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死にゆく町とも称される天空の町「チヴィタ・ディ・ヴァニョレッジョ」ののどかな風景

2014/03/19

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約300年前の地震で周囲が陥没し、その後も雨風により浸食され続けており、いずれはこの町も消えてしまうと言われていることから死にゆく町(伊:il paese che muore)と称される「チヴィタ・ディ・ヴァニョレッジョ(伊:Civita di Bagnoregio)」。中世の歴史がそのまま残る町オルヴィエートと同じくして切り立った崖の上の丘上都市となり、1200年代の町がそのまま存在しています。ジブリ映画の天空の城ラピュタのモデルと噂されることもあるその景観は、まさに現代から取り残された中世物語の世界観を感じ取ることができる不思議な魅力の町。日本では、まだ観光地としてあまりメジャーではなく、ツアー会社でもこちらを訪れるスケジュールはそうそうに無いようですが、2012年6月9日に公開された映画「ホタルノヒカリ」で女優・綾瀬はるかさん演じる干物女と新郎役の藤木直人さんの新婚旅行の撮影でローマを訪れた時に、こちらチヴィタディヴァニョレッジョもロケ地として使用されたことから、日本でも少しずつメディアに取り上げられるようになっています。今回、わたし達夫婦がイタリア旅行のこのツアーに決定したのも、日程表にこの町が組まれていたから!要するに、今回の旅で最も楽しみにしていた場所でもあるのです♪

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チヴィタディヴァニョレッジョに向かうには、その手前の町ヴァニョレッジョでシャトルバスに乗車しなければなりません。道路が細いため、観光バスは手前の町で通行止めとなるようです。このシャトルバスに移動し出発です!

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シャトルバスのドライバーさん。座席は全員分はないため、ご年配の方々に譲り立ち乗りです。1番前の見晴らしの良い場所で街並みの景色も楽しみながら進みます♪

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シャトルバスが1台通れるほどの細道をドライバーさんが慣れた手付きで運転し、5分ほど走らせると、見えてきました!大自然の中にぽっかりと浮かぶように見える町!まさしく天空の町という表現にピッタリな町が!この崖の上の町周辺を雲が厚く覆い隠すと、本当に天空に浮かんだ町のように見えるそうです!崖上の古城のようにも見えますが、とても小さな町がそこに存在しています!この光景を目の当たりにすると、なかなか心が躍ってしまいますね♪

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多くの観光客が押しかける様になったため、入場料を取るようになったそうです。こちらの小屋でチケットを購入します。

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チケットはこちら。1人€1.5(日本円でおよそ210円ほど)の入場料を支払うことで、ゴミ処理、トイレや道などの整備や維持費として当てられるのでしょう。

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ラツィオ州の北部、ウンブリア州との州境に位置し、イタリアでも人気の避暑地ボルセーナ湖の東に隣接するに小さな町。町のたもとまではシャトルバスで行けますが、そこからは300m以上の細く長い上り坂の橋が唯一の通行路となっており、通常の四輪車は通れないほどの幅のため、徒歩またはバイクか自転車の手段しかありません。(一般の自動車の通行は禁止されており、特別に小さな貨物用車両があるようです)観光で行かれるならば、服装や靴などは歩きやすい格好がベストです。イタリアの夏の日差しは強く、帽子や日焼け対策が必要で、冬は寒い町となるため防寒対策をしっかりとすることがお勧めです♪

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橋からは大自然の緑豊かな景色が楽しめ、花咲く時期は、それはそれは美しい眺めとのこと。ゆっくりと歩いて徒歩5分程度の距離ですが、この橋を渡らなければ町へ行くことができないという、この秘境めいた不便さが、さらなる期待を胸に膨らませてしまいます♪

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最後に少々キツイ坂を上り町の入り口に到着します。

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すると門番のような小さな黒猫が出迎えてくれました。

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このトンネルを抜けると小さな町が広がります。生活には不便な土地のため、観光施設や店舗の従事者を除いたこの町の住人はわずか20人足らずです。その住民たちが静かに暮らしていると聞きました。しかし、歴史保存状態、美観、自然との調和、住民数などの厳しい審査をクリアし「イタリアで一番美しい村」に認定されて以来は、イタリア人をはじめ、各国から観光客が集うようになっているそうです。町の中には、2008年のアルベルトシローニ監督のテレビ映画「ピノッキオ」で「ジェッベットじいさん」の家としてロケで使われた建物も見られるそうですよ♪

