フレンチ「サンプルコムボンジュール」で事務所移転オープン祝いのディナー

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オーナーシェフ自らが浜松近郊の野菜が美味しいと気に入り、実家の大阪ではなく浜松の広沢でお店を出されたのは、2009年12月のこと。フレンチ界のピカソといわれる巨匠ピエール・ガニエール本店で修行されたシェフ川口幸太郎さん。白を基調にした清潔感溢れる内装に優しいグリーンのインテリアを施された空間で、素材を活かした繊細な味付けで女性客を魅了し、原価率が高くリーズナブルに美味しいコースを提供されているフレンチレストラン「Simple comme Bonjour サンプルコムボンジュール」さん。店名は「シンプルイズベスト」の意味を持ちます。駐車場は全部で5台確保されていますが、できれば乗り合わせで行かれると良いでしょう♪

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15名ほどが入れる店内ですが、極力1日に3組から4組といった予約状況でストップをかけられたり、予約時間をずらすことで、ひと組ひと組のお客様に丁寧なサービスが行き届くように配慮されているように思いますので、事前予約をオススメします。この日のディナーも予約のお客様でいっぱいでシェフの川口さんは仕込みと準備にバタバタのご様子。しかし可愛らしい奥様の応対がそんな空気を和ませるかのように穏やかで気持ちが良いです♪

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ディナーコースは、3,000円,4,500円とシェフのスペシャルコース6,500円(※3日前要予約)の3コースがございます。この日のディナーは、ladeの事務所移転オープン祝いとして4,500円のコースをオーダー♪

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「マルク ブレディフ エリタージュ ブリュット ロゼ」5,800円 フランス

お祝いということで、まずはロゼで乾杯!マルク・ブレディフ社は1893年エルネスト・ブレディフ氏によって創設され、この地で最も早く瓶内2次発酵製法を取り入れたクレマン・ド・ロワールを造り、革新的な生産者として知られています。1980年にパトリック・ラドゥセット男爵に引き継がれ、これまでの伝統に新たな技術を導入し飛躍的な発展を遂げました。ヴーヴレイに所有するカーヴは8世紀に端を発し、凝灰岩を掘った当時は穴居として使われていたところで、この地区で最も美しく広大なカーヴとして知られています。グラスには、きめ細やかな泡が立ちラズベリーやイチゴのような香りがありますが、スッキリとした味わいで飲み心地も爽やかです♪

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アミューズ「九重栗南瓜とフランス産栗のブルーテ 北海道産ボタン海老と紋甲烏賊を乗せて」

九重栗南瓜(くじゅうくりかぼちゃ)の特長は、なんといっても食べた時のホクホク感。数多い南瓜の種類の中で紛質感は一番です。身はやわらかく包丁がスッと入りカットが楽な南瓜で、先端のとんがり部分がまるで栗の形そのものであることから栗南瓜と称されています。甘い栗南瓜と栗の濃厚なソースに弾力ある紋甲烏賊の触感ととろけるボタン海老と違った食感が楽しめます♪

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「全粒粉のパンと栗粉のパン」

こちらのパンは本当に香りが良く、特に栗粉のパンはもっちり感とパンのしっとり感、さらに甘さも含めバランスが良いです♪

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前菜「軽く燻製した富士トラウトと錦糸鶏 温度卵とラタトュイユと共に」

上にチョコンとロマネスコ、そして葉野菜がたっぷりとサラダ仕立ての前菜です。燻製されたトラウト(ニジマス)は程好く脂があり、錦糸鶏は柔らかくしっとりとしています。そして温泉卵とラタトュイユがまろやかさを引き立てていました♪

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「シャブリ サンピエール」5,800円 フランス

繊細でありながらキリッとしたキレ味もあり、芳醇な香りで余韻を楽しむことができ魚料理に良く合います♪

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魚料理「太刀魚で巻いたタラバ蟹と帆立貝のムース 白ワインとレモンのソース」

太刀魚に巻かれた帆立貝のムースは、香り豊かなワインのソースとレモンの程好い酸味を纏ったさわやかなソースでいただきます。里芋、椎茸、オクラ、人参、小蕪などの野菜と共に♪

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「シャトー ラシューズ 2004」 4,500円 フランス

ボルドー・ポムロルの有名シャトー、シャトー・ボールガールの醸造担当であるヴァンサン・プリウー氏が醸造学校での友人ジャン・フランソワ・ロンタン氏と共に、自ら土壌を分析し、ブドウを植え替え、醸造を行なっているシャトー。ジロンドのカピアン村に位置しています。畑の良さから先の発展が楽しみなシャトーです。Challenge International du Vin France 2006 銀賞受賞。柔らかな果実味とこなれたタンニンと樽の風味が優しく調和し、口当たりは柔らかくまろやかな味わいです♪

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肉料理「豪州産子羊のロースのパイ包み焼き ジュのソース、蝦夷バイ貝とアサリ添えて」

オーストラリア産の子羊をうっすらとしたパイに包み焼いてあります。蝦夷バイ貝とアサリはゴルゴンゾーラのソースで和えて濃厚な味わいに。アクセントのゴーヤの苦味がかなりパンチ力ありました(笑)

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デザート「トンカ豆のブリュレ、キャラメルのクレーム ライチ香るヨーグルトのソルベ」

シナモンの香りが漂うデザート。ブリュレのねっとり感とキャラメルの滑らかさ、ヨーグルトのソルベの爽やかさがミックスされています♪

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「エスプレッソとカヌレ」

アミューズから前菜にはじまり、フルコースのボリュームが結構あり、お腹ははち切れんばかりの状態に。いつもならコーヒーをいただくところですが、今回はエスプレッソにしました。カヌレとの相性もバッチリです。久しく伺っていなかった相方に対し、シェフの川口さんが「体調を崩されていたと風の便りで聞いていましたよ」と。確かにしばらくぶりの来店となってしまいましたからね(笑)また伺います♪

Simple comme Bonjour サンプル コム ボンジュール
浜松市中区広沢3-25-12 花菱ビル1F TEL:053-522-9339
営業時間 11:30~15:00(L.O.14:00) 18:00~20:30 定休日:火曜日、第3水曜日

浜松市中区広沢3-25-12

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