」料理長、日本料理「小山」など青柳グループで勤務。
2003年東京・六本木に「日本料理 龍吟」を開店。
「ミシュランガイド 東京・横浜・湘南2012」以来、3年連続でミシュラン三ツ星を獲得。
国内のみならず、香港と台湾に海外支店を展開。
「2015世界のベストレストラン50」では日本料理で最高の29位、同アジア版では第4位に選ばれている。

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ウェルカムドリンク「碧螺春」

碧螺春(へきらしゅん)は、中国の緑茶で中国十大銘茶の1つでもあります。
茶葉の形状が、他の緑茶に見られない白い産毛を持ち、螺旋形という特徴を持ち、
この白い産毛が多いほど、風味が高いと言われています。
その碧螺春を、キンッと冷えた冷茶で提供してくださいました。
ふんわりを良い香りが立ち込め、味わいは、日本茶と比べて苦味は少なく、
繊細な甘みを持つ上品な緑茶です♪

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店内の内装は日本人建築家が行い、食器もすべて日本の名工による作品を採用されています。
落ち着いた色合いをベースに用意された座席数は36席と
店舗比率に対して優雅な配置となり、
個室は1部屋のみ設けられており、6~8名で予約を受け入れられています♪

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封書に納められたお品書き。
台湾の国土を描いたオリジナル切手に「祥雲龍吟」と記し、
数字の1が施されており、台湾でトップになるという意気込みかとお見受けしておりましたら、
オープンして1年という意味合いが御座います」とのこと。
そして、貼付したオリジナル切手に郵趣マニアには堪らないオリジナルの記念押印で
訪れた日付を刻印し封をするというユニークな演出。
中には、「祥雲龍吟 極致料理」とし、
シンプルに日本語と中国語で食材などを記載しており、12品のお品書きが揃います。
メニュー冒頭にそれぞれ温・冷と記し、温かい料理と冷製料理を分かりやすくしてあり、
お品書きからその料理の想像を膨らませるのも、また愉しみの1つでもあります。
スタッフには、日本語を話せる方が3名ほどおりますので、言語の問題もありません♪

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わたし達のテーブルは、キャプテンを務められるNicole Chenさんが担当。
京都が大好きなNicoleさんは、とても流暢な日本語で対応してくださいます!(讃!)
スレンダーな彼女の接客は、初来店のわたし達の緊張をほぐすかのように、
とても細やかな気配りを施してくださいました(謝謝♪)

東京・六本木の「龍吟」では、
13種類以上のオリジナリティー溢れる水出し茶の「オリジナルTEA」が開発されており、
そのオリジナルTEAとコース料理とのティーペアリングが大変話題を呼んでいます。
こちら台湾支店の「祥雲龍吟」でも、台湾茶をベースとしたオリジナルTEAを開発され、
やはりティーペアリングのメニューを確立されているというのです!
食事中にワインを嗜まれる方と同じように、お茶を食中茶として愉しむ方の姿があってほしい。
そんな想いから山本征治シェフは2011年より、龍吟ソムリエチームと構想を練って、そのプロジェクトを立ち上げています。
先日、丁度京都の「祇園MAVO」でいただいたフレンチに合わせる日本茶
tea pairing aya / 彩」のメニューに感銘を受けたわたし達は、
迷わず、こちらのティーペアリングも体験してみることにしました。
もちろん、アルコールをお飲みになりたい方のために、ソムリエがセレクトするワインペアリングも御座います♪

「祥雲龍吟TEAペアリング」1,100TWD(日本円にしておよそ4,070円)
「祥雲龍吟WINEペアリング」2,600TWD(日本円にしておよそ9,620円)

