熱海誕生日旅行⑨「古屋旅館」厳選素材を用いた季節毎の旬を味わう本格的な京風懐石

創業1806年と200余年の歴史を誇る熱海温泉「古屋旅館」では、料理長を務められる宮崎県出身の種田和義(Kazuyoshi Taneda)さんが全国からの厳選素材を用いて、和にこだわりつつも新しい発想を取り入れて古屋旅館ならではのオリジナル京風懐石料理を提供されています!

創業当時より朝・夕の御食事はお部屋食で提供されており、指定した御食事の開始30分前になると仲居さんが食事の準備を始められます。この日の御食事は18時からとなり、17時半から準備スタートです!

卓上にセッティングされていく様子を眺めながら、シャンパーニュ「ラ・コリーヌ・アンスピレ/ジャック・ラセーニュ (Jacques Lassaigne La Colline Inspiree)」で乾杯するも既に食事前に1本空けてしまいました!

先付や前菜が並び始め、右手にはおしぼりと古屋旅館の名が記された手拭いが用意されており、こちらは持ち帰ることができます。さて、準備は万端!お献立を拝見しながら一連の流れを想像すると、胃袋が待ち遠しいと唸ります!

「食前酒」
自家製梅酒と静岡産ほうじ茶の食前酒

食前酒に梅酒をいただく機会は多いものの、ほうじ茶との組み合わせは新鮮です!梅酒をほうじ茶で割った食前酒は酸味優しく、梅の風味爽やかに、そして鼻に抜けるほうじ茶の香ばしさと相まり、食欲を掻き立ててくれる一杯!

「先付」
丹那の牛乳を使った胡麻豆腐

先付で心を奪われるとはまさにこのこと!一口で虜になるねっとりとした食感に、濃厚な牛乳で伸ばした風味豊かな胡麻豆腐は、擦り胡麻のみで作られた濃厚な胡麻だれとのバランスも良く、絶品です!

「前菜」
秋刀魚寿し、河豚煮こごり、銀杏、むかご松葉串、南瓜いちょう、
自家製唐墨、フォアグラ最中、柿玉子、ひじき素麺松葉、松笠慈姑、
干無花果団栗、木ノ葉のし鳥、大豆団子胡麻酢掛け、干柿白酢

柿の器や、松ぼっくりに模したクワイに、栗に見立てた干し無花果、柿色に染まる卵黄、松葉に仕立てたひじき素麺の揚げ物、紅葉仕立ての飾り切り大根など、秋の装いを目でも舌でも楽しめる前菜の数々は、丁寧な手仕事の細やかさと味わい深さを堪能!

「吸物」
菊花糁薯、大黒しめじ、ヤーコン、紅芯大根、もろ胡瓜、柚子

透き通るほどに塩味優しい品のあるお出汁に、出汁の旨味が沁み渡る菊花糁薯、旨味溢れる滋味深い大黒しめじ、うっすらと羽衣のような大根を纏って。

「お造り」
本日のお造り

薄くスライスされた赤大根の上に添えられた本日のお造りは、鱸、本鮪の中トロ、アオリイカ、金目鯛の四種です!

身の締まったスズキ、美しい本鮪の中トロ、弾力のあるアオリイカ、甘味ある金目鯛に花穂紫蘇や紅たでが添えられ、もみじやイチョウに飾り切りされた人参や南瓜を彩りに。

お造りには山葵や醤油など6種が添えられ、お勧めの組み合わせやお好みの組み合わせでいただけるスタイル!

先ずは、王道の「伊豆のわさび+土佐しょうゆ」、「伊豆大島の自然海塩+オリーブオイル専門店CREA TABLEさんのExVオリーブオイル」、「青とうがらし+ポン酢」とお勧めとなる上下の基本の組み合わせからいただきましょう!シンプルに魚の味わいを楽しむなら海塩も良いですが、辛いもの好きな私たちは変化球の青とうがらしの組み合わせもお気に入りです!

「焚合せ」
里芋、蛸小倉煮、紅葉麩、針人参、振り柚子

ほっこりとする焚合せは、ねっとりとした里芋に、小豆と煮ることで柔らかく色艶良く仕上がった煮蛸。

「中皿」
黒毛和牛朴葉焼、椎茸、蕪、白こんにゃく

火の入り具合を見定めて蓋を取り、頃合い良く温まった特製味噌を添えていただく肉汁溢れる一品!

「お凌」
鰻とトリュフの茶碗蒸し

トリュフの香りが立ち込める茶碗蒸しは、少々甘めの味わいに仕上がっており、ふわとろの鰻入り!

「強肴」
蕎麦の実寄せ、鮟肝、茄子、パイナップル、姫人参、ラレシ、
苺、おくら、柿、ドライオレンジ、キャビア、みかん酢ジュレ

さっぱりとした冷製仕立ての強肴で、一品ひとしなが箸休め的な存在に。

「焼物」
銀鯥西京焼き、相鴨ロース、酢取生姜、栗渋皮煮

焼物は西京味噌の上品な味わいが楽しめる銀鯥と噛むほどに味わいが楽しめる合鴨の二種。栗の渋皮煮には大きなブルーベリーが一粒添えられています。酢取生姜と赤蒟蒻を添えて。

御食事のご飯は土鍋で炊き上げた「きのこめし」がやって参りました!土鍋蓋を開けると、あまりの良い香りに釣られて、思わずショコラも覗き込み仲居さんにおねだり中!(笑)

「御食事」
きのこめし(白米に加えもち米を使用)

「御食事」
きのこめし、赤出汁、香の物

昆布だしと塩で炊き上げた土鍋ご飯は、きのこの芳醇な香りで箸が進む絶品飯!お好みでいただく後がけの黒胡椒との相性も抜群です!もち米が加えられていることにより、冷めても美味しいご飯となるため、一杯ずついただき、残りは「おにぎり」にしていただき、お夜食としていただきます!

「水菓子」
りんご、抹茶プリン、黒ごま蒟蒻

食感を残したりんごの蜜煮に、お好みで黒蜜を掛けていただく抹茶プリンと黒ごま蒟蒻。少量ずつではありますが、お腹は一杯!

順に運ばれてくる秋満載の献立に舌鼓しながらの御夕食。ショコラにも持参した手作りご飯をあげると綺麗に平らげてくれ、御満悦の様子!まるで自宅のように脚を伸ばしてリラックスしながら、一緒に秋の夜長を楽しみました!

古屋旅館
住所:静岡県熱海市東海岸町5-24
TEL:0557-81-0001
ペット同伴:可(※限定客室・条件付き)
駐車場:35台保有(無料)
https://atami-furuya.co.jp/

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