「ひまわり食堂」で富山にイタリア旋風を巻き起こす若きシェフの野望と絶品イタリアン

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富山の中央通り出口、いたち川にある延命地蔵尊がある石倉町に、イタリアと東京の各所で修業を積んできた若きシェフ田中穂積さん(38歳)が全国区で通用するイタリアンを展開し、故郷の富山にて一旗あげたいと、2013年5月にオープンされたばかりの「ひまわり食堂」さん。先日伺ったイタリアンの「ワイニスタ」オーナーソムリエの松谷さんにこちらのお店を紹介していただきました♪

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店内は、シンプルに白壁と木ですっきりとした空間。入店して目の前に飛び込んでくるのは、整理され綺麗に掃除された広々としたキッチン。ガラス越しに眺めることができます。カウンター席4席、キッチン奥手には、テーブル席が10席。営業は、夜のみと強気の姿勢で望む穂積さん。それだけにわたし達夫婦の期待も大きく、この日はオーナーシェフ穂積さんにおまかせコースをお願いすることにしました♪

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こちらが奥のテーブル席です。ワインセラーの横には、穂積シェフ自身が、気に入ったお肉が入ると熟成させるために保管するという、肉の熟成庫があります。これは、メインのお肉が期待できます。メニュー構成は、前菜からパスタ、メイン、デザートなどすべてアラカルトでオーダーでき、コペルト代は300円です。

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「スパークリングワイン」 700円 まずはすっきりとした辛口の泡で乾杯し、喉を潤します♪

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カウンター席の右頭上にオススメメニューボードがあります。どれも美味しそうですが、穂積シェフ曰く、”うちでは炭火を使った料理を楽しんでください”とのこと、楽しみです♪

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こちらが田中穂積シェフ。顔出しNGとのことですが、この写真はOKをもらいました。宣材用に使えそうなぐらい料理に真剣に向き合う表情の良い写真です(笑)穂積シェフは、20代の頃は、バックパッカーで世界各国を渡り歩き、さまざまな国の料理に触れ、そして北イタリアで味わったイタリアンに興味を持ち料理人の道へ進みます。その後、東京各所の有名店で10年ほど修業されて富山に戻り、現在があるそうです。お話を伺っていると、穂積シェフもB型ということが判明。最近、B型率高過ぎます(笑)

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「ゼッポリーネ・ブラック」 500円

イカ墨のゼッポリーネ。香り良し、塩の塩梅良し、揚げ方カリッと中はもっちりの食感良しの三拍子揃ったゼッポリーネ。卵のように見立てた演出が可愛いですね♪

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「白えび・きゅうり・大麦のサラダ」 1,400円

富山といえば白えび。白えびのコクと甘みを贅沢に、胡瓜のシャキシャキとした食感と大麦の甘みと香りが漂い、もちもちとした食感が面白くさっぱりとしたヘルシーなサラダ。絶品です♪

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「自家製パン」

セモリナ粉と全粒粉を使用したパーネシチリアーノ。こちらは、イタリアはシチリアのパンで、穂積シェフが1番好きなパンだそうです。香り、弾力、食感、水分量、塩加減、甘み、何をとっても文句なしの1品で料理に良合います♪

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「MAZZOLINO ’11 camara シャルドネ」 イタリア 白 3,500円

ブドウ品種は、ピノ・ネーロ種、シャルドネ種、リーズリング種、ソーヴィニョン・ブラン種マッツォリーノのスタンダードタイプの白ワインです。薄く緑がかった黄金色でフルーティーな香り、爽やか且つ瑞々しい味わいで、ミネラル感も楽しめます。アペルティーヴォ、アンティパスト、魚をベースにした料理との相性が良いでしょう♪

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「野菜の炭火焼き」 1,600円

ピュアホワイト(白とうもろこし)、万願寺唐辛子、黄ズッキーニ、茄子、チコリ、赤、緑ピーマン、ぺコロス(プチオニオン)と、旬の野菜がずらりと並び。炭火でじっくりと野菜の甘みを存分に引き出す最良の調理法でしょう。香ばしさとジューシーな甘みが最高です♪

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「アニョロッティ・ダル・プリン」 1,800円

ピエモンテ州の郷土料理の1つ。ラビオリの一種で成形する時に両端をつまん(=plinプリン)で作ります。こちらはウサギの肉を使用し、ソースにも肉の旨味を移したブロードで仕上げています。淡白なウサギですが、甘みと旨味が凝縮されており、ぺろりと平らげてしまいました♪

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「子羊のラグーソース ピチ」 1,400円

ピチ(ピーチ)とは、トスカーナ地方のシエナ市周辺の名物パスタです。パスタというと粉と卵で練ったものが普通かも知れませんが、このパスタは粉と水で練るうどんのようなパスタです。粉に水と少しの塩を加えよく練り、少し休ませた後、一本一本手で伸ばして麺状にしていきますが、とっても手間がかかるパスタです。もっちりとした歯応えで、濃厚な子羊のラグーソースにとても良く合います♪

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「MONTE SECONDO ’11 ROSSO TOSCANO サンジョベージェ・カナイオーロ」イタリア 赤 4,200円

品種は、サンジョヴェーゼ80%、カナイオーロ20%。ジューシーで豊かな果実味、タンニンが穏やかで程好い酸味。そして旨味が綺麗に溶け込んでおり、中身はキャンティクラシコですが手軽な価格を実現するためロッソトスカーナになっています♪

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「馬肉の炭火焼き ヒレ」 3,200円

お肉は、豚、和牛、馬肉とある中で、穂積シェフは、迷わず馬肉を提供してくれました。この色合い、焼き加減を見ただけで美味しさを写真がすべて物語っています。馬肉の中でも、最も柔らかく脂肪を抑えた上質なヒレの部分だけを贅沢に炭火焼きしています。肉質は、きめ細かく驚くほど柔らかで、色は濃く艶やかな赤色。味はあっさりとしながらも奥深い甘みが感じられます。この味わいが富山でいただけるなら、もう他を探す必要がないくらい最高のメインです♪

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「自家製ニューサマーオレンジのリキュール」 600円

食後に、自家製リモンチェッロ。静岡県産のニューサマーオレンジを使用されているということで嬉しくなり、オーダーしました。こちらのリモンチェッロは、95度のスピリッツをベースに作られているので、飲み易い味わいですが、調子づいていると危険なアルコール度数です(笑)チェイサーを一緒に嗜みましょう♪

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「黒糖のクレームブリュレ」 400円

〆にデザートは黒糖のクレームブリュレを。まろやかな黒糖のコクと甘みが広がり、とろけるほどに滑らかなクレームブリュレ。バーナーでキャラメリゼされたカリカリ食感と一緒に楽しめます♪

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「PACINA VINSANTO」1,000円

デザートに合わせてイタリアの食後酒を。ヴィンサントとは、”聖なるワイン”と呼ばれ、トスカーナ地方の代表的な食後酒のこと。干し葡萄から作られており、程良い甘さで〆の余韻を楽しめるデザートワインです。穂積シェフのおまかせコースで絶品料理を味わえほろ酔い気分。あまりの美味しさに嬉しくなり翌日の予約も入れてしまいました(笑)それでは、また♪

ひまわり食堂
富山県富山市石倉町1-30 1F TEL:076-482-6091
営業時間:18:00~24:00 定休日:日曜日

富山県富山市石倉町1-30

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