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「白泡-HAKUHO-」

最初の一杯をシャンパーニュで乾杯される方と同じように
スパークリングTEAで楽しんでいただきたいという想いから開発された白泡は、
台湾茶の白毫烏龍茶(東方美人茶)を水出しし、スパークリングに仕立てています。
オリジナルTEAは全てキッチンで作られ、その都度ボトリングされています。
そしてグラスは全て「RIEDEL リーデル」のグラスを使用。
東方美人茶は、ウンカと呼ばれる小さな昆虫が茶の若芽にもたらす恩恵により、
果実や蜜に例えられる芳醇で甘い香りを持つのが特徴で、
シャンパーニュの香りに似ていることから開発の道を辿ります。
香りはほのかに甘くも凛とした味わいで、
料理に寄り添いながらも主張すぎることなく味わえる一杯です♪

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温 「丸豆腐」

すっぽんから仕上げた出汁と身から仕上げた玉子豆腐に
天津葱と香ばしく粉末状にした葱で生姜風味に仕上げた前菜。
葱の香ばしい香りの中に、
上品で丸みのある柔らかい味わいのとろみを利かせた出汁に絡めていただく玉子豆腐はほっこりと味わえ、
喉と身体をぽかぽかと温めるかのように、後から生姜の効果が現れます。
胃にすとんと入り、食欲を上手くそそる一品です♪

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「青雲-SEIUN-」

淡い淡い若草色をしており、どこかハーブのような清々しい味わいで、
まるで雨上がりの森林を歩いているかのようなイメージを醸し出す青雲は、
烏龍茶の一種である文山包種茶の水出しで提供。
味わいは、台湾茶でありながらも雰囲気はスッキリとした白ワインのように楽しめます♪

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冷 「オクラと車海老 キャビア」

サッと炙った台湾の貴隆(ジーロン)で漁れた車海老にキャビアで程好い塩気を添えて、
台湾オクラ、キクラゲ、大根、生姜、紫蘇芽と花と共に味わいます。
阿里山のレモンのソースでさっぱりといただきます。
車海老の身の締まり、上品な甘みと旨みが濃厚ですが、
オクラのシャキシャキとした食感とレモンの酸味が爽やかな風味を生み出します♪

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温 「桜海老煎餅 ウニ」

炭の上に添えられた一品は、
手でそのままいただけるのですが、手に持った瞬間、その温かさに驚きます。
生雲丹が乗っている=冷たいという印象を持ってしまったのですが、お品書きには温の文字。
じんわりと心地好い温かさで提供してくれており、桜海老の香ばしい香りが立ち込めます。
静岡の桜海老をカリカリに仕上げた煎餅の上に、
北海道のボタン海老とムラサキウニ、ひまわりの芽を添えています。
とろんととろける雲丹の風味が口中に広がると同時に、
ボタン海老の甘みと桜海老の香ばしさが感じられ、
サクサクと軽快な音を立てる煎餅の食感が堪りません♪

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とても可愛らしいスタッフのJoyce Shihさんとは、事前にfacebookでコンタクトを蜜に取り、
今回予約の流れから、他のレストラン情報など台湾のホットな情報をいろいろ教えていただいておりました(謝謝♪)
日本語も話せる彼女の経歴は面白く、
中山の「The Okura Prestige Taipei オークラ プレステージ台北」で働かれていた経験もあれば、
高校教師をされていたこともあるというのです!(驚)
今は、こちらの素晴らしい日本料理に惚れ込んで日々お勤めされているのだそうです。
そして、10月中旬にこちらを退職され、10月末より日本に1年語学留学されるとのこと!
また日本でお逢いできる日を楽しみにしています♪

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温 「引き立て一番出汁 赤ムツと蒸し鮑」

龍吟を代表する料理の1つでもある一番出汁。
一番出汁に注がれる情熱とこだわりは止めど無く、日本料理の真骨頂でもあります。
本枯れ節をその日用いる分だけを、通常市販されている削り節より少々厚めに削り、
昆布出汁の中をくぐらせた際に浮いてこないような重量で臨み、本気の一番出汁を取り出されています。
お椀を開けると日本の木の芽の香りと上品なお出汁の香りが立ち込め、
炭火でサッと炙った台湾の赤ムツとワカメの中には南アフリカの蒸し鮑、円盤のような台湾の大きな胡瓜の上に白髪葱を添えて。
思わず顔がほころぶ美味しさとはまさにこのこと。
ほろほろと身がほぐれる赤ムツも、柔らかく蒸された鮑も、名脇役を務め、
澄んだその一番出汁が主役となっています♪

