東洋の真珠、白亜の貴婦人と称されるラッフルズホテルでシンガポールスリング

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シンガポールを代表するホテルRAFFLES SINGAPORE ラッフルズ・ホテル・シンガポールへ。シンガポールの文化遺産にも指定されているラッフルズ・ホテルは、1887年アルメニア人のサーキーズ兄弟によって建てられ、イギリス植民地時代の雰囲気を色濃く残す白亜のコロニアル建築で、シンガポールに数あるコロニアル様式の建築物の中でも一際目を惹く美しさです。シンガポールを訪れた多くの著名人たち、チャーリー・チャップリン、ジョセフ・コンラッド、ルドヤード・キプリングにも愛され、世界的に幅広い読者層を持つ、劇作家であり詩人でもあったサマセット・モームが”東洋の真珠”と称賛した言葉は有名です。日本では村上龍の小説”ラッフルズホテル”の舞台となったことでもご存知の方が多いのではないでしょうか。また、シンガポールのシグネイチャー・カクテル”シンガポール・スリング”は、こちらのホテル内のLONG BAR ロング・バーで生まれたのです♪

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今や、ラッフルズ・ドアマン・プラッシュ・トイとしてお土産の人形までもが存在する、ラッフルズ・ドアマンの人気は、ホテルの名物になるほど。植民地時代のイギリス軍の軍服をもとにデザインされたギープス&ホークスの真っ白な制服に身を包んだドアマンの姿は勇ましく、共に記念撮影を望まれる方も多いそうです♪

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ラッフルズ・ホテルには、厳選された40以上のショップ、16のレストラン&バーが揃います。豪華な建物や庭を散策しながら、ショッピングやグルメを楽しむことが可能です♪

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中庭にある噴水。この噴水がある中庭と1Fのアーケード下はビジター(訪問者)でも通れる場所となっています。こちらの建物1F部分には、ハイティーで有名なティフィン・ルームが入っており、ラッフルズの中でもっとも古い歴史をもつレストランでの静かなひとときを楽しむのもまた優雅な淑女の気分に浸れるでしょう♪

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トロピカルガーデンの揺れるヤシの木の下では、屋外でシーフードやアジアスタイルの料理などの食事が楽しめます。開放的な空間でリゾート気分が味わえますね♪

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こちらがLONG BAR ロング・バー。

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レトロなムードが漂う店内は、長い歴史を感じさせ、どこか居心地の良さを感じます。LONG BAR ロング・バーは、伝説的なカクテル、シンガポール・スリングの発祥地として有名です。1915年、シンガポールのラッフルズ・ホテルのバーテンダーであった、厳崇文(嚴崇文、Ngiam Tong Boon)が最初に作ったのが始まりで、シンガポール・スリングのSling スリングとは、ドイツ語のSchlingen(飲み込む)からきていると言われ、スピリッツに甘みと酸味を加えて水で割った飲み物。他にもジン・スリング、ウォッカ・スリングなどがあります。このシンガポール・スリングも、本来そのバリエーションの内の1つです。かつて人前でお酒を飲むことがはばかられていた女性のために、”フルーツジュースに見えるカクテルを”と考案された女性に優しいカクテルなのです♪

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「シンガポール・スリング 125th」S$28(日本円2,240円ほど)

こちらが当時のままのオリジナルのシンガポール・スリングです。レシピは下記の通り。思っていたよりも甘めで、お酒の弱い女性には飲みやすいカクテルでしょう。

ドライ・ジン(ビーフィーターのもの) 30 ml
チェリー・ブランデー(チェリー・ヒーリング) 15 ml
パイナップルジュース 120 ml
ライムジュース 15 ml
コアントロー(ホワイト・キュラソー) 7.5 ml
ベネディクティン 7.5 ml
グレナデン・シロップ 10 ml
アンゴスチュラ・ビターズ 1 Dash
飾り – パイナップルのスライスにチェリーを竹のピンで刺し、オリジナルグラスのふちに飾る。

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「シンガポール・スリング」S$14(日本円1,120円ほど)

こちらは、オリジナルのシンガポール・スリングを現代版にアレンジしたカクテルです。歴史あるオリジナルよりもアルコールは強めで、個人的な感想でいうと、断然こちらの方が美味しくお洒落です(笑)ただ、やはりオリジナルを飲んでからの方が気分的には正しいと思います♪

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片手で持つにはなかなかの長さのカクテルグラス。すっきりとした甘みとジンの爽やかさが夏の熱さを忘れさせてくれました♪

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おつまみのピーナツが大きな木箱にたっぷりと入り各テーブル毎に設置してあります。カウンターにも、2シート毎の感覚で置かれており好きなだけ食べれますが、ふと足元を見ると殻が床に散らばっているではありませんか!こんな格式あるバーで一体誰がこんな無作法を!?とお思いでしょうが、これがこのバーの流儀のようです(笑)ですが、日本人としては後に掃除する方のことを思うと、ついカウンターに殻入れがあったらいいな、と思うのでありました。

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バーでの優雅なひとときを満喫した後は、気になるショップLAICHAN ライチャンを覗いてみましょう♪

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”LAICHAN”のファッションデザイナーであるライチャン氏は、洗練されたデザイン感覚、品質に対するこだわりによって、国内のファッションシーンでは有名なファッションデザイナーであり、彼のブランドは名声を博しています。またライチャンの中国の伝統に沿ったチャイニーズ・ドレスはスタイルを良く見せることで知られており、彼は演劇と映画の衣装デザインも行なっているそうです。1991年より、彼の名を冠したブティック、ライチャンがこちらのラッフルズ・ホテルにショップを構えました。店員さんは、驚くことに日本人女性だったので、日本語がもちろん通じ、気になるドレスを何着も試着させてもらい、お気に入りの1着に巡り会うことができました。デザイナー当人のライチャン氏にも”似合ってる”とお褒めの言葉をいただき、調子に乗り購入です(笑)

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RAFFLES SINGAPORE ラッフルズ・ホテル・シンガポール
http://www.raffles.com/singapore/

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RAFFLES HOTEL

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