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観光客も増えたことから、様々な施設も修復されたり、手を加えるようになっているそうですが、中世の雰囲気を残した町の中心地には、ロマネスク様式のサン・ドナート教会が佇み、優しい聖母マリア様が見守ってくれています♪

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数こそ少ないのですが、町にはトラットリアやバール、お土産屋などの観光客向けの施設も整えられてきています。中には、2500年前の洞窟がレストランになっている場所もあるのだそうです!こちらは「Bar la Piazzetta(バール ラ ピアツェッタ)」はレストランバーで、地元名産のワインを数多く提供しています。このエリアの名産品のオリーブオイルやソーセージ料理、チーズを使ったスローフードが楽しめるそうです♪

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オープンテーブルでは、昔ながらの素朴な家が並び、中世を思わせる町並みの景色を楽しみながら食事をいただくことができ、ゆったりとした時間が流れています♪

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こちらはお土産屋さん。入り口には、おじいさんが静かに座って店番をされています。「Buongiorno(ブォンジョルノ)」と元気良く声をかけたら、”覗いていきなさい”と言わんばかりに地下に通じる階段を指差しました。大人1人が通れるほどの小さな細い石階段を、木の手すりを頼りに下ると、そこには地下洞窟が!ひんやりとした空気、何とも言えない世界がそこにありました!

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チヴィタディヴァニョレッジョの魅力のひとつでもある、猫さんたち。とても穏やかな顔付きの子ばかりで、愛されてのびのびと暮らしているのが手に取るように伝わります♪

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日向ぼっこしながら、ごろんと横になりお腹見せている人懐こい猫さんが多いです(笑)

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家の庭の緑溢れる石の上で、幸せそうに眠る猫さん。代われるものなら代わってしまいたいくらいです♪

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町の中をほんの数分も歩けば、すぐに町の突き当たりにぶつかります。そこからの眺めがまた素晴らしく、そよ風が心地良いです♪

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鋭く切り立った高い崖の上に存在し、いずれは自然に消滅してしまうといわれている町。斜面の地層を見ると、崩れやすい堆積層のようで、この町の危うさを実感させられてしまい、どこか心寂しい気持ちにもなります。

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そんな死にゆく町と称されたチヴィタディヴァニョレッジョの町で、For RENT(賃貸)の貼紙を目にしました。不便とはいえ、のどかで平和な不思議な町並みの魅力に憑かれ、観光客を相手に商売でも始めてしまいたくなる衝動が走り、いまだに後ろ髪惹かれる想いが(笑)

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住人の方々は、観光客に「我が家を見て行ってくださいな♪」と気軽に声掛けをしてくれることもあるようです。もし、覗かせてもらった場合は、謝礼としてチップをお渡しすると良いとガイドさんに教えられました。残念ながら、この日はそのような住人の方にお会いすることはなかったのですが、またゆっくりと訪れてみたいなと思います♪

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古き時代の建物には、長く巻かれた蔦の葉やねじれた枝や木々が多く、1つ1つがまるでアートのよう。

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どこも開放的で民家以外は自由に出入りが可能のようです。素敵なお庭(?)のような場所にベンチが置かれていたので、一息つかさせてもらいました。時間が止まってしまっているかのように錯覚を覚える空間で、この町の中で一番のお気に入りの場所となりました♪

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町を出て、帰りの下り坂の道中も、買い物袋を提げた住人らしきおばさんにご挨拶。別れを惜しみながらも、そこにはとても温かい空気が流れているのです。この美しい町の風景と和やかな空気がこれからも永く長く続くことを願うばかりです。

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観光バスに乗り込み、ツアーの一路は、およそ135kmほど走らせてローマへ向かいます。

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ガイドの杉ちゃんこと杉野智昭さんのガイドアナウンスでは、観光した場所ごとの歴史やその背景にある逸話を面白い小話を交えながら優しい口調で語ってくれます。天候に恵まれ、ぽかぽか陽気に眠気が襲う中ではありながらも、しばし耳を傾け聞き入っていると、自身のガイド実体験を参考に、先輩ガイドさんのアドバイスを付け加えたり、様々な資料を集め、レポート用紙にまとめた内容を読み上げたり、オリジナリティ溢れる感想を述べたりと、経験豊かなガイドさんならではの本領をバスの中でも発揮していました♪

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イタリアらしくどこまでも続く葡萄畑やオリーブの木が見られる景色。

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牛や馬が放牧されている、広大でのどかな風景を最後に。次回は、ローマのピッツェリアランチの紹介です♪


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