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「露華-ROKA-」

不思議なことに海苔のような香りのする露華は、
京都「一保堂茶舗」の玉露を水出しし、お造りに合わせて提供されます。
茶畑に覆いをかけ、直射日光をさえぎることで生まれる玉露は、
豊かで奥行きのある海苔の香り、まろやかで上品な甘味と旨味を感じます♪

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冷 「台湾近海の幸 中トロ、伊勢海老、アオリイカ、ハタ」

わたし達は、今回も日本から富山の友人で陶芸作家である「釋永岳 Gaku Shakunaga」くんの器を持参していたため、
こちらの稗田良平シェフにも「器と旅するシリーズ」と題して、彼の作品である「漆黒シリーズ」と「年輪シリーズ」を紹介し、
祥雲龍吟」の料理とコラボレーションしていただき、
今回は、「年輪シリーズ」をお造りで表現してくださいました!(感謝感激♪)
厳選された海の幸として、およそ100kgの大間の中トロ、
マグロ以外は全て台湾近海の幸となり、
ポンフーで漁れた伊勢海老、アオリイカ、ハタ、海ぶどう、生海苔、海藻、大根に紫蘇を巻いた輪飾りが盛り込まれ、
中央にパールのように輝く鮑の殻が添えられており、煌きを放っています。
隠し包丁の手間を惜しまず施されているため、脂の多い中トロも醤油にスッと馴染みやすくなっています。
アオリイカは少量の塩を振ってあるのでそのままいただき、
伊勢海老には生海苔を添えていただくようお勧めされました。
まさか台湾でこのような鮮度溢れるお造りがいただけるとは夢にも思わず、
ひと切れひと切れ噛み締めながら、その甘味と旨味を味わうことができました♪

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「特製醤油」と「ちり酢」

お造りを特製醤油、または、
大根おろしとポン酢を合わせたさっぱりとしたちり酢のどちらかお好みでいただきます。
白身は断然ちり酢でいただくのが美味しいですね♪

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「金龍-KINRYU-」

焼き物に合わせますのは、桃の香りを匂わせる金龍
台湾でもよく好まれる金萓烏龍茶を水出しし提供。
ほのかに香る桃の香りがフレッシュ感を思わせ、
茶葉特有の性質で、温度が上がるほどにクリーミーでミルキーな濃厚且つリッチな味わいを楽しめ、
2度に渡って愉しみ方が味わえる不思議なお茶です♪

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温 「金目鯛香煎焼 イチジク田楽」

龍吟オリジナルの玉味噌に白胡麻をまぶした金目鯛に
松の実のローストを添えたイチジクの田楽焼きを交互に食してほしいとお勧めされました。
低温調理された後、炭火で火入れされた金目鯛は、その食感、香り、甘み共に滋味深い味わいを感じ、
胡麻の香ばしさを忘れぬ内に、ねっとり、こっくりとしたイチジク田楽を頬張ると、
えも言われぬ未知の味わいが口中一杯に広がります!
平たくいうと、美味し過ぎるのです(笑)
やはり哲学に基づき生み出される料理は、その進化と共に常に驚きと感動を授けてくれます♪

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温 「地瓜葉と海瓜子の蒸し物 青柚子の香り」

地瓜葉とはさつま芋の葉で、台湾ではよく食されており、海瓜子は浅利のことです。
こちらは青柚子の香りを纏わせてあっさりと蒸し物でいただきます。
さつま芋の葉は、火を入れることでモロヘイヤやツルムラサキのような食感に似ており、
少しぬめりや粘りを感じとても美味しく、肉厚で弾力溢れる浅利によく合います♪

