「伊勢神宮」の参拝は、昔からの習わしで、“外宮先祭(げくうせんさい)”という言葉があり、祭典の順序に習い、外宮から内宮の順に参拝する回り方がおすすめされています。外宮回りは、表参道火除橋→せんぐう館・勾玉池→手水舎→第一鳥居→第二鳥居→神楽殿→古殿地→正宮→三つ石→亀石→風宮→土宮→多賀宮→(神楽殿に戻り)→忌火屋殿(いみびやでん)→北御門鳥居→火除橋→北御門と順に回ると約60分ほどを要します。
こちらは、伊勢神宮内宮の鳥居で、全長101.8mとなる檜の橋「宇治橋」を渡れば内宮です。内宮回りは、宇治橋の鳥居→宇治橋→神苑→手水舎→五十鈴川御手洗場→正宮→御稲御倉→忌火屋殿→外幣殿→荒祭宮→神楽殿・五丈殿→(橋)→風日祈宮(かざひのみのみや)→(橋を渡り神楽殿に戻る)→参集殿→宇治橋→宇治橋の鳥居と順に回ると、こちらも約60分ほどかかります。
宇治橋は「右側通行」と書かれており、外宮は反対の左側通行。
緑濃き初夏の「宇治橋」からの景色。
伊勢神宮(外宮・内宮)の近くには、外宮・内宮の別宮や猿田彦神社があり、すべてを回るには、移動時間を含めると5〜6時間ほどかかるため、食べ歩きの2〜3時間も含めれば、まさに1日がかりの参拝となることでしょう。伊勢神宮への犬の同伴は禁止されているため、私たちは今回、参拝は断念し、食べ歩きをメインに訪れました。愛犬連れでも参拝を望む方は、伊勢神宮の入り口付近の一時的にペットを預けることができる「衛士見張所」や、内宮付近にある有料ペットホテルを利用しましょう。
おはらい町通りからの脇道を降りると、「五十鈴川(いすずがわ)」の河川敷へと続きます。
「新橋」
神路山・島路山を源として内宮神域を流れる、伊勢湾に注ぐ全長約20kmの河川「五十鈴川」。河川敷には、舗装された遊歩道があり、愛犬との散策にもおすすめです。
「新橋」側から望む風景は、溢れる人で賑わう「おかげ横丁」正面入口。
「五十鈴川」の清らかな流れと緑溢れる風景は、人混みに当たり疲れた身体に、そっと癒しを与えてくれます。
内宮に祀られている天照大神(あまてらすおおみかみ)の祠を伊勢に遷したとされる倭姫命(やまとひめのみこと)が、御裳の裾をすすいだと伝えられることから、御裳濯川(みもすそがわ)とも呼ばれる「五十鈴川」。
内宮の五十鈴川御手洗場から続く下流だけに、美しい清流に身を任せ、優雅に泳ぐ鯉の姿もあり、神聖な雰囲気が流れます。
食べ歩き中、ずっとペットカートに乗せていた愛犬ショコラを下ろして、暫し散策を楽しみ、伊勢のパワースポットを満喫。
今回、おはらい町通りからおかげ横丁への食べ歩きに向かうために利用した駐車場は、猿田彦神社前の「宇治浦田町交差点」から北に上った一般個人宅の駐車場へ停車。こちらは、土日祝は1日1,500円、平日1日500円で停めれる場所になります。伊勢神宮周辺の駐車場は満車率が高いこともあり、おはらい町通りを北側から出向く方におすすめの駐車場となります。
伊勢神宮
https://www.isejingu.or.jp/