
緑深い湯河原、若草山山中に佇む湯河原温泉旅館「石葉」さん。湯河原でお世話になる旅館といえばこちらです。

木造りの落ち着いた温もり溢れる佇まい。大きな暖簾をくぐり、気持ちの良い応対でコンシェルジュのお出迎え。

玄関入口を上がり、さり気なく置かれたお土産品。石葉さん自家製のオリジナル佃煮や、石葉セレクトのお取り寄せの南高梅やジャム、地元作家さんたちの粋な器や木のスプーンなど、実際に石葉さんで提供されているものを置かれています。

ウェイティングルーム。こちらの若旦那の小松さんの趣味趣向が伺える書籍の数々。B&Oの奏でる音も楽しめます♪

窓の外に見える小さな中庭景色も手入れがなされています。

今回のお部屋は「翠」10畳1間のこじんまりとしたお部屋ですが、2人でしたら十分な空間です。友人夫妻は「桜」の間へ。

縁側に降り立てば、小庭を楽しめ、緩やかな時が流れます。

お部屋の活ける花1つ取っても、決して派手な演出はせず、あくまでも自生のものや周辺の自然を活かしたさり気ない配慮がなされています。

銅の洗面台。魅せ方、アメニティなどを仕舞う小物入れの使い方が粋。

天井の張りは、昔ながらの数奇屋建築や茶室の天井を参考に網代天井に。

デンマークのB&Oのオーディオやスピーカーに始まり、こちらにもB&Oの受話器。

仲居さんがキンと冷えた「明日葉茶」と「うぐいす団子」を用意してくれました。友人夫妻と一緒に慰安のひととき。

夕食の席までまだ少し時間に余裕があるので、浴衣片手に大風呂へ。

草履に履き替え、一旦外へ。

離れにある通路を上り廊下を進み

殿方湯と婦人湯で暫しそれぞれの安らぎの時を。

山間が見渡せる脱衣場。

夕暮れと朝陽を独り占めできる贅沢なロッキングチェア。

内湯。

露天風呂。木々に囲まれ空を仰ぎ、サラサラの温泉で泉質がナトリウム一塩化、アルカリ性、低張性、高温泉でお肌はしっとりつるつるに生まれ変わります♪

ウッドデッキのテラスでは、この絶景を満喫できます。

別荘時代の建物を生かし、3部屋からスタートした石葉さん。周辺の自然を上手く活用し取り入れた設計で少しずつ増築され、今では9部屋の旅館になりました。

旅館の味わいも然ることながら、こちらの腕の見せ所は、ミシュラン二つ星を獲得した自然豊かな湯河原の恵みの食の数々です。お次は、夕の懐石料理をご紹介します。いつもなら部屋食ですが、今回は友人夫妻と一緒に食事を囲むということで、別部屋を用意していただきました。食事中には、既に部屋に寝具が用意されており、快適な睡眠を誘います♪
石葉
神奈川県足柄下郡湯河原町宮上749-59 TEL:0465-62-3808
http://www.sekiyou.com/

 
																				