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「美江-BIKOH-」

肉料理に合わせて赤ワインのイメージで開発された美紅
スパークリングTEAの白泡でも用いた
白毫烏龍茶(東方美人茶)を自家乾燥させたビーツと共に水出しで抽出してあり、
色彩豊かな紅色で見た目も艶やかです。
魅惑的な香りに加え、ほのかに蜜の味を漂わせながらも味わいは重くなく、
肉料理の力強さにも引けを取らない印象を放っています♪

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温 「小鳩のわら焼き土佐仕立て 馬告」

炭火で焼き上げた小鳩を藁で炙って提供。
添えられた藁の施しも素敵ですが、香ばしく立ち込める香りで食欲がグンと湧き上がる一品です!
美しいロゼカラー、最高の火入れ状態!
味わいは2種用意され、手前はシンプルに塩味、奥は馬告です。
馬告とは、中国では正式名を「山蒼樹」と呼び、
別名「山胡椒」などといい、台湾原住民が用いる香辛料で、ピリッとした刺激が癖になる味わい!
台湾の筍に合わせていただきます。
こちらの料理には「釋永岳 Gaku Shakunaga」くんの「漆黒シリーズ シャーレ」をリバーシブルで用いてくださいました!
漆黒シリーズがリバーシブルで使える器だとはお伝えしていなかったのですが、
後程、稗田良平シェフに伺うと、率直に「裏の質感が好みだったので」とのこと。
その器の持つ特質を瞬時に読み取り、起用してくださる機転の良さが素晴らしいですね!(讃!)
以前、龍吟のWEBサイトにてスタッフ資料として作成さ­れている、
料理VTRのコレクションを拝見した際に「野鴨の炙り焼2012」のVTRでも、
1つの素材へと注がれる情熱と技術と哲学に、
思わず画面に食い入るように時間を忘れ、魅了され、いつか味わえたならと願った夢が叶った瞬間です。
今回は野鴨ではなく小鳩でしたが、過去に味わったどの小鳩よりも味わい深く、
食の素晴らしさと奥深さを感じられ、
この食事の終わりを迎えるのが心寂しく思えてしまうほどでした♪

「日本料理 龍吟」料理VTRのコレクション
http://www.nihonryori-ryugin.com/en/movie/

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「蓮露」

御食事前のお口直し的な一品は、台湾の果実の「蓮霧(レンブ)」。
蓮霧(英名:ワックスアップル)を生姜ジュースにレモン、少量の砂糖で漬けたものです。
タイでは「チョンプー」といい、南国ではよく見かけるフルーツです。
英名に「アップル」と付くように、あっさりとした林檎のようですが、果実はそれほど甘くなく、
大きな特徴としては、シャリシャリとした果肉の食感がまるで梨を食べているかのような、さっぱりとしたフルーツです。
そちらの蓮霧(英名:ワックスアップル)をガリをいただくかのようなイメージで、漬けにされており、
御食事前に口中をさっぱりとさせることができます♪

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「ほうじ茶」

御食事に合わせて、ほうじ茶をいただきます。
焙煎の香ばしさ、あっさりとした味わいで、一旦、口中をリセットできます♪

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御食事では、台湾の花蟹の「釜炊き」が出て参りました!
良い香り、良い顔をした炊き上がりに思わず頬がほころびます♪

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温 「釜炊き 花蟹と葱醤油ご飯」

台湾の葱と日本の醤油で作られた葱醤油で味付けし、
台湾の秋の味覚とされる花蟹をたっぷりと用いた釜炊き。
お米は、程好いもっちり感と弾力を持ち合わせた台湾のコシヒカリを使用。
米粒がしっかりとして良い顔立ちをしています。
花蟹とは、日本では「シマイシガニ」と呼ばれる、相模湾以南で穫れるワタリガニの一種。
葱の香りと醤油の香ばしさが立ち込め、
花蟹の旨味が染み渡る上品な炊き込みご飯です♪

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「香の物」

浅漬けではないものの、食感も程好く残し、見事な漬かり具合の瓜に、
透き通るように美しいカンピョウの昆布の漬物にシラスを添えて。
この漬物だけでもご飯が思わず進んでしまう絶妙な味わい!
決して塩は打ち過ぎておらず、身体を労わるかのように、優しく、品のある漬物です♪

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「汁物」

伊勢海老の頭から取れた出汁で作る赤出汁は、湯葉を浮かべて。
ベースの旨味が身体中に染み渡る美味しさ。
全体的にどの料理も塩加減の塩梅が流石としか言い様がありません♪

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「客家擂茶」

デザートに合わせての擂茶(レイチャ)。
台湾では、台湾人(ホーローラン)や先住民、漢民族の他に、客家人が住んでおり、
客家の人たちが、その昔農作業に勤しんでいた時代に簡単に栄養を補えるようにと考えたのが「擂茶」です。
また、客人には擂茶でもてなすのが、客家の伝統とされ、
このおもてなしの風習は、現在でもお年寄りの間に残っているそうです。
栄養補給や滋養にもってこいの擂茶は三國時代から愛飲されており、
素朴で勤勉、倹約家として知られる客家人の伝統的な文化に触れることができるのです♪

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冷 温 「パッションフルーツキャンディー」

龍吟2005年から創り続けているスペシャリテでもある季節の果実を模した飴シリーズで、
台湾バージョンとしてパッションフルーツを再構築したキャンディーです。
-196℃~+99℃の温度差を楽しめるオリジナルデザート!
こちらも龍吟のWEBサイトにてスタッフ資料として作成さ­れている、
料理VTRのコレクション「苺アメ2011」をとても興味深く拝見しておりました!
丸ごと1個のよく冷えたパッションフルーツが出てきたかのような驚きと、
繊細さと芸術性を兼ね備えたスペシャルな作品です♪

「日本料理 龍吟」料理VTRのコレクション
http://www.nihonryori-ryugin.com/en/movie/

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目の前に出されたパッションフルーツを模したキャンディーに
温かいフルーツソースをかけて完成させます♪

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パッションフルーツ、パパイヤ、桃などのフルーツを用いた温かいソースです♪

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割ってしまうのは申し訳ないほどの完成度ですが、
パッションフルーツのキャンディーは、スプーンでパリパリと割ると、
中からパッションフルーツのアイスパウダーが出て参ります!

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その上に温かいフルーツソースをたっぷりとかけて、
あまり混ぜ過ぎないように、飴の食感と温度差を楽しむ至極のデザート♪

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温 「焼ワラビ餅」

和歌山の天然のわらび粉から作られた
自家製のわらび餅の中には京都の大納言を忍ばせ、焼き上げています。
わらび餅を焼いて食べたことありますか!?
おそらく、わたし達は初の試みです。
こちらのわらび餅には、きなこではなく、台湾の擂茶の粉末を添えて、甘塩っぱさを楽しみます。
食べる直前に和三盆のこっくりとした黒蜜をかけて完成させるデザート。
食す前は、器の中のその大きさに、
最後のデザートにしては少々重すぎるかな?と心配してしまいましたが、
そのもっちりとした食感と焼き上げた香ばしさが広がり、
一口頬張ると、胃袋を刺激し、
あっと言う間に平らげてしまいました!(笑)
贅沢な余韻が重なり合い、幸せな気分に浸りながら、最後のお薄をいただきます♪

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温 「お薄」

〆のお薄。
薄茶をよく泡立てており、裏千家の点前です。
背筋がピンと伸びる瞬間。
お抹茶の茶碗は、手にしっくりと馴染む京都の楽焼でいただきます♪

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台湾で「祥雲龍吟」を堪能した夜。
この日の数日後に東京・六本木より山本征治シェフが10名ほどのスタッフを率いて、
こちらの支店で腕を振る舞われるイベントが控えていると伺いました。
山本征治シェフに直接お逢いできないのは残念ですが、
次回は東京本店にも足を運びたいと思います♪

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祥雲龍吟 料理長 稗田良平 RYOUHEI HIEDA

帰る際に、挨拶に出向いてくださった稗田良平シェフ。
写真で優しい顔立ちをお見かけしていたものの、
ご本人は、そのイメージを遥かに上回るほどの好青年!
スタッフからも「シェフは本当に優しい人です」と言われているのにも思わず納得。
コミュニケーションが取れたのは、ほんの僅かな時間ではありましたが、
そのお顔が全てを物語っているようでした♪

稗田良平シェフの苗字は大変珍しく、生まれ育ったのは長崎県壱岐の島。
壱岐は古事記の神話で冒頭の方に登場する神聖なる島で、
神社の数がとても多いことでも知られており、パワースポットとしても有名です。
一説によると邪馬台国発祥の地ではないかとも言われています。
古事記の編纂者達とされている「稗田阿礼」は、
壱岐の天手長男神社の「稗田」という地で生まれたという説もあり、
稗田シェフの先祖は、古事記の編纂者達なのかもしれません(驚)

そんな壱岐で育った稗田シェフは、
19歳で京都「祇園なかがわ」で見習いとして働き始め、
基本的な日本料理の知識と伝統的な技術を取得されます。
2005年、福岡で昔ながらの製法で塩を作り出す「またいちの塩」に興味を抱き、
工房とったん」が運営する「ごはん屋 イタル」で働き、
直接地元の農家から届く新鮮な農産物や食材、
そして伝統的な調味料の素晴らしさ大切さを学ばれます。
2008年に山本征治シェフの日本料理に対する想いに感銘を受け「龍吟」で働き始め、
素材の持つ最高のポテンシャルを引き出す調理法を習得されていきます。
2013年には、さらに彼の知識とスキルを広げるために、サンフランシスコに渡米し、
ミシュラン3つ星の「Benu」と「Manresa」でフランス料理を学び、
2014年に日本へ帰国し、その実力を評価され、
台北の「祥雲龍吟」料理長として任命され現在に至ります。

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祥雲龍吟お土産

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花蟹の釜炊き

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最高級の東方美人茶自家製プリン

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最後に稗田良平シェフを囲んで、
キャプテンのNicole ChenさんとJoyce Shihさんと一緒に記念撮影。

今回、台北取材旅行にて「祥雲龍吟」へ訪れたことは、
わたし達にとって、とても意味深い出来事となりました。
日本料理の最高峰とも言われる「龍吟」。
その支店にて、日本の料理人の志の高さと技術力、そして日本料理を誇りに思う気持ちがより大きなものに。

料理とは理を料ること

その言葉を素直に受け止めるに相応しい料理がここに存在します。

Healing cuisine by Japan in Taiwan

その料理が訴えかけてくる日本の素晴らしさと日本の尊さを、
わたし達は台湾で再認識できたのです。

わたし達はこのWEBマガジンladeを通じて、わたし達が体験し得た「情報」を配信することで、
人と人とをつなげ、あらゆるものを共有化しています。
本来「情報」とは、それらを通して何らかの知識が得られることを意味しますが、
自らが知識を得るだけではなく、その知識をアウトプットし、共有化することが重要だと考えています。

情報とは情を報いること

わたし達はこれからも価値ある情報を配信し続けていこうと思います。
稗田シェフ、「祥雲龍吟」のスタッフの皆様、ありがとうございました!

祥雲龍吟
住所:台北市中山區樂群三路301號5樓
TEL:02-8501-5808(完全予約制)
営業時間:18:00~21:30(L.O)
定休日:月曜・祝日
http://www.nihonryori-ryugin.com.tw/

台北市中山區樂群三路301號5樓

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